【報告】許紀霖教授講演会
2014年2月17日、東京大学駒場キャンパス101号館2階研修室にて、華東師範大学の許紀霖教授が「新天下主義」について講演された。 続きを読む |
2013年11月16日、台湾交通大学の劉紀蕙教授を招いて、『〈心〉とネイション:東アジアの近代経験を巡って (“心”与Nation――反思東亜地区的現代経験)』と題するワークショップが開催された。場所は駒場キャンパス18号館、コラボレーションルーム4である。劉教授は政治哲学が専門で、章炳麟に代表される近代中国思想と、西洋政治哲学との比較研究をされている。UTCPからは石井剛准教授と林少陽准教授が参加し、他に一橋大学の鈴木将久教授、明治大学の志野好伸准教授を招いて行われた。 続きを読む |
2013年11月19日、台湾・国立交通大学社会文化研究所教授で、台湾大学連合文化研究国際センター所長の劉紀蕙氏を迎えて、ワークショップ"The Political Economy or the Politics of the Void? The Question of Liang Qichao and Zhang Taiyan via Giorgio Agamben"が開催された。本講演はAsian Philosophy Forum Workshopシリーズの第10回目として開催され、UTCP卓越プログラムの一環をなすものである。学内外からの参加者を迎えた中、発表と議論がなされた。 続きを読む |
本ブックレットは東京大学大学院総合文化研究科・教養学部付属「共生のための国際哲学センター」(UTCP)上廣共生哲学寄付研究部門L1プロジェクト「東西哲学の対話的実践」の活動の一環として編集・出版されたものです。UTCP-Uehiro Bookletの第3冊目です。 続きを読む |
2013年7月30日、東京大学駒場キャンパス101号館研修室で、ティ・ミン=ホアン・ンゴ氏による講演、"Socialist China and Human Rights in Response to the West: Universalism and Nationalism"が開催された。ンゴ氏は現在フランスのエクス=マルセイユ大学アジア研究所の研究員として、中国近代史を研究されている。本講演は、L1プロジェクト「東西哲学の対話的実践」主催の、Asian Philosophy Workshopシリーズの第9回目として開催されたものであり、学内外からの参加者を迎えた中、発表と議論がなされた。 続きを読む |
22日(木)の朝、私たちは鳥取で一番大きな禅寺である天徳寺に到着した。中島先生の大学院の中国哲学研究室の後輩であり、それ以来特別親しい関係にある宮川敬之禅師のお寺である。宮川家は代々永平寺で要職を務めてきたが、敬之さんは、東大で中国哲学を学んだ、ある意味異端の禅僧である。西洋哲学にも通じておられ、東西の哲学的言語によって禅を思想と実践の両面から語ることのできる稀有な人である。UTCPにとっては、永平寺での研修が「体験」であり、哲学のセミナーとしては、むしろこの天徳寺での2日間がメインであった。今年のテーマが「哲学の実践(Practicing Philosophy)」であることを考えれば、このサマーセミナーの最後を飾るには、これ以上ふさわしい場所はないだろう。 |
いよいよ、2013年度ハワイ大学との比較哲学サマーセミナーも最後の報告になります。鳥取県・天徳寺での様子を高山さんに報告いただきました。また最後になりましたが、今回のセミナーでお世話になった方々に、UTCPより感謝の気持ちを申し上げて、報告の締めくくりとさせていただきました。 続きを読む |
8月20日、21日は福井・永平寺での参禅体験です。サマーセミナーの後、2013年度冬学期からUTCPのRAに加わることになった佐藤さんに報告をいただきました。 続きを読む |
いよいよサマーセミナー第2週の最後の報告となります。東京での講義はここまでで、残る一週間は金沢~福井~鳥取の研修旅行へ。今回は、8月15日(木曜)の講義のようすをUTCPの杉谷が、8月16日(金曜)を崎濱さんが、それぞれお届けします。 続きを読む |
東京での2週間のセミナーを終え、8月17日(土)に金沢に移動した。翌日、18日(日)には、午前中に鈴木大拙館へ行き、午後には西田幾多郎記念館へ行った。いずれも非常に印象的な建築で、その場所にいることじたいが特別な思索を喚起するようなものだった。とりわけ西田記念館は、安藤忠雄による大建築の複合施設で、様々な部屋、空間から成り、西田に関する様々な資料を見ることができた。ここでは見学の後、西田哲学を専門に研究するPDの川村さんによる発表とディスカッションを行った。東京でのセミナーに続いて、この二つの記念館の訪問は、この後に行う参加する永平寺と天徳寺での研修のいい準備になった。 |
8月5日、第2回目となるハワイ大学との共同サマーセミナーが始まった。本郷キャンパスの東洋文化研究所の大会議室に9時30分に全員が集合し、10時からスタート。最初の2週間は東京での研修となる。授業の担当は、月曜日と木曜日の午前が中島先生、午後がエイムズ先生、火曜日と金曜日の午前が石田先生、午後が私、2週間で一人4回の授業である。水曜日は駒場で最初の週、7日に小林先生、2週目の14日に高田先生に講義をしていただいた。 |
2013年度ハワイ大-東大サマーセミナーの報告は、これから第2週めに入ります。まずは8月12日(月)、13日(火)の講義のようすについて、犬塚さんと、UTCPの神戸さんからご報告いただきました。 続きを読む |
引き続いて、ハワイ大と東大の比較哲学セミナー、3回めの報告です。今回は、4日目(8月8日)の講義と能楽鑑賞について山口さんに、第1週の最終日8月9日の講義と、週末の11日(土)、12日(日)の課外活動のようすについて東家さんに、それぞれご報告いただきました。 続きを読む |
引き続き、2013年8月に行われたハワイ大学と東京大学の比較哲学セミナーについての報告です。今回は、セミナー2日目(8月6日)の講義と、3日目(8月7日)に行われた小林康夫教授の授業の様子を、それぞれ新居さん、UTCPの川村さんに執筆していただきました。 続きを読む |
2012年、東京大学とハワイ大学はハワイにて共同で夏季比較哲学セミナーを開催した。両大学からの参加者は、3週間に渡って毎日二人の講師の授業を2時間ずつ聴き討論するという非常に密度の高い時間を過ごすことができた。大きな成功を収めたこのハワイでのセミナーを受け、2013年は東京大学が幹事校となり、1週間の研究旅行を含めたプログラムを用意し8月5日に無事日本でのセミナーの初日を迎えることになった。UTCPブログでは今後このセミナーの様子を順次伝えていく予定である。今回は、初日の様子について元RAの文が報告する。なお、去年と同じく今年も上廣倫理財団から格別のご支援を賜ったことを記しておく。 (去年のセミナーについては、リンクを参照されたい。) 続きを読む |
2013年6月15日、「中国の〈いま〉と人文学―『開放時代』との対話を通じて」と題するワークショップが、東京大学・駒場で開催された。このワークショップは、科研費プロジェクト「現代中国思想史構築のための中国知識界言説研究」が中心になって、広州の『開放時代』雑誌、UTCPと共催したもので、『開放時代』からゲストスピーカー3名、コメンテーターに池上善彦氏(元『現代思想』編集長)、羽根次郎氏(愛知大学)を招き、東京大学の村田雄二郎教授の司会で進められた。 続きを読む |
昨年に続けて、今年もハワイ大学との共同でサマーセミナーが行われた。昨年はこちらがハワイへ行ったが、今年はハワイの人たちが日本に来た。期間は8月5日から24日までの3週間の開催となった。講師は前回同様、ハワイ大学のロジャー・エイムズ先生と石田正人先生、東大の中島隆博先生と私が務め、学生はハワイ大学から8人とアメリカ本土から教員を含めて3人、東大から学生が9人(うち学部生1人)、UTCPのスタッフが5人、全部で合わせて25人が参加した。今年のセミナー全体のテーマは、Practicing Philosophy(哲学の実践)である。最初の2週間は東京で、最後の1週間は金沢の鈴木大拙館、西田幾多郎記念館を訪問し、そのあと福井の永平寺で一泊研修、さらに鳥取の禅寺・天徳寺で2日間の研修を行った。 続きを読む |
2013年5月27日、28日の2日間、北京で「トラウマ記憶と文化表象――文学は如何に歴史を書くか」をテーマにかかげた国際学術会議が開かれた。主催は北京・首都師範大学で、UTCPからは杉谷が参加し、発表を行った。 続きを読む |
2012年に開催された東京大学-ハワイ大学夏季比較哲学セミナーの論文集、Papers from the 2012 University of Tokyo-University of Hawai'i Summer Residential Institute in Comparative Philosophyが刊行されました。UTCP-Uehiro Bookletの第1冊目です。 続きを読む |
2013年7月2日、東京大学駒場キャンパス101号館研修室で、クリスティアン・ウル氏による講演、"Rethinking Science and Religion in the Modern World: Reflections on a Youtube Debate with Atheists"が開催された。ウル氏は現在ベルギーのゲント大学言語文化学部の教授として、日本と中国における近代の思想や哲学を研究・教育されている。本講演は、L1プロジェクト「東西哲学の対話的実践」主催の、Asian Philosophy Workshopシリーズの第7回目として開催されたものであり、学内外からの多くの参加者を迎えた中、発表と議論がなされた。 続きを読む |
8月開始に向けて着々と準備を進めております東京大学―ハワイ大学共同比較哲学セミナーの4回目の準備会の様子をお届けします。今回は石田正人先生の論文を読み、道元とウィリアム・ジェームズを題材に多元論と一元論といった哲学的枠組みについて論じました。 続きを読む |
2013年8月に開催される予定の東京大学―ハワイ大学共同比較哲学セミナーの3回目の準備会の様子をお届けします。今回はRoger Ames先生の論文を読み、『中庸』を中心に中国的な形而上学の可能性を論じました。 続きを読む |
2013年8月に開催される予定の東京大学―ハワイ大学共同比較哲学セミナーの二回目の準備会の様子をお届けします。今回は中島隆博先生の論文を読み、東アジアにおける科学と宗教概念の受容の問題を論じました。 続きを読む |
2013年5月9日木曜、香港中文大学の張政遠教授による「3・11後の復興と哲学」と題する講演会が、東大駒場・101号館研修室で行われた。張教授は、哲学カフェの活動を通して被災地のサポートに取り組んでおられ、今回の講演前にも、香港中文大学の教員3名と学生数名とともに被災地を訪問されている。講演は、自然と被災地での活動についての話題が中心となった。 続きを読む |
2013年8月、東京大学はハワイ大学と共同で比較哲学セミナーを開催します。同セミナーの初回は2012年にハワイで開催されましたが、今年は東京大学が主催校となり、ハワイ大学からの教員と学生を受け入れ主に本郷キャンパスにおいてセミナーを行う予定です。このブログでは、その準備会の模様を数回に渡って掲載します。 |
学生による「東京大学―ハワイ大学夏季比較哲学セミナー」のご報告も三回目に入りました。今回は、研究協力者の崎濱が執筆担当させて頂きます。 続きを読む |
三週間のセミナーを終え、無事帰国してからまだ日が浅い。にも関わらず、ホノルルで過ごした日々が遥か遠くの出来事に感じられる。それは、東京という場では感じることのなかった風があの場所に吹いていたからだろうか。ここでは、セミナー四日目、五日目の様子を中心に報告したい。 |
7月30日から8月の17日まで、ハワイ大学マノア校にて東京大学とハワイ大学合同の夏季比較思想セミナーが開かれました。東京大学からは計7名の学生が参加しましたが、渡航や滞在に際して上廣倫理財団そしてハワイ大学から格別のご支援を頂き、非常に恵まれた環境のもとでセミナーに臨むことができました。UTCPのホームページでは、今後数回にわたって学生の視点からセミナーの様子をレポートしてゆきたいと思います。初回はUTCP RAの文が担当し、初日から三日目までのハワイ生活適応とセミナー開始の様子をお伝えします。 続きを読む |
2012年7月15日、比較哲学セミナー第四回準備会が東京大学駒場キャンパスにて行われた。今回は、中島隆博先生の新著『悪の哲学――中国哲学の想像力』(筑摩書房、2012年)を導きとして、セミナー参加予定者の内5名が前回同様英語によるディスカッションを進めた。 続きを読む |
2012年7月8日、比較哲学セミナーの3回目の準備会が、駒場キャンパスにて行われた。今回も前回に引き続き、梶谷真司先生の論文を題材に、英語でディスカッションを行った。今回の論文は「江戸時代における身体観の変化とその哲学的意義――蘭医方以前と以後の育児書を手掛かりにして――」。以下に見るように、現象学的な身体観を、江戸時代の日本の育児書を手掛かりにあらためて相対化していくという論旨であった。 続きを読む |
7月1日、東京大学−ハワイ大学夏季比較哲学セミナー準備会第二回が東京大学駒場キャンパスで行われた。梶谷真司「医療における現実の多元性と多層性——アーサー・クラインマンの現象学的・解釈学的医療人類学——」(『帝京国際文化』、帝京大学文学部国際文化学科編、第18号、67−88頁、2005年)を題材とし、夏季セミナー参加予定の全7名によって、前回同様、英語によるディスカッションを進めた。 続きを読む |
この夏、東京大学とハワイ大学による共同の比較哲学セミナ―がハワイで開催される予定です。そのための準備会第一回が6月23日に東京大学駒場キャンパスで行われました。 続きを読む |
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