Blog / ブログ

 

【報告】他者の問いにふれること――高千穂・五ヶ瀬出張報告(後半)

2022.11.08 宮田晃碩 Permalink

前半はこちら)
3. 高千穂町、五ヶ瀬町のフィールドトリップ

 今回の訪問では学校でのワークに関わるだけでなく、フィールドをご案内いただき見学させていただいた。空港から高千穂町へ行く道中には阿蘇外輪山の大観峰を、25日の午前中には天岩戸神社を見、またその日の夕方には今回私たちをご案内してくださった役場の田﨑友教さんのご実家にお連れいただいた。田﨑さんのお宅は、畑作と牛の繁殖をされている農家である。私たちは、前日に生まれたという仔牛を見せていただき、また牛たちに干草をやるところを見せていただいた。高千穂郷・椎葉山地域は山間地の限られた耕地を巧みに利用する伝統的な農業によって、世界農業遺産に指定されている。その特徴は、大規模に一つの作物を作るのではなく、むしろ様々な生産のシステムが文字通り有機的に組み合わさっているところにある。田﨑さんのところでも複数の作物を生産しており、ここで牛にやっている干草も、田畑のあいだの斜面に生える草を刈って乾かしたものである。実は昼の自動運転についてのワークショップで、田﨑さんのお父様のお話を聞いていたのだが、あれはこういう生活のことだったかと、にわかに実感を伴って理解することができた。

続きを読む

【報告】他者の問いにふれること――高千穂・五ヶ瀬出張報告(前半)

2022.11.08 宮田晃碩 Permalink

 2022年9月24日から27日にかけて、宮崎県高千穂町、五ヶ瀬町を訪問した。メンバーは生産技術研究所の松山桃世先生、UTCPの梶谷真司先生、ライラ・カセムさん、堀越耀介さん、宮田晃碩(本報告執筆者)、IHS(多文化共生統合人間学プログラム)のプログラム生である倉田慧一さん、山田慎太郎さん、呉映月さんの計8名。IHSの研修を兼ねる形である。

続きを読む

【報告】こぼれ落ちてしまうものの肯定・探究・再発見——宮崎の「探究学習」と「地域づくり」の現場から(倉科俊佑)

2022.10.02 梶谷真司 Permalink

 2022年8月の22日から25日にかけて研修として宮崎を訪れた。研修は県内の高校や地域財団の依頼を受けて梶谷先生が哲学対話を行うのに同行するかたちで行われ、意見交換会や視察なども催された。こちら側から参加したのは、UTCPの梶谷真司先生、山田理絵さん、総合文化研究科 「多文化共生・統合人間学プログラム」(IHS)所属の井坪葉菜子さん、太田陽さん、佐藤寛紀さん、戸巻晃徳さん、ピー・ピヨ・ミッさん、文学部哲学専修所属の倉科俊佑(筆者)の計8名だった。ここに4日間の研修の様子と所感を記したい。

続きを読む

【報告】水俣訪問(後半)

2022.08.30 宮田晃碩 Permalink

(前半はこちら

 永野さんの用意して下さったプランでは、さらにチッソ水俣工場前、百間排水口、水俣湾埋立地(エコパーク水俣)を午前中にめぐる予定であった。

続きを読む

【報告】水俣訪問(前半)

2022.08.30 宮田晃碩 Permalink

 UTCPではこの5年間、様々な分野で活動し思索する方々をゲストにお招きして、「共にいること、共に生きること、共に創ること」を追求する〈哲学×デザイン〉プロジェクトを続けてきた。その第35回となる「痛む人々のこえを聴く」は、大阪の伊藤悠子さんと水俣の永野三智さんをゲストにお迎えし、熊本県水俣市を訪問して行われた(イベントの案内はこちら)。実際には永野さんが現地を案内して下さったので、UTCPの方が迎えていただいた形になる。それに併せて私たちは、前後3日間にわたり水俣を巡ることとなった。その様子を記しておきたい。

続きを読む

梶谷真司 邂逅の記録125 水俣で生きること、水俣へ行くこと

2022.08.19 梶谷真司 Permalink

 2022年6月25日から27日、出張イベントで水俣を訪れた。もともと2月に予定していたのが、コロナウィルスの感染拡大のため、延期となっていた。ゲストにお呼びしたのは、永野三智さんと伊藤悠子さん。永野さんは、水俣病に苦しむ人たちの相談に乗り、関連資料を編纂・保存し、啓発活動を行う相思社の職員である。伊藤さんは、大阪の西成で看護師として働きながら、子どもを虐待する母親のサポートをしてきた。二人をお迎えして「痛む人々のこえを聴く」と題し、苦しむ人をどのように受け止めればいいのかについて共に考えるイベントであった。

続きを読む

【報告】2022年度UTCP上廣共生哲学講座キックオフシンポジウム「共生のテクスチャー The Textures of Inclusion」

2022.08.17 梶谷真司, 山田理絵, 中里晋三, 宮田晃碩 Permalink

 2022年7月24日(日)に、2022年度UTCP上廣共生哲学講座のキックオフシンポジウムが開催された。
 「共生のテクスチャー The Textures of Inclusion 〜 異世界のふたりが紐解く『ゆるさ』のデザイン」と題された本シンポジウムには、ゲストスピーカーとして、澤田智洋さん(世界ゆるスポーツ協会代表理事、『マイノリティデザイン』著者)と、加納土さん(『沈没家族』著者・映像監督)にご登壇いただいた。参加者の皆様には、シンポジウムの様子をオンラインでご視聴いただいた。

続きを読む

【報告】第1回駒場哲学フォーラム

2022.08.16 國分功一郎, 駒場哲学フォーラム, 宮田晃碩 Permalink

 2022年7月28日(木)、駒場哲学フォーラム主催、EAAおよびUTCP(共生のための国際哲学研究センター)共催の第1回駒場哲学フォーラムが対面とオンラインのハイブリッドで開催された。

続きを読む

【報告】池田淳一郎 国際哲学オリンピック リスボン大会で得た濃密な経験

2022.07.15 梶谷真司 Permalink

 こんにちは。日本代表として2022国際哲学オリンピックに出場しました池田淳一郎です。

続きを読む

【報告】多田夏希 国際哲学オリンピック・リスボン大会に参加して

2022.06.29 梶谷真司 Permalink

 はじめまして。この度第30回国際哲学オリンピック(IPO)に日本代表として参加させていただきました洗足学園高等学校2年の多田夏希です。
 今大会は3年ぶりに対面で開催され、ポルトガルのアルマダ川を挟んだリスボンとアルマダに、4日間に渡って40か国以上の国から高校生が集いました。

続きを読む

Recent Entries


↑ページの先頭へ