【報告】IHS愛媛研修に同行して——松山、今治、新居浜訪問報告
2024年9月16日から18日にかけて愛媛県松山市、今治市、新居浜市を訪問した。UTCPからは梶谷真司先生、上廣共生哲学講座特任助教の山田理絵さん、報告者の桑山が参加し、多文化共生・統合人間学プログラム(IHS)からは大学院前期過程の鈴木里奈さん、祁卉さん、張文渓さん、そして東京大学教養学部の研究生の劉欣然さんさんたが参加された。 続きを読む |
2024年9月16日から18日にかけて愛媛県松山市、今治市、新居浜市を訪問した。UTCPからは梶谷真司先生、上廣共生哲学講座特任助教の山田理絵さん、報告者の桑山が参加し、多文化共生・統合人間学プログラム(IHS)からは大学院前期過程の鈴木里奈さん、祁卉さん、張文渓さん、そして東京大学教養学部の研究生の劉欣然さんさんたが参加された。 続きを読む |
2024年9月16日から18日にかけて、IHS(多文化共生・統合人間学プログラム)の学生研修が愛媛県・松山市での研修が行われた。この研修はUTCPのセンター長であり、IHSのプログラムの教員でもいらっしゃる梶谷真司先生が主催された。IHSから3名の学生、総合文化研究科の研究生が1名参加し、UTCPから桑山裕喜子さんと報告者の山田が同行した。 続きを読む |
2024年9月30日、東京大学駒場キャンパスで「東大恋バナ交流会」を開催しました。このイベントでは、私、高島菜芭が制作したカードゲーム「サチヨと恋バナ」を使い、初対面の方々が楽しく会話を深めることを目指しました。20名の方々が参加してくださり、様々な恋バナで盛り上がりました。 続きを読む |
2024年度キックオフシンポジウム「共生の揺らぎPolyphony of Lives」第三部は、第一部登壇者の古戸勉氏(シブヤフォント・ラボ)と第二部登壇者の吉永明弘氏(法政大学人間環境学部)にディスカッションをしていただく形で始まった。 |
2024年7月28日日曜日、〈「幸福知」のためのアート・ワークショップ・シリーズ standART beyond〉の第二回となる、「今ここ・右脳と仲良くなる」が開催された。 続きを読む |
2024年3月15日から3月17日まで、UTCP梶谷先生とスタッフ(宮田晃碩さん、桑山裕喜子さん、山田理絵)で、鳥取県の智頭町を訪問した。 続きを読む |
2024年5月14日土曜日。 |
2024年5月14日土曜日、新緑の樹々がきらきらと日差しと戯れ、光る風がときおり頬を撫でては吹きすぎてゆく初夏の午後。駒場キャンパスの一角で、UTCPの新しいワークショップシリーズ、standART beyondの第一回が開催された。 続きを読む |
2024年3月26日(火)17:00-21:00、東京大学駒場キャンパス(18号館コラボレーションルーム2)とZoom配信にて、映像上映&トーク「ヤングムスリムの窓/哲学対話」が開催された。 続きを読む |
3月15日(金)から17日(日)にわたる智頭出張の2日目、私たちは午後からパン屋・カフェ・ホテルを営業している「タルマーリー」で開催された「第3回 耕読まちづくりカフェ」に参加した。UTCPからの参加者は梶谷真司先生、山田理絵さん、桑山裕喜子さん、そして報告者の宮田晃碩の四名である。斎藤幸平先生は体調不良のため現地でのご参加がかなわず、オンラインでご参加いただくこととなった。またその前の時間には「石谷家住宅」と、町中から車で10分あまり山へ入ったところにある「板井原集落」を見学させていただいた。 続きを読む |
2023 年 10 ⽉ 29 ⽇(⽇)13:30〜16:00、講演会「だますことの背景〜受け⼦・掛け⼦の実際の実際を⼿がかりに〜」が駒場Ⅰキャンパス 21KOMCEE West K303 にて開催された。話題提供者として道重さおり⽒(神⼾学院⼤学)、討論者として⼩林佳世⼦⽒(南⼭⼤学)、本⻄泰三⽒(関⻄⼤学)、髙野洋⼀⽒(松⼭刑務所)に登壇していただいた。 |
2023 年 10 ⽉ 29 ⽇(⽇)13:30〜16:00、講演会「だますことの背景〜受け⼦・掛け⼦の実際の実際を⼿がかりに〜」が駒場Ⅰキャンパス 21KOMCEE West K303 にて開催された。話題提供者として道重さおり⽒(神⼾学院⼤学)、討論者として⼩林佳世⼦⽒(南⼭⼤学)、本⻄泰三⽒(関⻄⼤学)、髙野洋⼀⽒(松⼭刑務所)に登壇していただいた。当日の内容を前半と後半に分けて報告する。 続きを読む |
年の瀬が迫る2023年12月17日にジブン×ジンブンは東京大学駒場キャンパスにて「サイエンスとジブンの交差点――気づく・深掘る・発見する――」というイベントを開催した。タイトルから分かるとおり、今回のイベントはサイエンスと自分との関わり方を参加者自身に見つけてもらうことを目的としたものである。 続きを読む |
プラスサイズモデル・エッセイストの吉野なおさんをゲストにお迎えし、UTCPシンポジウム「自由になりたい「わたし」×自由になれない「わたし」〜吉野なおさんと考える見た目、人間関係、社会」が、2023年11月19日(日)、駒場キャンパス18号館&Zoom配信で開催されました。 続きを読む |
富山氷見出張の最終日、富山県氷見市 IJU 応援センター・みらいエンジンのオフィスである、salon & office「まちのタマル場」の運営をしているスタッフの方からお話を伺った。 続きを読む |
【報告】富山氷見出張その2——食べる・作る・まとう 〜 フィッシュレザーの現在(前半)はこちらです。 続きを読む |
2023年7月23日(日)15:00〜17:00、UTCP主催のオンライン配信イベント『食べる・作る・まとう フィッシュレザーの現在』が開催された。ゲストとしてご登壇いただいたのは、富山県氷見市にあるフィッシュレザーブランド「tototo」の野口朋寿さん(株式会社シンクシー 代表)。企画はUTCP上廣共生哲学講座特任助教の山田理絵さん。UTCPスタッフが野口さんのアトリエにおうかがいしてお話をうかがい、その内容をオンラインで配信した。配信には10名ほどの方が参加された。 続きを読む |
2023年3月30日、UTCPのシリーズ企画「Second View」の第1回講演会が開催された。ご講演は「刑務所の現状と社会復帰支援」というタイトルで、松山刑務所(愛媛県松山市)の所長・髙野洋一氏にご講演いただいた。 |
2023年3月30日、UTCPのシリーズ企画「Second View」の第1回講演会が開催された。ご講演は「刑務所の現状と社会復帰支援」というタイトルで、松山刑務所(愛媛県松山市)の所長・髙野洋一氏にご講演いただいた。 |
2023年3月30日、UTCPのシリーズ企画「Second View」の第1回講演会が開催された。ご講演は「刑務所の現状と社会復帰支援」というタイトルで、松山刑務所(愛媛県松山市)の所長・髙野洋一氏にご講演いただいた。 |
2023年3月30日、UTCPのシリーズ企画「Second View」の第1回講演会が開催された。ご講演は「刑務所の現状と社会復帰支援」というタイトルで、松山刑務所(愛媛県松山市)の所長・髙野洋一氏にご講演いただいた。会場は愛媛県松山市の松山市総合コミュニティセンター内で、会場の様子をオンラインで配信するハイブリット形式で実施した。当日の内容を4回に分けて報告する。 続きを読む |
2023年6月10日(土)13:00〜17:00、2023年度UTCP上廣共生哲学講座のキックオフシンポジウム「共生の希望 Imagining New Subjectivities」が開催された。対面とオンラインのハイブリット方式で開催され、駒場第一キャンパス内の会場では20名ほどの方にご参加いただいた。 |
2023年6月10日(土)13:00〜17:00、2023年度UTCP上廣共生哲学講座のキックオフシンポジウム「共生の希望 Imagining New Subjectivities」が開催された。対面とオンラインのハイブリット方式で開催され、駒場第一キャンパス内の会場では20名ほどの方にご参加いただいた。 |
2023年4月1日、鳥取県智頭町でパンとビールを作っているタルマーリーの渡邉格(いたる)さん・麻里子さん夫妻をお迎えして、対面&オンラインでイベントを行った。渡邉さんのことは、『田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」』という不思議なタイトルの本で知り、以来、何としてでもお話ししたいと思っていた。当初は智頭町へ行って現地から配信しようと思っていたのだが、スケジュールが合わず、今回は駒場に来ていただくことになった。 続きを読む |
2022年11月23日(水・祝)、<哲学×デザイン>プロジェクト38「仕事も研究もあきらめない!〜文系博士の多様なキャリア形成と支援」がオンラインで開催された。ゲストとして、株式会社イノベーターズ・キャリア・サポート、代表取締役の松尾誠二氏をお迎えした。 続きを読む |
アートは作品を通して問いを築き、哲学対話は対話を通して新たな問いを築く。 感覚を通して問う学問と対話や言葉を通して問いを立てる学問。この二つの領域を混ぜてみたらどんなことが起きるか? 今回はその第1回のイベントとなりました。 続きを読む |
「支援は尊厳を奪う」――全国こども福祉センター代表の荒井和樹さんの言葉だ。支援はいいことだと思って奮闘している人には、ショッキングな言葉だろう。しかし、これこそがこの団体の活動を理解するのに、もっとも重要な点だと思われるので、ここから話を始めたい。 |
(前半はこちら) 今回の訪問では学校でのワークに関わるだけでなく、フィールドをご案内いただき見学させていただいた。空港から高千穂町へ行く道中には阿蘇外輪山の大観峰を、25日の午前中には天岩戸神社を見、またその日の夕方には今回私たちをご案内してくださった役場の田﨑友教さんのご実家にお連れいただいた。田﨑さんのお宅は、畑作と牛の繁殖をされている農家である。私たちは、前日に生まれたという仔牛を見せていただき、また牛たちに干草をやるところを見せていただいた。高千穂郷・椎葉山地域は山間地の限られた耕地を巧みに利用する伝統的な農業によって、世界農業遺産に指定されている。その特徴は、大規模に一つの作物を作るのではなく、むしろ様々な生産のシステムが文字通り有機的に組み合わさっているところにある。田﨑さんのところでも複数の作物を生産しており、ここで牛にやっている干草も、田畑のあいだの斜面に生える草を刈って乾かしたものである。実は昼の自動運転についてのワークショップで、田﨑さんのお父様のお話を聞いていたのだが、あれはこういう生活のことだったかと、にわかに実感を伴って理解することができた。 続きを読む |
2022年9月24日から27日にかけて、宮崎県高千穂町、五ヶ瀬町を訪問した。メンバーは生産技術研究所の松山桃世先生、UTCPの梶谷真司先生、ライラ・カセムさん、堀越耀介さん、宮田晃碩(本報告執筆者)、IHS(多文化共生統合人間学プログラム)のプログラム生である倉田慧一さん、山田慎太郎さん、呉映月さんの計8名。IHSの研修を兼ねる形である。 続きを読む |
2022年8月の22日から25日にかけて研修として宮崎を訪れた。研修は県内の高校や地域財団の依頼を受けて梶谷先生が哲学対話を行うのに同行するかたちで行われ、意見交換会や視察なども催された。こちら側から参加したのは、UTCPの梶谷真司先生、山田理絵さん、総合文化研究科 「多文化共生・統合人間学プログラム」(IHS)所属の井坪葉菜子さん、太田陽さん、佐藤寛紀さん、戸巻晃徳さん、ピー・ピヨ・ミッさん、文学部哲学専修所属の倉科俊佑(筆者)の計8名だった。ここに4日間の研修の様子と所感を記したい。 |
2022年6月25日から27日、出張イベントで水俣を訪れた。もともと2月に予定していたのが、コロナウィルスの感染拡大のため、延期となっていた。ゲストにお呼びしたのは、永野三智さんと伊藤悠子さん。永野さんは、水俣病に苦しむ人たちの相談に乗り、関連資料を編纂・保存し、啓発活動を行う相思社の職員である。伊藤さんは、大阪の西成で看護師として働きながら、子どもを虐待する母親のサポートをしてきた。二人をお迎えして「痛む人々のこえを聴く」と題し、苦しむ人をどのように受け止めればいいのかについて共に考えるイベントであった。 |
2022年7月24日(日)に、2022年度UTCP上廣共生哲学講座のキックオフシンポジウムが開催された。 |
はじめまして。この度第30回国際哲学オリンピック(IPO)に日本代表として参加させていただきました洗足学園高等学校2年の多田夏希です。 |
2022年6月26日から29日まで、ポルトガルのリスボンで、第30回国際哲学オリンピック(IPO:International Philosophy Olympiad)が開催された。 続きを読む |
私にとって今回のイベントは、この5年間続けてきた〈哲学×デザイン〉プロジェクトの中締めの総括(?)のような位置づけである。というのも、このプロジェクトは、登壇者の鞍田崇君、服部滋樹さん、水内智英さんの3人との出会いによって始まり、一区切りつけるなら彼らと話をしたいと思ったからである。そこで東京にいる鞍田君とは直接話をしようと思い、知り合いの人にも声かけして、対面とオンラインのハイブリッドで行った。当日は、私たち以外に18人の人が会場に来てくれた。 続きを読む |
「全国こども福祉センターです。子どもの非行防止や居場所づくりを行っています。街頭募金にご協力よろしくお願いします」。 |
哲学対話をすると「考える力」が育つのは、当たり前かもしれないが、実際にはそれほど簡単ではない。時間もかかるし、目立った結果が出ないこともある。しかし「仲良くなる」というのは、ほとんど確実に出る成果である。したがって企業のチームビルディングや地域のコミュニティ作りのために活用されるようになってきている。それにしても、一つの問いについて一緒に考えるという行為が、なぜそのような力をもつのか。そこで生まれるコミュニティとは、どういうものなのか。 |
8月28日に〈哲学×デザイン〉プロジェクト28「わたしのことば≠みんなことば」をオンラインで実施した。「わたしのことば」とは、言語に限らず、広い意味で自身を等身大で表現するための「ことば」であり、「みんなのことば」とは、ある集団においてコミュニケーションのスタンダードとされる「ことば」である。こう定義するなら、「みんなのことば」は必ずしも「わたしのことば」とならない。そして、それらの差異が際立ち、「わたしのことば」が求められるときほど、それを手にするのは難しく、結果として自分の声は「みんなのことば」に埋もれてしまう。今回お呼びしたゲスト、金春喜さん(焼肉屋そだちのジャーナリスト)とEri Liaoさん(「卡拉OK」そだちの歌手)はいずれも、日本および日本以外の国とつながって育ち、複数の言語や文化のはざまで生き、またそこで生きることについて考えてきた。二人との対話を通じ、わたしたちが自己に固有の「ことば」と出会い、自己を表現することの難しさ、そしてその可能性を考えていきたい。 続きを読む |
翌日のオンライン配信イベント(URLはこちら)に先立って、10/9(土)の 13 時過ぎ、東京からの一行(ゲストの寺尾紗穂さん、UTCP の梶谷、中里、EAA の高山)が、羽田から約 1 時間の空路を経て八丈島空港に到着した。イベントが午前中開催だったことから計画らしい計画もなく前日入りしたが、無計画が幸いして次々に予想外の出会いが生まれた。今回はイベント自体の報告に先立って、その充実した旅程について書いておきたい。 続きを読む |
哲学対話はもともと「子どものための哲学」の手法の一つであり、学校教育の中で生まれ、発展してきた。したがって学校教育の改革にとってどのような役割を果たしうるのかは、哲学対話にとって最も重要な試金石の一つである。 |
6月13日にオンラインで実施した〈哲学×デザイン〉プロジェクト27「カメラを持って、回して、そこにいる」は、映像が伝えるリアリティとは何か、そしてカメラとともに現場に赴くとはいかなることかを考える企画だった。ゲストにお招きしたのは、困難を抱えつつ地域で生きる子ども、または障害を持った大人、そして彼/彼女らを支える人々と場所を描くドキュメンタリー映画を手掛けた二人の監督、重江良樹さんと田中悠輝さんである。 前半では、重江さんと田中さんの両監督がそれぞれ手掛けた作品『さとにきたらええやん』と『インディペンデントリビング』からの抜粋を鑑賞しながら、お二人が映像を通して描こうとしたものをお話しいただいた。 |
私が五ヶ瀬中等教育学校に関わり始めたのは2014年である。スーパーグローバルハイスクール(SGH)という国際的に活躍できる人材育成を行う高校を文科省が指定して支援する制度に、応募の段階で哲学対話が組み込まれることになった。その“黒幕”が今回お呼びした一人、NPO法人グローカルアカデミーの田阪真之介さんだ。 |
5月30日にオンラインで実施した〈哲学×デザイン〉プロジェクト26「居場所がなかったり、あったり、」は、近年さまざまな文脈で語られる「居場所」をテーマに、しかし「居場所とは何か」と、ただその成立を問うのではなく、より広い視野で「われわれは『居場所』をいかに経験するか」を考えたいと、企画された。私たちにとって、居場所の喪失、漂流、邂逅、船出などはいずれもが重要な「居場所」経験だろう。しかし、それらが表立って語られることは少ないと感じる。 今回は、埼玉の自立援助ホーム「樹の下ホーム」に勤める志村亜希子さんと、大阪の依存症回復施設「リカバリーハウスいちご」に勤める渡邊洋次郎さんをお呼びし、ご自身の経験、あるいはこれまでに出会った子どもや大人について自由に話していただいた。 続きを読む |
5月29日(土)に2021年度のキックオフシンポジウム「For the Reality of Life~共生のリアリティ」を開催した。昨年はコロナの影響で半年以上遅れて11月に行ったが、今年は例年通りのタイミングで行うことができた。今回のテーマは、「共生」というUTCPが長年取り組んできたテーマについて、よりリアルに考えるために、実践的な場に関わっているお二人に来ていただいた。第1セッションでは、コミュニティデザインの第一人者である山崎亮さんをお迎えして、UTCPからは長年彼と親交のある國分功一郎さんと、元UTCP助教で今年着任した星野太さんと3人でお話しいただいた。第2セッションでは、年明けからNHKで放送されたドラマ「ここは今から倫理です」の脚本家高羽彩さんと、元UTCPのRAで今年北陸大学に着任した神戸和佳子さんと梶谷が対談した。それぞれのセッションについて、PDの岩下弘史君と中里晋三君に報告していただこう。 続きを読む |
5月27日から30日まで、2021年の国際哲学オリンピックが開催された。昨年はコロナ禍のためポルトガルのリスボン大会が延長されて、オンラインでのeIPOとなったが、今年もやはり実現せず、オンラインでの開催となった。しかし今回は、すでに一度議論を尽くしているので、ふたたびスロヴェニアのMiha Andricをリーダーとするチームが中心となって、全体としては非常にスムーズに行われた。 続きを読む |
2021年2月27日(土)、「新たな結婚のカタチを求めて」というイベントをオンラインで開催した。結婚関連のイベントとしては、2019年12月に行われた「いかにして愛のために出会いの場をデザインするか」に続いて2回目である。昨年11月、オンラインの哲学対話で私のことを知った柿木さんが「結婚から恋愛を切り離すと何が残るのか」について意見を聞きたいと連絡があった。Zoomでお会いすると、恋愛を前提にしない結婚を支援するベンチャーを立ち上げたいという構想を語ってくれた。もともと婚活に取り組んでいた私にとってはなはだ面白い話で、二人だけで話しているのはもったいないので、いっそイベントにしましょうと私から提案した。 続きを読む |
哲学対話は、他者と一緒に思考を創り上げていく。だから私はそれを「共創哲学(inclusive philosophy)」と呼んでいる。なぜ「共創的」という語にinclusiveを当てているのかというと、哲学対話では、世代も境遇も違う多様な人たちが、ごく自然にフラットに話をして“仲良く”なることができる、つまりとても排除(exclusion)が少なく、いろんな人が関われる場を作れる(inclusion)からである。 続きを読む |
世話人:哲学対話ユニットALUL(和田野涼子・歌代雅代) ■シリーズ趣旨文 「受験」という言葉を聞いて、どんな感じがしますか。 |
世話役:いでしおこ(How to Get to 哲学対話?) <シリーズ趣旨文> |
世話役:川口ともみ・いでしおこ (ユニット名:Ebony & Ivory) <シリーズ趣旨文> |
「哲学を○○する」の○○には何が入るだろうか――研究する、教える、応用する、入門書を出す。これらはおもに研究者が行うことだろう。他方、近年では哲学を実践する、すなわち、子どもの哲学や哲学カフェ、哲学相談、哲学カウンセリング、哲学コンサルティングなどのプラクティスがあって、これらは老若男女、広く一般の人たちがするものだ。 |
哲学対話の活動を始めた2012年以降、かなり早い時期から私は子育て中のお母さんたちと関わってきた。そして2018年に出版した『考えるとはどういうことか~0歳から100歳までの哲学入門』(幻冬舎)で、次のように書いた。 続きを読む |
2020年11月29日(日)にUTCPシンポジウム『Living with the World 世界との共生』が開催された。本シンポジウムは3部で構成され、13:00〜17:00の4時間にわたってオンラインで実施された。 |
“私はただ、私でいることを許されたいだけ” 今回お招きしたエッセイストの紫原明子さんが定期的に開いている「語り」の場、「もぐら会」のエッセイ集「あの人今、泣こうとしたのかな」の序文に出てくる文章である。 |
二村ヒトシと申します。哲学対話は昨年の夏に名古屋で安本志帆さんのお世話になって体験したのが最初です。その後、梶谷真司さんとも知り合い、今年の春以降(新型コロナの影響による自粛期間以降ということです)インターネットで人を集めてオンライン哲学対話を我流で始めたところ、すっかりハマり毎月20回以上、9月末までに通算130回以上のオンライン哲学対話に参加しました。そこで得られた感触を文章にまとめたものを、心理や教育の専門出版社・金子書房のブログ(note)に掲載していただきました。https://www.note.kanekoshobo.co.jp/n/n0cc095bc8965 続きを読む |
国際哲学オリンピック後記
|
2020年5月9日、オンラインイベントとして第1回の公開哲学セミナーを行った。この機会にコロナウィルス関連のテーマで、ユヴァル・ノア・ハラリがFinantial Timesに寄稿した記事を素材に「コロナ危機と来るべき世界」について考えた。その時は、世界や社会という“大きな”レベルの“危機”がテーマであった。 続きを読む |
今年の第27回国際哲学オリンピックは、当初5月21日(木)~24日(日)にポルトガルのリスボンで行われる予定だった。今年の2月の段階では、大会事務局も順調に準備を進め、出場登録を始めたところだった。日本チームの代表も木場悠人君(筑波大付属駒場高校卒・現在東京大学1年)と猪倉彼方君(筑波大付属駒場高校2年)に決まっていた。 |
コロナウィルスの影響で通常のイベントが軒並み中止となっている。UTCPも例外ではない。とはいえ、このまま活動を休止することもない。今まで哲学を新しい形で発信してきたUTCPとしては、これも新たな試みをするきっかけにしたい。 続きを読む |
こまば哲学カフェは、2013年~2018年、駒場祭の時に3日間、外部の人ともコラボしつつ哲学対話の実験的な試みを行った。私自身が哲学対話の活動を始めて間もないころで、とにかくいろいろとやってみたくて、学生に提案して運営してもらった。 続きを読む |
4人にそれぞれの障壁についてお話しいただいた後、まず登壇者どうしでお互いに聞きたいことを聞いてもらった。稲原さんからは、自分が直面した障壁は壊すのか、回避するのか、引き返すのか、どうすればいいと思うかという質問があった。
|
2020年初のイベントは、1月12日(日)に“障壁”をテーマに行った。今回は元UTCPの研究員でもあり、現在神戸大学で教鞭をとる稲原さんの科研費プロジェクトとの合同企画である。 |
2019年12月21日(土)に東京大学駒場キャンパス18号館コラボレーションルーム3にて、「〈哲学×デザイン〉プロジェクト18──哲学コレクティフ」が開かれた。 続きを読む |
今回ゲストとしてお招きした音楽家の小野龍一さんとは、8月に東京都美術館で行われたTURNフェスの後の懇親会で知り合った。そのとき、現代音楽について、日本の現状や彼の考え、活動についてお話を伺い、私が〈哲学×デザイン〉プロジェクトで目指していることと共通するものを感じ、今回の企画に至った。 続きを読む |
共創哲学(inclusive philosophy)の基本的な問いの一つは、どこでどのような排除が起こり、それをどうすれば取り除き、より包摂的にできるのかである。前回の山田小百合さんとのコラボイベントで明確になったように、そこで重要なのは「どうすればいろんな人たちが一緒に何かをできるのか?」を考え、実際にやってみることである。 続きを読む |
2019年6月21日から23日の三日間、東京大学駒場キャンパスにて、アジア・ドゥルーズ/ガタリ研究国際会議第七回2019年東京大会(Deleuze/Guattari Studies in Asia Conference 2019 Tokyo)が開催された。本会議は2013年の台湾・台北大会を第一回として始まったものであり、その後、インド・マニパル、日本・大阪、韓国・ソウル、シンガポール、フィリピン・ナガと順調に回を重ねてきたものである。開催の母体は、エジンバラ大学出版(Edinburg University Press)が出版している学術誌「ドゥルーズ/ガタリ研究」(Deleuze and Guattari Studies: https://www.euppublishing.com/loi/dlgs)である。 続きを読む |
7月19日、マカオ大学のMario Wenning教授を招き、講演会を行った。氏は2009年にもUTCPで “The Return of Rage” というタイトルでGuest Lectureを行っていて、今回は実に10年ぶりの登壇となった。 続きを読む |
7月6日(日)、NPO法人Collableの山田小百合さんとのイベントを行った。インクルーシヴ・デザインを看板に掲げて活動をしている彼女とは、私が哲学対話を始めたころに知り合い、以来ずっといつかコラボしたいと思っていた。そのころから哲学対話とインクルーシヴ・デザインは、どこか深いところでつながっているというぼんやりとした直観があった。その思いは今や確信となり、私は哲学対話のことを英語でinclusive philosophyと呼び、これを「共創哲学」と訳すことにした。 続きを読む |
2019年5月13日~5月17日、日本経済新聞のWebページに、「キセキの高校」という記事が5日連続で発表された(翌日には紙面でも掲載)。日経のウェブページには、短い単発の記事では伝えられないものを「ストーリー」という連載記事にするコーナーがある。多くは社会問題や経済・政治を扱ったもので、国内外の著名人が登場する。 |
熊谷勇輝 この度IPOローマ大会に参加させたいただいた熊谷勇輝と申します。まず、上廣倫理財団の(旅費に限らない様々な点における)ご支援に、この場を借りて感謝を申し上げたく存じます。私にとって上廣倫理財団のサポートがなければIPOに参加することは叶わなかったでしょう。また、引率の榊原先生、林先生はもちろん、梶谷先生、北垣先生(五十音順)にはエッセイの添削で大変お世話になりました。あまり出来の良くないエッセイだったかと思いますが、本番では Honorable Mention (佳作) という結果に繋がったので、終わり良ければすべて良しです。 続きを読む |
Rei Yatsuhashi Last month, I had the pleasure of participating in the 27th International Philosophy Olympiad in Rome as a member of the Japanese delegation. Through this short essay, I would like to detail my experience at the International Philosophy Olympiad, as well as with the field of philosophy in general. 続きを読む |
今年2019年の国際哲学オリンピック(IPO)はイタリア・ローマにて、5月16日から19日にかけて開催された。日本委員が3人体制となり、各年そのうち2人が代表団を引率して参加する形となった関係で、筆者(林)は昨年のモンテネグロ・バール大会には出席していない。2年ぶりの参加となり、かつ今回は初めて、代表団の座長を務める運びとなった。IPOがイタリアで開かれるのは2006年以来2度目になるが、前回は初めて筆者が委員として参加した機会であり、その意味でも感慨深いものがある。 続きを読む |
2019年4月29日、東京大学駒場キャンパスにおいて、2019年度UTCPのキックオフシンポジウムが開催されました。シンポジウムでは2つのセッションで発表、講演、ディスカッションが行われました。以下では、各セッションの概要について報告いたします。 続きを読む |
東京大学東洋文化研究所教授の中島隆博と東京大学大学院総合文化研究科教授の石井剛 が、白水社より『ことばを紡ぐための哲学 東大駒場・現代思想講義』を刊行しました。 続きを読む |
2019年2月17日と3月2日、書家の華雪さんによるワークショップを行った。タイトルは、 |
駒場キャンパスUTCPにて、オハイオ州立大学名誉教授Tomas Kasulis先生を迎えて、先生の最新の御著書“Engaging Japanese Philosophy”を執筆されるに至った背景について、お話をお伺いした。 続きを読む |
12月23日に行った〈哲学×デザイン〉プロジェクト12(HPやポスターではそう記すのを忘れたが)は、映画監督の中里龍造さんとのコラボイベント。中里さんと知り合ったのは昨年のTED×UTokyoだった。 続きを読む |
2018年12月9日(日)、本郷キャンパスの東洋文化研究所で「世界哲学としてのアジア思想」という国際シンポジウムが開催された。中国から陳少明(中山大学)さん、韓国から黄鎬徳さん(成均館大学)、アメリカからブレット・デーヴィスさん(Loyola University Maryland)を迎え、東大からは石井剛さん(総合文化研究科)、後藤絵美さん(東文研)が登壇した。司会は中島隆博さんと私が務めた。 |
ニューヨーク州立大学のRobert Harvey教授をお招きし、”From Hopelessness to Hope: Spaces for Ethics”と題して講演をいただいた。Harvey教授はアメリカにおけるフランス現代思想研究の第一人者で、近著のSharing Common Ground: A Space for Ethicsでは共同性と倫理の問題に注目した研究を展開しておられる。 続きを読む |
Dan Öberg is Associate Professor at the Swedish Defence University, Stockholm, and on the 1 November 2018, he held a UTCP seminar entitled “War as a Continuation of Creativity by Other Means.” The event was well attended with close to 20 participants from both within the University of Tokyo and beyond, which provided for lively discussion during the Q&A session. |
10月6日(土)、アーティスト、文筆家、研究者、そして自称“文化活動家”というアサダワタルさんとのコラボイベントを行った。これも〈哲学×デザイン〉プロジェクトの企画である。 続きを読む |
東京大学総合文化研究科教授・UTCPセンター長の梶谷真司が幻冬舎より『考えるとはどういうことか――0歳から100歳までの哲学入門』を刊行しました。 続きを読む |
2018年9月5日、Oxford大学のUehiro Centre for Practical EthicsよりDr. Rebecca Brown氏を、Macquarie大学の教授であり、Uehiro Centre for Practical Ethicsのsenior research fellowであるNeil Levy教授をお招きし、講演会が開かれた。(Levy先生のご講演は前日の9月4日に東京大学本郷キャンパスにて行われる予定であったが、台風の影響で延期となり5日に開催されることとなった。) 続きを読む |
6月18日に第二回東洋医学研究会が開催された。第二回目の研究会では、帝京平成大学東洋医学研究所所長の上馬場和夫先生に御登壇いただき、アーユル・ヴェーダの考え方を中心に御教示いただいた。 続きを読む |
What is the fate of ethics in our hypermodern, technological times? And how can a marriage of ideas from a Japanese philosopher, who was active in the 1970s, with those of a contemporary French philosopher lend understanding to this question? It was this interrogation that animated the UTCP seminar on the sultry afternoon of the 12 June 2018. 続きを読む |
2018年6月17日(日)14時から、「ルワンダへの恋、ルワンダからの問い」というイベントを行った。ゲストとしてお呼びした加藤雅子さんは、もともとホテリアーで、その後マナー講座の講師をなさっていた。他方で無類のアフリカ好きだったこともあって、ルワンダに行って、その魅力に“取り憑かれ”、現地の人と一緒に暮している。 続きを読む |
IPOモンテネグロ大会に参加いたしました麻布高校3年の高以良光祐です。国内選考・本大会ともに初めての経験だったこともあり、IPOでの経験は今まで知らなかった哲学の世界を新たに開いてくれたという意味で非常に貴重なものとなりました。今回国際大会に出て感じたこと、考えさせられたことを自分なりにまとめてみたいと思います。 続きを読む |
IPOモンテネグロ大会に参加させていただきました石川賀之と申します。広島学院高校の生徒で、イタリアのトリエステにあるUnited World College Adriaticに現在留学しています。そのため今年は選考会もIPOも留学先からの参加となり、上廣倫理財団には特別にご対応いただき、心より感謝しております。また引率の梶谷先生、榊原先生をはじめ、北垣先生や林先生には練習エッセイの添削で大変お世話になりました。銅メダルという結果を出せましたのも、皆様のお陰です。報告文を書くにあたってまずお礼を申し上げたいと思います。 続きを読む |
このたび、5月23日から5月27日までモンテネグロのバールにて開催された第26回の国際哲学オリンピック((International Philosophy Olympiad:IPO)に日本代表団の引率教員の一人として参加した。例年、日本代表選手をIPOへ派遣するのに先立ち、国内選考会、日本倫理哲学グランプリ、高校生のための哲学サマーキャンプといった関連イベントが行われている。 続きを読む |
フィリップ・トーマス先生は1996年のシュミッツ来日講演を受けて出版された『新現象学運動』への寄稿者でもあり、ヘルマン・シュミッツの現象学を研究対象の一つとされている。梶谷真司先生からのご紹介に続き、後半では Hermann Schmitz’ Theory of Being a Person and its Impact on Different Mode of Perception と題して、ヘルマン・シュミッツの知覚論に関するセミナーを頂いた。 続きを読む |
学校教育において、哲学はいかなる理論的貢献を果たすことが出来るか? それが今回、フィリップ・トマス氏が行った問題提起の大枠である。トマス氏はここで、二つの哲学思想の思考法を、学校教育において用いることを提案している。それが「ポストモダニズム」および「現象学(phenomenology)」である。 続きを読む |
駒場キャンパスにて、東京大学ヒューマニティーズセンター(HMC)とUTCP共催、東大友の会支援、イェール大学マクラミラン国際地域研究所後援で、第11回山川健次郎記念レクチャーが開催された。今回は、イェール大学の政治学・哲学教授のSteven Smith先生をお迎えした。 続きを読む |
5月23日から27日、第26回国際哲学オリンピック(International Philosophy Olympiad:IPO)が、モンテネグロのバールという町で開催された。IPO史上最多の50か国が参加。イギリス、フランス、台湾、シンガポール、マレーシア、タイの5か国が初の参加であった。哲学の主要国であるイギリスとフランスが初めて来たという意味でも、記念すべき大会となった。 |
4月20日に第一回東洋医学研究会が開催された。本研究会では、今後三年にわたり、身体という人間にとって最も身近な自然に対する医学的アプローチの東西の差異に注目し、実際に東洋医学を体験することにより、実践を通した哲学的考察を深めていこうと考えている。第一回目の研究会では、この勉強会の共同発起人である鍼灸師の唐沢具江先生(ホテル椿山荘東京店庵 SHINKYU院長代行)に御登壇いただき、舌診と針の体験を中心に行った。 続きを読む |
2018年4月22日、東京大学駒場キャンパスにおいて、2018年度UTCPのキックオフシンポジウムが開催されました。はじめにセンター長の梶谷真司先生からの挨拶があった後、2つのセッションで発表、講演、ディスカッションが行われました。以下、各セッションの概要について報告いたします。 |
先に本ブログで報告した第1回UTCP Frontier Author"s Talk に関して修士課程で学んでいる学生が力のこもったレポートを寄せてくれましたので、以下にその全文を掲載いたします。 続きを読む |
After many thought-provoking presentations and much heated discussion, this year’s Winter Institute came to a close on January 26. 続きを読む |
The fourth day had presentations by participants. The report is divided into two parts. The second half of the presentation outlines are as follows. 続きを読む |
The fourth day had presentations by participants. The report is divided into two parts. The first half of the presentation outlines are as follows. 続きを読む |
3日目の午前において、早くも「批判的地域研究―共生の理論と実践」における一つの概括が行われたといえる。Pickering氏がモデレーターを務める中、午前中から積極的な議論が行われた。中でも興味深いのは、とりわけ認識論的な問いが盛んに提出された点である。 続きを読む |
The record-breaking snowfall on the 22nd resulted in massive delays in the Tokyo transit system, but that did not dampen the heated discussions during the sessions on the 23rd. 続きを読む |
2018年1月22日、北京大学・オーストラリア国立大学・東京大学による第三回の共同Winter Instituteが東洋文化研究所において幕を開けた。各大学から集まった教授と大学院生が五日間に渡って議論する今回のテーマは、「批判的地域研究——共生の理論と実践」(Critical Area Studies: Theory and Praxis of Co-existence)である。歴史学、政治学、社会学、哲学などという様々な視点から、現在世界的にますます緊迫している課題に、また、「共生」というUTCP設立の本旨に挑戦する。 続きを読む |
12月17日(日)、デザイナーの河本有香さんとのコラボで、「Knowledge Forest~知の森 つながる、ひろがる図書館」というイベントを行った。河本さんは、以前〈哲学×デザイン〉プロジェクトのイベントを行った名古屋芸術大学の水内智英さんの友人で、そのときに知り合った。夏に河本さんから東京でのKnowledge Forestの展示の案内をいただき、身に行ったのがきっかけで今回のイベントを企画するに至った。 続きを読む |
12月3日(日)「問いのアバンチュール」というイベントを行った。11月11日のポッキーイベントに続く「恋」と「問い」をひっかけた企画の第2弾である。とはいえ、もとはと言えば、こちらがポッキーの日に行うはずの本命のイベントだった。今回はライターのさえりさんに来ていただいて、二人で対談?おしゃべり?しようという企画。そのきっかけとなったのは、彼女が昨年書いたインタビュー記事である。 続きを読む |
2017年11月11日、「ステキな問いの忘れ方」というイベントを行った。何をするのか自分でも決めない、初めての試みだった。ポスターもタイトルと会場と開始時刻があるだけ。ポッキーの日にちなんで「ポッキー持参のこと(プリッツも可)」と書いてある。あとは、「参加者(いろいろ)」と「梶谷真司(哲学者)」の文字だけ。ゲストなし、中身なしの企画。 続きを読む |
京都大学で11月3日~4日の二日間、世界儒教文化会議(World Consortium for Research in Confucian Cultures: Confucian Modernity as Japanese Experience in East Asian Conference)が開催された。参加者は中国、韓国、台湾、香港、アメリカの各国から、また日本からも京都大学をはじめ東京大学、大阪大学、二松学舎大学、大妻女子大学など、様々な大学に所属される先生方、総勢24名が一同に集った。儒教文化について、日頃の研究成果を発表しあう素晴らしい会議となった。 続きを読む |
10月15日、<哲学×デザイン>の第6回目のイベントとして「哲学のビジネス化」が開かれた。「哲学が思考の革新である限り、それは社会のいたるところで大きな可能性を秘めているはずだ。哲学とビジネス―この一見無縁なものの出会いから何が生まれるのか」という主題のもと、4名のゲストスピーカーをお招きしての会であった。 続きを読む |
9月3日に「ねりま子どもてつがく(略称:ねこてつ)」のお招きで、子どもたちと哲学対話をしてきました。当日、集まったのは小学校1年生から5年生までの子供たち18名と、親御さんたち14名でした。 続きを読む |
8月1日から2日にかけて、国立オリンピック記念青少年総合センター(東京・参宮橋)および東京大学駒場キャンパス 21 KOMCEE West 303において、「高校生のための哲学サマーキャンプ」が開催された。前編に引き続き、2日の様子を後編として、チューターの石川から報告したい。 続きを読む |
2017年8月1日(火)から8月2日(水)にかけて、国立オリンピック記念青少年総合センター(東京・参宮橋)および東京大学駒場キャンパスKOMCEE West K303において、「高校生のための哲学サマーキャンプ」が開催された。1日目の様子についてチューターの田渕より報告する。 続きを読む |
〈哲学×デザイン〉プロジェクトの5つ目のワークショップとして、「戦争の語り方」哲学対話が開催された(7月30日)。当日はスタッフを含めた参加者50余名、赤ちゃん、高校生、から戦中生まれの方を含め、様々な年齢層の方が駒場に集った。夏休み前の日曜日の開催ということもあり、最初は空調が効かないなどのトラブルがあったが、世代を越えた活発な対話が展開された。 続きを読む |
『哲学者に会いにゆこう2』が8月2日にナカニシヤ出版より刊行されます。 |
今年の課題文は、以下のとおりである。 1)支配者の権限に逆らおうとすれば、その権威を必ず侵害することになる。しかし、もしも策略や怒りや憎しみからではなく、あるいは、自力で国家を変革しようとする意図もなく、ただ理性によってのみ話したり教えたりするのであれば、考え、判断し、話すことには何の制約もない。 (スピノザ『神学・政治論』) 続きを読む |
今年はフライトのタイミングの関係で、一日早く現地入りすることにした。5月21日の早朝に羽田を出発し、ロンドン経由でアムステルダムに到着。そこから電車でロッテルダムへ。夕方6時ごろに参加者用のホテルに入る。同じように前泊組のチームが何組もいて、一年ぶりの再会を喜んだ。 続きを読む |
5月25日(木)から28日(日)まで、第25回国際哲学オリンピックがオランダのロッテルダムで開催された。例年1月に代表選考会を行い、国内予選の「倫理哲学グランプリ」のメダリストのうち、国際大会に出場資格のある9人(大会開催時に高校生)が参加。そのうち2人の高校生が日本代表となる。今年は國松麻奈さん(洗足学園高校3年)と、石川賀之君(広島学院高校2年)。石川君は昨年の代表だった石川智輝君の弟である。 続きを読む |
2017年3月18日(土)東京大学駒場キャンパスKOMCEE West 303教室において「Inside Out~世界を変える視点」が開催された。 続きを読む |
2017年2月22日(水)駒場キャンパス101号館研修室において、Roger. T. Ames氏(北京大学)による講演会が行われた。 |
2017年2月16日(木)にエコギャラリー新宿において、哲学対話の研修会「哲学対話をやりたい!人のための特別研修会(実践編)」が行われた。 続きを読む |
哲学ドラマワークショップ――公開稽古から身体を使ったワークと哲学対話へ |
company maによる演劇作品「ふたつのつばさ」の公開稽古を見て対話する企画を、2016年12月1日(木)と4日(日)に連続で行なった。まず、1日(木)18:00-20:30に、プレ企画として、東京大学関係者を対象に「哲学ドラマ特別イベント「ふたつのつばさ」公開稽古+対話」を実施した。続けて、4日(日)13:00-17:00に、一般の子どもと大人を対象に「哲学ドラマワークショップ「ふたつのつばさ」公開稽古+哲学対話」を開催した。場所は、どちらも東京大学駒場Iキャンパス駒場コミュニケーション・プラザ北館3F身体運動実習室1であった。 続きを読む |
2016年11月25日(金)から27日(日)まで、第66期 駒場祭が東京大学駒場キャンパスにて開催されました。 続きを読む |
2016年11月25日(金)から27日(日)まで、第66期 駒場祭が東京大学駒場キャンパスにて開催されました。 続きを読む |
2016年12月9日(金)、ワークショップ「性―規範と欲望のアクチュアリティ」が開催された。報告者は隠岐さや香氏(名古屋大学)、重田園江氏(明治大学)、コメンテーターは藤田尚志氏(九州産業大学)、宮野真生子氏(福岡大学)であった。司会はUTCP特任研究員の筒井晴香が務めた。 続きを読む |
昨年は、学校という教育現場に関わることが多かった。そこで高校生たちや先生たちが対話を行い、自ら問い考える場を作る。そうするなかで、繰り返し痛感することがある。「なぜ授業を受けなければならないのか」「なぜ勉強しなければならないのか」――これはどこに行っても生徒たちから必ず出る疑問である。そして先生は、この問いに生徒が納得するように答えることができない。 続きを読む |
2016年11月20日(日)に駒場キャンパスKOMCEE West 303において〈哲学×デザイン〉プロジェクト第三弾としてのイベント「宇宙と思想をデザインする」が開催された。 続きを読む |
年次大会4日目、午前の大会プログラムは「事例スーパーヴィジョン」であった。心理療法におけるスーパーヴィジョンとは、セラピストがその心理療法事例をより効果的に実施するために自分の視野を超えた視野(super-vision)を得るために行われるものである。当日は6つのスーパーヴィジョンセッションが実施された。 続きを読む |
私は、国際力動的心理療法学会(IADP)の学会員であり、今回の年次大会の大会事務局長を務めた。大会の3日目、4日目について、私の参加体験を軸に報告したい。 続きを読む |
2日目、朝の一般公開プログラム「渾沌と神経症―中国の知恵・日本の知恵」では、UTCPの中島隆博氏と精神科医で森田療法の心理療法家である北西憲二氏が対談した。 続きを読む |
UTCP上廣共生哲学寄付研究部門と国際力動的心理療法学会(IADP)の共催で行われた第22回国際力動的心理療法学会は、大会テーマを「危機介入―心理療法と中国哲学―」として、2016年11月3日から6日の会期で、東京大学駒場キャンパスと東京工業大学田町キャンパスで行われた。参加者は心理療法家、カウンセラー、精神科医師、看護師、教師、大学院生、そして哲学者で構成されていた。 続きを読む |
11月3日から6日、東大駒場キャンパスにおいて、国際力動的心理療法学会(IADP:International Association of Dynamic Psychotherapy)の第22回年次大会の開催にUTCPとして協力した。 続きを読む |
【2日目:3年生との哲学対話】 2日目は、午前中に3年生を対象に講演と哲学対話が行われた。まず、梶谷先生による講演においては、哲学という営みが何であるか説明があった。梶谷先生は哲学を「わからないことを増やしていく」活動であると説明したが、その説明を聞いて、生徒たちはすぐ頷いており、哲学のイメージを比較的わかりやすく捉えられたようであった。哲学という営みについての話がなされてから、共同作業を通して哲学を実践する活動である「哲学対話」についても説明が行われた。その後、実際に「哲学対話」を体験する時間が続いた。 |
2016年9月29~30日にかけて宮崎県立五ヶ瀬中等教育学校において、3年生および4年生と哲学対話を行った。今回は第一日目29日(木)の活動について報告する。 続きを読む |
竹宮氏の発表の後、実際にマンガ『石の綿』の制作に携わった京都精華大学の浜田麻衣子氏と榎朗兆氏、さらに四日市公害をマンガとして描いた同大学卒業生の矢田恵梨子氏が登壇し、実際にマンガを制作する経験から学んだことや問題について、竹宮氏と対談する形で三人の報告が行われた。 続きを読む |
2016年9月3日(土)にKOMCEE West K402で「マンガと哲学の対話―アスベスト問題に対する人文学的研究の展開」が行われた。 |
2016年7月29日(金)と30日(土)の二日間にわたって、国立オリンピック記念青少年総合センター(東京・参宮橋)および東京大学駒場キャンパス 21 KOMCEE West 303において、「高校生のための哲学サマーキャンプ」が開催された。 続きを読む |
2016年7月29日(金)と7月30日(土)の2日間にかけて、「高校生のための哲学サマーキャンプ」(主催は上廣倫理財団)が開催された。今年で第5回目を迎える本イベントは、「国際哲学オリンピック」の国内予選にあたる「日本倫理・哲学グランプリ」に向けた、トレーニングの場という側面を持ちつつ、広くは、本イベントに参加する高校生たちに、哲学的な思考を深める契機や、哲学という営みの楽しみを提供することをも目的としている。今回のイベントは、全国から30人の高校生たちが集まり、1日目は、 国立オリンピック記念青少年総合センター(東京・参宮橋)にて、2日目は、東京大学駒場キャンパスにて行われた。ここでは、チューターを務めた李より、キャンプの1日目の様子について報告申し上げたい。 続きを読む |
6月19日(日)にママさん哲学サークルの結成会が開催され、お母さんだけでなく、お父さん、学生、男女既婚未婚を問わず、様々な世代の人たちが50人ほど参加した。子連れ、家族での参加も多く、会場には小さな子どもたちが大勢走り回り、はしゃいでいるという、哲学のイベントにはなかなか見られない光景であった。 続きを読む |
2016年6月7日、グレアム・パークス教授 (University College Cork) の講演会が開催された。講演主題は「地球温暖化の時代のための政治改革-プラトン、儒者、習近平とともに」であった。 続きを読む |
2016年5月12日(木)から15日(日)まで、ベルギーのヘントで開催された第24回国際哲学オリンピックにおいて佳作入賞された石川知輝さんの報告です。 続きを読む |
今回の課題文について述べでおこう。選ばれたのは次の4つの文章である。いずれも英語(ないし出題言語)からの翻訳である。 続きを読む |
翌日13日(金)は2日目、高校生たちは午前中、いよいよエッセイ・ライティング。教員は別の建物で3つのレクチャーを聞いた。最初は宗教や政治のradicalisation(急進化)の問題と教育、二つ目がカントの永久平和論について、三つ目が武装の有無と攻撃の是非の関係に関する考察であった。とりわけ印象に残ったのが最初のレクチャーであった。 続きを読む |
2016年5月12日(木)から15日(日)まで、第24回国際哲学オリンピックがベルギーのヘントで開催された。今回は、周知のとおり、3月にブリュッセルで同時テロが起き、いったん情勢が不透明になった。それ以前に昨年11月、パリで、数十人がテロの犠牲になったこともあり、そのときからベルギーはテロリストとの関連が指摘され、警戒レベルも上がっていた。 |
2016年4月30日、東京大学駒場キャンパスにおいて、2016年度UTCP上廣共生哲学寄附研究部門のキックオフシンポジウムが開催されました。今年のキックオフシンポジウムは、用意していた座席が足りなくなるほどの、例年に見ない大変な盛況ぶりで、UTCPの活動が広く浸透してきていることを実感するものでした。まずはじめにセンター長の梶谷真司氏からの挨拶があった後、各Lプロジェクト(L1東西哲学の対話的実践、L2共生のための障がいの哲学、L3 Philsoophy for Everyone)の発表がありました。発表の順番が変則的となったため、以下の各プロジェクトからの発表の概要についても、発表の順番に報告いたします。 続きを読む |
続いて、宮嵜麻由香さんは、「私の住む地域の宝物探し」と題し、五ヶ瀬という地域にどんな価値があり、それに対して自分がどう関わってきて、またこれからどのように関わるつもりかについて話してくれた。 続きを読む |
2016年2月27日(土)13時から17時まで、東京大学駒場Iキャンパスのコミュニケーション・プラザ北館3F身体運動実習室1にて、哲学ドラマワークショップ「言葉のカラダ、身体のコトバ」を開催した。 続きを読む |
3月20日(日)、「ラーニングフルエイジング――超高齢社会における学びの可能性」の第2回目のイベントとして、「地域社会における多世代交流と教育の役割」というテーマで講演会を開催した。 続きを読む |
2016年1月11日(祝)東京大学駒場キャンパス21KOMCEE 303にて、「僕らの対話が未来を拓く~The Future Talk(TFT)~」が開催されました。 続きを読む |
今回の企画は、百草ふれあいサロンの人たちに自分たちの活動について話していただき、それを森玲奈さんのプロジェクトのなかに位置づけるものだった。そこでサロンの運営の中核を担ってきた丸山朋子さん、山口あつ子さん、福田照子さんの3人にお越しいただくことになった。またファシリテーターとして協力していただいている哲学対話のNPO法人アーダコーダの井尻貴子さんも来ていただいた。 続きを読む |
2015年12月20日(日)、「ラーニングフルエイジング 超高齢社会における学びの可能性」というイベントを開催した。これは帝京大学の森玲奈さんの同名プロジェクトとのコラボ企画である。ここに至る経緯には、いささか長い説明がいるので、まずはそのことについて記しておこう。 続きを読む |
2015年11月21日(土)から23日(月・祝)まで第66期 駒場祭が東京大学駒場キャンパスにて開催され、今年もP4E研究会のメンバーを中心に「こまば哲学カフェ」を企画しました。年をまたいでしまいましたが、その模様をご報告いたします。第3回目の今回は、最終日の様子をお伝えします[3/3]。 続きを読む |
2015年11月21日(土)から23日(月・祝)まで第66期 駒場祭が東京大学駒場キャンパスにて開催され、今年もP4E研究会のメンバーを中心に「こまば哲学カフェ」を企画しました。年をまたいでしまいましたが、その模様をご報告いたします。第2回目の今回は、二日目の様子をお伝えします[2/3]。 続きを読む |
2015年11月21日(土)から23日(月・祝)まで第66期 駒場祭が東京大学駒場キャンパスにて開催され、今年もP4E研究会のメンバーを中心に「こまば哲学カフェ」を企画しました。年をまたいでしまいましたが、その模様をご報告いたします。今回は、第1回目として、初日の様子をお伝えします[1/3]。 続きを読む |
4月にセンター長に就任して最初の新年。小林さんが去ることを覚悟して一年が過ぎた。彼のいないUTCPはどんなふうになるのだろうと、不安半分、期待半分であった。が、思いのほか、と言うべきか、思った通りと言うべきか、大きな変化はなかった。それは彼の存在意義が小さかったからではなく、彼の存在が、退職後もオフィスに、あるいは、私のなかにも染みついているからだろう。彼はほぼ、守護霊と化している。ありがたいことだ。 続きを読む |
2015年10月3日(土)15:00-17:00、東京大学駒場キャンパス 21KOMCEE(West) 303において、主に大学生を対象とした哲学対話サークルの立ち上げイベント、「てつがく、ってサークルだよね♡」が開催された。当日は、会場となった21KOMCEE(West) 303いっぱいに90名ほどの人々が集まる盛況ぶりであった(参加者の7割程度が大学生)。 続きを読む |
引き続き、2015年8月に行われたハワイ大学と東京大学の比較哲学インスティテュートについての報告です。いよいよこのサマーインスティテュートもクライマックスとなりました。今回は最終日の8月20日と21日に龍谷大学大宮キャンパスで行われた参加学生の発表の模様について、UTCPの川村覚文より報告いたします。 続きを読む |
引き続き、2015年8月に行われたハワイ大学と東京大学の比較哲学インスティテュートについての報告です。今回は、8月18日に高野山蓮華定院で午前に行われた講義の模様および午後のアクティビティについて、東京大学文科一類の上田有輝さんに執筆してもらいました。 続きを読む |
引き続き、2015年8月に行われたハワイ大学と東京大学の比較哲学インスティテュートについての報告です。今回は、8月17日に高野山蓮華定院で行われた講義の模様について、東京大学文科一類の大畑毅志さんに執筆してもらいました。 続きを読む |
引き続き、2015年8月に行われたハワイ大学と東京大学の比較哲学インスティテュートについての報告です。今回は、8月16日の高野山金剛峯寺参詣の模様について、東京大学文科一類の上田有輝さんと大畑毅志さんに執筆してもらいました。 続きを読む |
引き続き、2015年8月に行われたハワイ大学と東京大学の比較哲学インスティテュートについての報告です。今回は、8月13日と14日にかけて行われた京都大学での講義の模様について、京都大学大学院生のMikael Lotmanさんと八坂哲弘さんに執筆してもらいました。 続きを読む |
引き続き、2015年8月に行われたハワイ大学と東京大学の比較哲学インスティテュートについての報告です。今回は、6日目(8月10日)と7日目(8月11日)の講義の様子について、佐藤麻貴さんと佐藤空さんに執筆してもらいました。 続きを読む |
引き続き、2015年8月に行われたハワイ大学と東京大学の比較哲学インスティテュートについての報告です。今回は、5日目(8月7日)の講義の様子について、安部高太朗さんに執筆してもらいました。 続きを読む |
引き続き、2015年8月に行われたハワイ大学と東京大学の比較哲学インスティテュートについての報告です。今回は、3日目(8月5日)の哲学フィールドワークの様子と、4日目(8月6日)の講義の様子について、安部高太朗さんと井出健太郎さんに執筆してもらいました。哲学フィールドワークは、学生の自主的な計画のもとに行われました。 続きを読む |
引き続き、2015年8月に行われたハワイ大学と東京大学の比較哲学インスティテュートについての報告です。今回は、2日目(8月4日)の講義の様子について、井出健太郎さんに執筆してもらいました。 続きを読む |
2015年8月、東京大学はハワイ大学と共同で比較哲学夏季インスティテュート(UT-UH Summer Institute)を開催しました。 続きを読む |
齋藤元紀編『連続講義 現代日本の四つの危機 哲学からの挑戦』が出版されました。 本書にはUTCPセンター長の梶谷真司と、元UTCP特任助教の西山雄二氏(現首都大学東京准教授)が寄稿されています。 続きを読む |
2015年9月10日(木)・11日(金)と宮崎県五ヶ瀬町にある フォレストピアまなびの森 宮崎県立五ヶ瀬中等教育学校を訪問し、3年生および4年生の生徒と哲学対話を行った。「風光明媚」という言葉が相応しい、美しい山々に囲まれた五ヶ瀬での哲学対話の様子を報告したい。 続きを読む |
2015年7月31日(金)と8月1日(土)の2日間に亘って、「高校生のための哲学サマーキャンプ」が、国立オリンピック記念青少年総合センター(東京・参宮橋)および東京大学駒場キャンパス 21 KOMCEE West 303を会場に開催された。「前編」に引き続き、「後編」として2日目の様子を報告したい。 続きを読む |
2015年7月31日(金)と8月1日(土)の2日間に亘って、「高校生のための哲学サマーキャンプ」が、国立オリンピック記念青少年総合センター(東京・参宮橋)および東京大学駒場キャンパス 21 KOMCEE West K303を会場に開催された。全国各地から高校生が集まり、哲学対話ならびに哲学的エッセイライティングに従事した2日間であった。少々間が空いてしまったが、まずは初日の様子から報告したい。 続きを読む |
去る7月24日、カイル・ピーターズ氏(シカゴ大学博士課程)によって「「作者の死」を超える―西田幾多郎と作者の自己限定―」と題する発表が行われた。 続きを読む |
2015年7月12日(日)13:00から17:00まで、東京大学駒場Iキャンパス 21 KOMCEE 101にて、「こまば発さいはひ行 銀河鉄道の夜の旅――アナタのものがたりをつむぐ哲学ドラマワークショップ in UTCP」を行なった。本年3月25日・26日に北海道のべてるの家で開催した「べてる発さいはひ行 銀河鉄道の夜の旅――喪失と幸福をめぐる哲学ドラマワークショップ in べてるの家」の東京開催という位置づけであり、べてるでの経験を活かした内容を企画した。 続きを読む |
2015年8月22日(土)、東京大学駒場キャンパス21KOMCEE 303を会場に「P4Eワークショップ:子どものための哲学対話—Philosophy for Children—」が開催されました。本ワークショップは「NPO法人こども哲学・おとな哲学 アーダコーダ」主催、対象を4歳から6歳までの未就学児およびその保護者として行われました。 続きを読む |
2015年8月2日(日)、東京大学駒場キャンパス21KOMCEE 303を会場に、第1回「未来をつくる哲学対話〜ザ・フューチャー・トーク〜」(略称: TFT)が開催されました。企画者の菅拓哉氏と土屋陽介氏による報告を掲載します。後編は土屋氏の報告です。 安部高太朗(UTCP RA研究員/東京大学大学院教育学研究科) |
2015年8月2日(日)、東京大学駒場キャンパス21KOMCEE 303を会場に、第1回「未来をつくる哲学対話〜ザ・フューチャー・トーク〜」(略称: TFT)が開催されました。以下、企画者の菅拓哉氏と土屋陽介氏による報告を掲載します。前編は菅氏の報告です。 安部高太朗(UTCP RA研究員/東京大学大学院教育学研究科) |
今回のイベントは、もともと知り合いの先生たち6~7人だけ来ていただいて、内輪で話をするつもりでいた。しかしせっかくだからオープンにして関心のある人には、教員に限らず来てもらおうと思った。日時は、当初から声をかけていた先生たち全員がそろうように時間調整した結果が、水曜日の夜だった。 続きを読む |
2015年7月25日(土)、東京大学駒場キャンパス21KOMCEE 303を会場に「P4Eワークショップ:子どものための哲学対話—Philosophy for Children—」が開催されました。本ワークショップは「NPO法人こども哲学・おとな哲学 アーダコーダ」主催、対象を4歳から6歳までの未就学児およびその保護者として行われました。 続きを読む |
IPOから帰ってきて、やはり学校に関わってほしいと思った理由は、他にもある。IPOに引率している教員は、高校の先生が多い。なかには自分の教え子を連れてきている人もいる。とにかく日本のように、二人とも大学の教員というほうが珍しい。そして彼らと話をしていると、とにかく彼ら自身が普段から高校生と接していることがよく分かる。 続きを読む |
7月15日(水)の夜7時から行われた「哲学は部活だぁ!」という企画は、5月にエストニアで開催された国際哲学オリンピック(IPO:高校生のための哲学エッセイコンテスト)から帰国して決断したものだ。まずはその経緯について説明しておこう。 続きを読む |
2015年6月27日(土)、東京大学駒場キャンパス21KOMCEE 303を会場に「P4Eワークショップ:子どものための哲学対話—Philosophy for Children—」が開催されました。本ワークショップは「NPO法人こども哲学・おとな哲学 アーダコーダ」主催、対象を4歳から6歳までの未就学児およびその保護者として行われました。 続きを読む |
2015年6月7日(日)13時30分から17時まで、東京大学駒場キャンパス17号館2階KALSを会場に「Science & Philosophy Café——「科学と哲学と社会」をめぐる哲学対話」が開催されました。 続きを読む |
今日の人文学の危機に対して、我々はどのような方途を取ることができるのか?この問いへの何らかの解答を模索する上で、一つの光となりうるのではないか。この2015年6月1日から三日間にわたって、国立交通大学(台湾・新竹市)で開催された、Transnational Network for Critical Inter-Asia Cultural Studies(亞際文化批判思想跨國網絡)発足を記念するワークショップ並びにシンポジウムは、我々参加者の多くにとってそのような強い印象を与える経験となったのではないでしょうか。 続きを読む |
2日目――「記憶の肖像」から「哲学対話」へ ワークショップ2日目は、べてるの家の道外での講演スケジュールなどの関係もあり、初日より参加者が減って30名であった。部屋の広さおよびワークの内容にとってちょうどよい人数となり、余裕をもってワークに取り組むことが可能になった。 続きを読む |
2015年3月25日(水)および26日(木)のそれぞれ13:30から16:30まで、べてるの家の位置する北海道浦河町の総合文化会館アートホールにおいて、「共生のための障害の哲学」×「Philosophy for Everyone」合同企画「べてる発さいはひ行 銀河鉄道の夜の旅――喪失と幸福をめぐる哲学ドラマワークショップ in べてるの家」が開催された。スタッフとして、企画を担当した水谷みつる、松山侑生、大谷賢治郎の3名と、梶谷真司、庄崎真知子(劇団銅鑼)、古舘一也(company ma)の計6名が参加した。 続きを読む |
2015年5月23日(土)、東京大学駒場キャンパス21KOMCEE 301、302を会場に、今年度2回目の「P4Eワークショップ:子どものための哲学対話—Philosophy for Children—」が開催されました。本ワークショップは「NPO法人こども哲学・おとな哲学 アーダコーダ」主催、対象を4歳から6歳までの未就学児およびその保護者15組と限定して行われました。 続きを読む |
5月9日、キックオフシンポジウムが行われた。今年も各Lプロジェクトから一つずつセッションを出した。L1「東西哲学の対話的実践」からは、広州中山大学の廖欽彬さん、L2「共生のための障害の哲学」からは、学術振興会特別研究員で国立民族学博物館の研究員でもある松嶋健さん、L3「Philosophy for Everyone」からは、立教大学兼任講師の土屋陽介さんと教育学研究科博士課程の神戸(ごうど)和佳子さんが登壇した。それぞれの細かい内容については、個別の報告に譲るとして、ここでは全体を通して感じたことを記しておこう。 続きを読む |
国際哲学オリンピックは、各国から高校生、教員いずれも2人まで参加することができる(ただし主催国は10人まで選手を出せる)。競技は母語以外の英独仏西のいずれかの言語で、4時間かけてコンピューターでエッセイを書く。語学辞書のみ使うことが許されている。哲学書・思想書からの引用文が上記4つの言語で課題文として出され、その中から一つ選んで、その内容に関連するテーマで自由に書くことになっている。 続きを読む |
5月14日から17日まで、エストニアのタルトゥで、第23回国際哲学オリンピックが開催された。タルトゥはエストニア第2の都市で、首都タリンが政治経済の中心であるのに対して、タルトゥは古い大学街でもあり、精神的首都と言われる。その意味でIPOを開催するのにふさわしい地である。 今年は39か国、83人の高校生と70人の教員が参加した。日本は15回目、筑波大付属駒場高校3年生の末岡陽太郎君と神戸女学院3年生の田渕あゆさんが出場した。 続きを読む |
2015年3月31日、COE時代からUTCPをずっと統率してきた小林康夫さんが退職し、そのセンター長としての任を私が引き継ぐことになった。まずは現メンバーを代表して、あらためて彼の功績に敬意と謝意を表したい。 続きを読む |
2015年5月9日、東京大学駒場キャンパスにおいて、2015年度UTCP上廣共生哲学寄附研究部門のキックオフシンポジウムが開催されました。今年度は、センター長が小林康夫氏から梶谷真司氏へと代わり、また新たに桑田光平、武田将明、馬場紀寿、村松真理子、林少陽の各氏が新しくメンバーとして加わり、新たな体制での出発となりました。まず最初に、新センター長の梶谷氏から挨拶があった後、各Lプロジェクト(L1東西哲学の対話的実践、L2共生のための障がいの哲学、L3 Philsoophy for Everyone)の発表がありました。以下、各プロジェクトからの発表の概要について、報告いたします。 |
2015年4月25日(土)、東京大学駒場キャンパス21KOMCEE 301、302を会場に「P4Eワークショップ:子どものための哲学対話—Philosophy for Children—」が開催されました。本ワークショップは「NPO法人こども哲学・おとな哲学 アーダコーダ」主催、対象を4歳から6歳までの未就学児およびその保護者15組と限定して行われました。 続きを読む |
2015年3月28日(土)、東京大学駒場キャンパス21KOMCEE 402を会場に「P4Eワークショップ:子どものための哲学対話—Philosophy for Children—」が開催されました。本ワークショップは、梶谷真司氏(東京大学教授 UTCP)をオーガナイザーに、川辺洋平氏(NPO法人 こども哲学・おとな哲学 アーダコーダ 代表)を講師に迎えて、対象を4歳から6歳までの未就学児およびその保護者20組と限定して行われました。 続きを読む |
駒場祭で開催された「こまば哲学カフェ」、以下は3日目のセッションについての報告である。 |
駒場祭で開催された「こまば哲学カフェ」、以下は2日目午後のセッションについての報告である。この時間帯は、「SFと性:男×女×??」「『頭がいいってどういうこと?』〜東大生の素朴なギモン〜」の2つのセッションが行われた。 続きを読む |
駒場祭で開催された「こまば哲学カフェ」、以下は2日目午前に行われた、「『沖縄』をめぐる哲学対話」についての報告である。当日のファシリテーションを担当した神戸と、事前準備を担当した崎濱より、それぞれ報告する。 続きを読む |
駒場祭で開催された「こまば哲学カフェ」、以下は1日目のセッションについての報告である。1日目は、「朝の哲学対話」「環境をめぐる哲学対話」、「キュン♡コスプレだらけの対話大会!〜恋がはじまる音がした〜」、「さらば我が愛!〜終わってしまう愛をめぐる哲学対話〜」の4つのセッションが行われた。(第4セッションについては、前回の報告をご覧いただきたい。) 続きを読む |
2014年11月22日〜24日の3日間にわたり、東京大学駒場キャンパスでは「駒場祭」(東京大学駒場キャンパスの学園祭)が開催された。この期間中、P4E研究会は昨年に引き続き、「こまば哲学カフェ」を出店した。 これから数回にわたり、このイベントの様子を、各日の企画者よりご報告いただく。初回は、P4E研究会の代表で、1日目の第4セッション「さらば我が愛!〜終わってしまう愛をめぐる哲学対話〜」の企画をされた梶谷真司先生による、駒場祭全体に関する報告である。 続きを読む |
2015年1月17日(土)・18(日)、国際哲学オリンピック代表選考会および直前強化合宿が、東京の国立オリンピック記念青少年総合センターにて行われた。今年は日本全国から16名の参加があった(中学生も1名参加)。昨年7月30日(水)・31(木)に行われた「高校生のための哲学サマーキャンプ」に参加し、その後の予選を勝ち抜いて今回の本選に来られた高校生も少なくないようであった。 続きを読む |
ジョン・クランメル氏を迎えた今回のセミナーは、2014年11月8日(土)に東京大学・駒場キャンパス18号館にて予定通り実施された。 続きを読む |
11月22日(土)から24日(月)まで、昨年に引き続き、駒場祭で哲学カフェを開催した。2回目となる今年も、研究会のメンバーにいろんな企画を立ててもらった。昨年よりさらにパワーアップした企画が目白押し。 続きを読む |
10月13日(月・祝)、P4Eワークショップ「愛すること 愛されること――「恋愛」の当事者研究」が東京大学駒場キャンパス(21KOMCEE)にて開催された。ワークショップは第1部「哲学ドラマワークショップ」と第2部「フォーラムダイアローグ」から構成され、UTCPのL2プロジェクト「共生のための障害の哲学」とL3プロジェクト「Philosophy for Everyone」の合同企画として行われた。当日は台風19号の影響も憂慮されたが、いずれも盛況であった。 続きを読む |
ハワイ大学で開催された、2014年度の比較哲学サマーインスティテュートも最後の報告になりました。ハワイ島はキラウエア・ミリタリー・キャンプでの最終回の二日間について、報告いたします。 続きを読む |
引き続き、2014年8月に行われたハワイ大学と東京大学の比較哲学セミナーについての報告です。ハワイ島はキラウェア・ミリタリー・キャンプで行われたセミナー8回目の講義は、ハワイ大学と東京大学の教員による講義の最終日でした。また、セミナー9回目からは、鳥取県天徳寺から来ていただいた宮川敬之和尚による講義が行われました。これらに関して、佐藤麻貴さんに報告してもらいます。それに加えて、8月20日に催行されたスタディツアーの模様について、IHSの星野太さんに報告してもらいます。 続きを読む |
引き続き、2014年8月に行われたハワイ大学と東京大学の比較哲学セミナーについての報告です。8月15日にオアフ島からハワイ島へと移動した後、それからはキラウエア・ミリタリー・キャンプに滞在しつつ、残りの日程を過ごしました。今回は、ハワイ島に移動した2日目である8月16日に行われたアクティビティに関して、尹美来さんに報告してもらいます。 続きを読む |
引き続き、2014年8月に行われたハワイ大学と東京大学の比較哲学セミナーについての報告です。今回は、セミナー6回目と7回目の講義に関して栗脇永翔さんに報告してもらいます。 続きを読む |
引き続き、2014年8月に行われたハワイ大学と東京大学の比較哲学セミナーについての報告です。今回は、セミナー2回目と3回目の講義に関して釣田いずみさんに報告してもらいます。 続きを読む |
2014年8月、東京大学はハワイ大学と共同で夏季比較哲学セミナー(UT-UH Summer Institute)を開催しました。第1回目の2012年はハワイ大学で、第2回目の2013年は東京大学で、そして第3回めとなる今年2014年は再びハワイ大学で行われました。すでに報告いたしました事前勉強会に続いて、今回からは数回にわけて、ハワイでの実際の活動に関して報告いたします。第一回目は神戸和佳子さんに報告してもらいます。 |
5月31日(土)に東京大学駒場キャンパスにて、哲学対話ワークショップ「銀河哲学ガイド~銀河鉄道でめぐる思考の天の河~」が開催された。講師として大阪大学の稲原美苗氏を招き、報告者の小村優太が司会進行をおこなった。 続きを読む |
2014年9月3日(水)、オックスフォード大学教授・オックスフォード上廣実践倫理センターフェローであるロジャークリスプ氏による講演会が予定通りの日時で開催された。数日前に来日されたクリスプ教授は非常に落ち着いた様子で会場に現れ、講演会は終始、会場の和やかでリラックスした雰囲気とともに進行した。
|
高校生のための哲学サマーキャンプ、2日目の様子について、チューターの西山より報告します。この日は主に、グループワークとプレゼンテーションを行いました。 続きを読む |
2014年7月30日から31日の2日間にかけて、「高校生のための哲学サマーキャンプ」(主催:上廣倫理財団)が開催された。今年度で第3回目となる本イベントは、「国際哲学オリンピック」の国内予選にあたる「日本倫理・哲学グランプリ」に向けたトレーニングの場という位置づけを持っているが、出願予定の有無に関わらず、広く高校生に読解と対話を通じて哲学的な思考を深め論述能力を向上させる機会を提供することを目的としている。今回は全国の高校から21人の高校生たちが集まり、1日目は国立オリンピック記念青少年総合センター、2日目は東京大学駒場キャンパスで行われた。講師は、北垣宗治先生(同志社大学名誉教授)、梶谷真司先生(国際哲学オリンピック日本組織委員長・UTCP)、林貴啓先生(国際哲学オリンピック日本組織委員)、それから、本イベントのために研修会を行ってきた教員および大学院生であった。キャンプ1日目の様子について、チューターの犬塚より報告する。 続きを読む |
ワークショップ2日目となる8日は、教育関係者だけではなく、様々な参加者が60名ほど集い、「学校」をテーマに3時間の哲学対話を行った。 続きを読む |
2014年6月7日から8日の2日間、東京大学駒場キャンパスにて、「学校」を主題とした哲学対話のワークショップが開かれた。およそ2年前からUTCPのプロジェクトのひとつとなっている ”Philosphy for Everyone” は、教育実践としての ”Philosophy for Children (P4C)” に着想を得ている。今回のワークショップは、これまでの活動の原点に返って、あらためてその特性と意義を捉えなおそうとするものでもあった。 続きを読む |
2014年5月10日(土)、駒場キャンパス18号館コラボレーションルーム3において、UTCP上廣共生哲学寄付研究部門 2014年度キックオフシンポジウムが開催された。 続きを読む |
2014.5.13 共生の作法 Decoding the Noise of Existence 5月10日、2014年度のキックオフシンポジウム「共生の作法」が開催された。 続きを読む |
2014年1月18日から19日にかけて、アルカディア市ヶ谷(私学会館)にて、「日本倫理・哲学グランプリ」(国際哲学オリンピックの日本代表選考を兼ねるエッセイコンテスト)で入賞した高校生たちのための哲学エッセイ指導ならびに国際哲学オンピック(以下IPO)の日本代表を決める選考会が、上廣倫理財団の主催で行われた。講師および選考員は北垣宗治氏(国際哲学オリンピック日本組織委員長)、林貴啓氏(国際哲学オリンピック日本組織委員)、梶谷真司氏(UTCP)、星野太氏(UTCP)であった。18日のエッセイ指導は本学の研究員と大学院生がチューターとなって行われた。 続きを読む |
2014年2月8日(土)、東京大学駒場キャンパス・コミュニケーションプラザ北館3階・身体運動実習室3にて、P4Eワークショップ「恋する身体-アナタとワタシが出会うとき-」が行われた。 続きを読む |
2014年12月4日~8日の期間、梶谷真司先生のUTCPにおける「Philosophy for Everyone(哲学をすべての人に)」プロジェクト、ならびに総合地球環境学研究所におけるインキュベーション研究「地域性と広域性の連関における環境問題~実生活への定位と哲学対話による共同研究」の一環として、京都と熊本への出張があった。3回にわたる報告の最終回として、12月7日に上天草の婚活交流会の一部として行われた哲学対話イベントの報告を、神戸和佳子氏にしていただく。 続きを読む |
2014年12月4日~8日の期間、梶谷真司先生のUTCPにおける「Philosophy for Everyone(哲学をすべての人に)」プロジェクト、ならびに総合地球環境学研究所におけるインキュベーション研究「地域性と広域性の連関における環境問題~実生活への定位と哲学対話による共同研究」の一環として、京都と熊本への出張があった。前回の佐藤麻貴氏による報告に続き、今回は、12月6日に熊本県阿蘇郡南阿蘇村でUTCP協力のもと行われた哲学対話の会、「南阿蘇でエネルギーを生み出せたらいいね!」座談会の報告を小村優太氏にしていただく。 続きを読む |
2014年12月4日~8日の期間、梶谷真司先生のUTCPにおける「Philosophy for Everyone(哲学をすべての人に)」プロジェクト、ならびに総合地球環境学研究所におけるインキュベーション研究「地域性と広域性の連関における環境問題~実生活への定位と哲学対話による共同研究」の一環として、京都と熊本への出張があった。梶谷先生に同行したのは、宮田舞氏(UTCP)と小村優太氏(日本学術振興会)、12月5日に佐藤麻貴氏(UTCP)が京都で加わり、12月6日には神戸和佳子氏(UTCP)と清水将吾(UTCP)が熊本で合流した。 続きを読む |
2013年11月22日~24日の「駒場祭」(東京大学駒場キャンパスの学園祭)期間中、P4E研究会の主催で、カフェフィロの協力のもと、「こまば哲学カフェ」が開催された。以下では3日目の記録を紹介する。 続きを読む |
2013年11月22日~24日の「駒場祭」(東京大学駒場キャンパスの学園祭)期間中、P4E研究会の主催で、カフェフィロの協力のもと、「こまば哲学カフェ」が開催された。以下では、その2日目の記録を紹介する。 続きを読む |
2013年11月22日~24日の「駒場祭」(東京大学駒場キャンパスの学園祭)期間中、P4E研究会が5号館518教室でカフェフィロの協力のもと「こまば哲学カフェ」を開催した。以下では、全3日間のうち1日目に行われた3つの対話セッションについて、それぞれの企画の立案者・進行者に書いていただいた記録を紹介する。 続きを読む |
11月2日の土曜日、“「お金」をめぐる対話”をテーマに、哲学対話のワークショップが行われた。この日はゲストとして影山知明氏をお迎えしワークショップの前半でご講演いただいた。後半では、梶谷先生のファシリテーションによる「お金」をめぐる哲学対話が行われた。 続きを読む |
2013年10月18日、東京大学駒場キャンパス18号館4階コラボレーションルーム3で、Harald Lemke(ハラルド・レムケ)氏による講演、"Toward an Economy for Common Welfare and Good Living"(公共福祉とよき生の経済へ向けて)が開催された。レムケ氏は食の哲学に関する論文でフランクフルト大学にて博士号を取得し、現在ザルツブルグ大学・食の哲学学際研究センターの教授を務められている。食に関する学際的研究のほか、友愛・政治的自由論、さらにフーコー研究にも携わり、近年では新しい経済のあり方の研究も携わるなど、幅広く活動されている。この講演はL3プロジェクト「哲学をすべての人に」主催で催され、学内外から多くの参加者が訪れた。 続きを読む |
22日(木)の朝、私たちは鳥取で一番大きな禅寺である天徳寺に到着した。中島先生の大学院の中国哲学研究室の後輩であり、それ以来特別親しい関係にある宮川敬之禅師のお寺である。宮川家は代々永平寺で要職を務めてきたが、敬之さんは、東大で中国哲学を学んだ、ある意味異端の禅僧である。西洋哲学にも通じておられ、東西の哲学的言語によって禅を思想と実践の両面から語ることのできる稀有な人である。UTCPにとっては、永平寺での研修が「体験」であり、哲学のセミナーとしては、むしろこの天徳寺での2日間がメインであった。今年のテーマが「哲学の実践(Practicing Philosophy)」であることを考えれば、このサマーセミナーの最後を飾るには、これ以上ふさわしい場所はないだろう。 |
2013年7月30日から31日の2日間にかけて、「高校生のための哲学サマーキャンプ」が上廣倫理財団の主催で開催された。今年度で第2回目となる本イベントは、「日本倫理・哲学グランプリ」(国際哲学オリンピックの日本代表選考を兼ねるエッセイコンテスト)に向けた準備のためのものだが、同時により広い意味で、哲学的問題について書き、話すという体験を高校生にしてもらうことを目的としている。全国の高校から18人の高校生たちが集まり、1日目は国立オリンピック記念青少年総合センター、2日目は東京大学駒場キャンパスで行われた。講師は、北垣宗治先生(国際哲学オリンピック日本組織委員長)、林貴啓先生(国際哲学オリンピック日本組織委員)、梶谷真司先生(UTCP)、星野太先生(UTCP)、それから本イベントのために研修会を行ってきた教員および大学院生であった。 続きを読む |
いよいよ、2013年度ハワイ大学との比較哲学サマーセミナーも最後の報告になります。鳥取県・天徳寺での様子を高山さんに報告いただきました。また最後になりましたが、今回のセミナーでお世話になった方々に、UTCPより感謝の気持ちを申し上げて、報告の締めくくりとさせていただきました。 続きを読む |
8月20日、21日は福井・永平寺での参禅体験です。サマーセミナーの後、2013年度冬学期からUTCPのRAに加わることになった佐藤さんに報告をいただきました。 続きを読む |
いよいよサマーセミナー第2週の最後の報告となります。東京での講義はここまでで、残る一週間は金沢~福井~鳥取の研修旅行へ。今回は、8月15日(木曜)の講義のようすをUTCPの杉谷が、8月16日(金曜)を崎濱さんが、それぞれお届けします。 続きを読む |
東京での2週間のセミナーを終え、8月17日(土)に金沢に移動した。翌日、18日(日)には、午前中に鈴木大拙館へ行き、午後には西田幾多郎記念館へ行った。いずれも非常に印象的な建築で、その場所にいることじたいが特別な思索を喚起するようなものだった。とりわけ西田記念館は、安藤忠雄による大建築の複合施設で、様々な部屋、空間から成り、西田に関する様々な資料を見ることができた。ここでは見学の後、西田哲学を専門に研究するPDの川村さんによる発表とディスカッションを行った。東京でのセミナーに続いて、この二つの記念館の訪問は、この後に行う参加する永平寺と天徳寺での研修のいい準備になった。 |
8月5日、第2回目となるハワイ大学との共同サマーセミナーが始まった。本郷キャンパスの東洋文化研究所の大会議室に9時30分に全員が集合し、10時からスタート。最初の2週間は東京での研修となる。授業の担当は、月曜日と木曜日の午前が中島先生、午後がエイムズ先生、火曜日と金曜日の午前が石田先生、午後が私、2週間で一人4回の授業である。水曜日は駒場で最初の週、7日に小林先生、2週目の14日に高田先生に講義をしていただいた。 |
2013年度ハワイ大-東大サマーセミナーの報告は、これから第2週めに入ります。まずは8月12日(月)、13日(火)の講義のようすについて、犬塚さんと、UTCPの神戸さんからご報告いただきました。 続きを読む |
引き続いて、ハワイ大と東大の比較哲学セミナー、3回めの報告です。今回は、4日目(8月8日)の講義と能楽鑑賞について山口さんに、第1週の最終日8月9日の講義と、週末の11日(土)、12日(日)の課外活動のようすについて東家さんに、それぞれご報告いただきました。 続きを読む |
引き続き、2013年8月に行われたハワイ大学と東京大学の比較哲学セミナーについての報告です。今回は、セミナー2日目(8月6日)の講義と、3日目(8月7日)に行われた小林康夫教授の授業の様子を、それぞれ新居さん、UTCPの川村さんに執筆していただきました。 続きを読む |
2012年、東京大学とハワイ大学はハワイにて共同で夏季比較哲学セミナーを開催した。両大学からの参加者は、3週間に渡って毎日二人の講師の授業を2時間ずつ聴き討論するという非常に密度の高い時間を過ごすことができた。大きな成功を収めたこのハワイでのセミナーを受け、2013年は東京大学が幹事校となり、1週間の研究旅行を含めたプログラムを用意し8月5日に無事日本でのセミナーの初日を迎えることになった。UTCPブログでは今後このセミナーの様子を順次伝えていく予定である。今回は、初日の様子について元RAの文が報告する。なお、去年と同じく今年も上廣倫理財団から格別のご支援を賜ったことを記しておく。 (去年のセミナーについては、リンクを参照されたい。) 続きを読む |
昨年に続けて、今年もハワイ大学との共同でサマーセミナーが行われた。昨年はこちらがハワイへ行ったが、今年はハワイの人たちが日本に来た。期間は8月5日から24日までの3週間の開催となった。講師は前回同様、ハワイ大学のロジャー・エイムズ先生と石田正人先生、東大の中島隆博先生と私が務め、学生はハワイ大学から8人とアメリカ本土から教員を含めて3人、東大から学生が9人(うち学部生1人)、UTCPのスタッフが5人、全部で合わせて25人が参加した。今年のセミナー全体のテーマは、Practicing Philosophy(哲学の実践)である。最初の2週間は東京で、最後の1週間は金沢の鈴木大拙館、西田幾多郎記念館を訪問し、そのあと福井の永平寺で一泊研修、さらに鳥取の禅寺・天徳寺で2日間の研修を行った。 続きを読む |
2013年7月21日、東京都武蔵野市のマンション、桜堤庭園テラスの共用スペースにて、哲学対話のイベント「おしゃべり読書のススメ~東大〈てつがく〉プロジェクト~」が行われた。幼稚園から小学校6年までの9人の子どもたちと、お父さんとお母さん5人で、1つの輪になり、梶谷先生と私(清水)の進行で哲学対話を行った。 続きを読む |
去る2013年8月14日、東京大学駒場キャンパス101号館2階研修室でハワイ大学教授のロジャー・エイムズ氏による講演、“The Internal/Intimate Relations and the External/Integral Relations: A Comparative View on Cultural Differences”が開催された。 続きを読む |
2012年に開催された東京大学-ハワイ大学夏季比較哲学セミナーの論文集、Papers from the 2012 University of Tokyo-University of Hawai'i Summer Residential Institute in Comparative Philosophyが刊行されました。UTCP-Uehiro Bookletの第1冊目です。 続きを読む |
2013年6月29日、東京大学駒場キャンパスにて、茨城大学の土屋陽介先生、兵庫県立大学の豊田光世先生、それからハワイの先生方をお迎えし、P4C(Philosophy for Children、子どものための哲学)のワークショップが開催された。お迎えしたハワイの先生方は、ハワイ大学のベン・ルーキー先生、ワイマナロ小中学校のレイチェル・コンプトン先生、カイルア高等学校のジェイク・ニコルズ先生とケイティ・バーガー先生、ワイキキ小学校のアンジェラ・キム先生とステイシー・フォン先生であった。 続きを読む |
2013年7月2日、東京大学駒場キャンパス101号館研修室で、クリスティアン・ウル氏による講演、"Rethinking Science and Religion in the Modern World: Reflections on a Youtube Debate with Atheists"が開催された。ウル氏は現在ベルギーのゲント大学言語文化学部の教授として、日本と中国における近代の思想や哲学を研究・教育されている。本講演は、L1プロジェクト「東西哲学の対話的実践」主催の、Asian Philosophy Workshopシリーズの第7回目として開催されたものであり、学内外からの多くの参加者を迎えた中、発表と議論がなされた。 続きを読む |
2013年5月22日(水)と25日(土)、本郷キャンパスの伊藤国際学術研究センターで、ルー・マリノフ氏によるワークショップ「ビジネスにおける哲学プラクティスの役割」が行われた。マリノフ氏は、ニューヨーク市立大学の哲学科長として教鞭をとるかたわら、アメリカの哲学プラクティスの第一人者として活動されている。そうした活動の一環として、マリノフ氏は、企業などを対象としたコンサルティングも行っている。両日とも、様々な業種で活躍される方々にお集まりいただき、非常に興味深いワークショップとなった。 続きを読む |
2013年5月20日(月)、東京大学駒場アクティブラーニングスタジオ(KALS)にて、ルー・マリノフ氏による講演会が開かれた。マリノフ氏は、哲学カウンセリング・哲学コンサルティングといった実践の先駆者であり、現在ニューヨークを拠点に活躍している。今回は、特に哲学カウンセリングの実践を中心に、哲学プラクティスの全体を一望するお話をいただいた。 続きを読む |
2013年5月24日、「Justice and Disobedience」という題のもと、ジョン・タッカー教授(東カロライナ大学、中日儒教研究)と梶谷真司准教授(UTCP)による共同セミナーが東京大学駒場キャンパスで開かれた。東カロライナ大学の学生と東京大学の学生がそれぞれ数名ずつ参加し、タッカー教授の発表を皮切りに、正義と不服従という問題について議論を交わした。 続きを読む |
UTCPの梶谷真司さんの論文集、Bodily Existence in History and Cultureが刊行されました。UTCP-Uehiro Collectionの第1冊目です。 続きを読む |
2013年4月13日、共生のための国際哲学研究センター 上廣共生哲学寄付研究部門 2013年度キックオフシンポジウム 「Radical Encounter in Philosophy 共生の深みへ」が駒場キャンパスにて開催されました。 続きを読む |
4月6日の土曜日、“「母」をめぐる対話”をテーマに、哲学対話のワークショップが行われた。対話のファシリテーターは、大阪の「カフェフィロ」副代表の松川絵里さん。ゲストとして、河野哲也先生と土屋陽介先生をお迎えした。 続きを読む |
2013年3月26日(火)に、東京大学駒場キャンパスにて、ワークショップ「人文学と制度」が開催された。本ワークショップは、先頃刊行された西山雄二編『人文学と制度』(未來社、2013年)の合評会というかたちで、人文学の今日的な意義とその将来性を描き出すことを目的としたものである。 続きを読む |
2月2日、駒場キャンパスにて、松川絵里さんの講演会およびワークショップ「『研究』ではない哲学――カフェフィロの活動」が行われた。カフェフィロは、大阪を拠点として、哲学対話の活動を推進している組織であり、今回はその活動の意義と内容を中心にお話しいただいた。 続きを読む |
1999年の11月13日、関西大学で行われた現象学会の年次大会で、ベルク氏は「風土の通態性について」というタイトルで講演をした。そのさい私は、会場からの代表質問を担当する機会を与えられた。学位を取得して2年後のことだった。当時、私の質問は、おもに主観性と客観性の関係を巡るものだった。 |
10月27日、28日、29日の三日間、晩秋の北京では、北京大学哲学系百周年記念式典が催された。UTCPからも梶谷真司とわたしが式典と記念シンポジウムに参加した。 続きを読む |
ハワイ比較思想セミナーの期間中、思いがけずPhilosophy for Children in Hawaiiの活動を見学する機会をいただきました。セミナーの内容とは直接関係しませんが、大変貴重な機会でしたので、ここに報告させていただきます。 続きを読む |
学生による「東京大学―ハワイ大学夏季比較哲学セミナー」のご報告も三回目に入りました。今回は、研究協力者の崎濱が執筆担当させて頂きます。 続きを読む |
三週間のセミナーを終え、無事帰国してからまだ日が浅い。にも関わらず、ホノルルで過ごした日々が遥か遠くの出来事に感じられる。それは、東京という場では感じることのなかった風があの場所に吹いていたからだろうか。ここでは、セミナー四日目、五日目の様子を中心に報告したい。 |
《新たな挑戦に向けて》 この比較思想セミナーは、UTCPとハワイ大学のEast-West Centerの共同で、7月30日から8月17日までの計3週間のプログラムとして開催された。講師を務めたのは、ハワイ大学からロジャー・エイムズ教授と石田正人准教授、東京大学から中島隆博准教授と私である。またUTCPのセンター長、小林康夫教授による特別レクチャーも行われた。 |
7月30日から8月の17日まで、ハワイ大学マノア校にて東京大学とハワイ大学合同の夏季比較思想セミナーが開かれました。東京大学からは計7名の学生が参加しましたが、渡航や滞在に際して上廣倫理財団そしてハワイ大学から格別のご支援を頂き、非常に恵まれた環境のもとでセミナーに臨むことができました。UTCPのホームページでは、今後数回にわたって学生の視点からセミナーの様子をレポートしてゆきたいと思います。初回はUTCP RAの文が担当し、初日から三日目までのハワイ生活適応とセミナー開始の様子をお伝えします。 続きを読む |
前回まで、国際哲学オリンピック(IPO)の報告をしてきたが、いよいよ来年の大会へ向けて、国内予選がスタートする。 そしてその準備として、この夏8月22日と23日、「高校生のための哲学サマーキャンプ」が開催される。(リンク先PDF) IPOの代表選手を選考する日本倫理哲学グランプリ事務局が主催し、そこにUTCPが協力する。一人でも多くの高校生に来てくれればと思う。ただここでこのイベントの趣旨、位置づけについて、その背景とともに説明しておきたい。 続きを読む |
2012年6月16日、東京大学大学院総合文化研究科・教養学部附属共生のための国際哲学研究センター(UTCP)上廣共生哲学寄付研究部門のオープニング・シンポジウムが開催された。 続きを読む |
去る5月15日(火)から20日(日)まで、「国際哲学オリンピック(IPO:International Philosophy Olympiad)」なるものを視察するため、ノルウェーのオスロへ行ってきた。新生UTCPが上廣倫理財団から支援を受けるにあたり、IPO参加事業への協力を求められ、「これは面白そうだ」という、当初はかなり漠然とした期待感から、私がメインで関わることになった。UTCPの新メンバーとしての私にとっては、最初の仕事でもある。 続きを読む |
↑ページの先頭へ |