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梶谷真司 邂逅の記録113 「哲学。をプロデュース!」~新しい哲学の可能性を求めて

2021.01.22 梶谷真司 Permalink

 「哲学を○○する」の○○には何が入るだろうか――研究する、教える、応用する、入門書を出す。これらはおもに研究者が行うことだろう。他方、近年では哲学を実践する、すなわち、子どもの哲学や哲学カフェ、哲学相談、哲学カウンセリング、哲学コンサルティングなどのプラクティスがあって、これらは老若男女、広く一般の人たちがするものだ。
 しかしそのどれでもない“プロデュースする”というのがあるのではないか。哲学のコンテンツを楽しみやすい形、親しみやすい形、かっこいい形、面白い形にして人々に見せるプロデューサーのようなもの。しかも文字通りに自分自身の哲学をproduce(生み出す)する――そんなユニークな人たちと哲学の新しい可能性を探りたい。

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梶谷真司 邂逅の記録112 子育てと哲学対話~哲学カフェを運営する3人の母親との対話

2021.01.06 梶谷真司 Permalink

 哲学対話の活動を始めた2012年以降、かなり早い時期から私は子育て中のお母さんたちと関わってきた。そして2018年に出版した『考えるとはどういうことか~0歳から100歳までの哲学入門』(幻冬舎)で、次のように書いた。

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【報告】 UTCPシンポジウム「Living with the World 世界との共生」

2020.12.13 梶谷真司, 中島隆博, 石原孝二, 朝倉友海, 田中慎太郎, 井之上祥子, 山田理絵, 國分功一郎 Permalink

 2020年11月29日(日)にUTCPシンポジウム『Living with the World 世界との共生』が開催された。本シンポジウムは3部で構成され、13:00〜17:00の4時間にわたってオンラインで実施された。
 

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梶谷真司 邂逅の記録 111 ただ自分自身でいられる場を求めて~紫原明子さんとの対話

2020.12.07 梶谷真司 Permalink

“私はただ、私でいることを許されたいだけ”

 今回お招きしたエッセイストの紫原明子さんが定期的に開いている「語り」の場、「もぐら会」のエッセイ集「あの人今、泣こうとしたのかな」の序文に出てくる文章である。
 今年の6月13日、コロナ関連のイベントの第2弾として「コロナの中の日常~生き方の変化と向き合う」を行った。紫原さんが独自アンケートに基づいて書いたエッセイを読んで、参加者が自分の生活の変化について自由に語り、一緒に考えるという趣旨だ(私のブログ報告「邂逅の記録110 コロナの中の日常~誰もが思考と経験の当事者になる」を参照)。

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【報告】UTCPシンポジウム「アメリカ大統領選から見る現代社会――哲学と公共政策の対話」

2020.11.25 Permalink

 2020年10月24日、東京大学のUTCPにてオンライン・イベント「アメリカ大統領選から見る現代社会――哲学と公共政策の対話」が開催されました。この企画は、「哲学×公共政策学」という視座から、現代社会に潜む政治学的問題を〈一般の人々に分かりやすい言葉〉で伝えるという趣旨のもと構想されました。また、本イベントは、これまで行われた公開哲学セミナー(5月30日「現代フランス哲学から見る〈共生と責任〉の問題」/8月29日「哲学と精神分析――デリダ、リクール、ラカン、そしてフロイト」)と同様に、哲学や公共政策学に興味を持っている一般の人々と、当該分野で活躍する若手研究者を繋げるための〈場〉を構築したいという意図も込められていました。そのため、本シンポジウムにおいては、「講演」の部と同じくらいの時間をかけた「質問」の部を設けることに決め、とりわけ一般の参加者の方々との双方向的なやり取りを行うことを重視しました。
 その結果、これまで行われてきた多くのUTCPイベントと同様に、本イベントも大変な盛り上がりを見せました。登壇者である杉谷和哉さん(京都大学大学院 人間・環境学研究科 博士後期課程・国際高等研究所特任研究員)と谷川嘉浩さん(京都市立芸術大学美術学部特任講師)のご講演が終わった後、多くの方々からの質問が寄せられ、閉会の時刻を迎えてなお議論の高まりが鎮まることはありませんでした。以下、続く箇所にて、当日の様子を記載いたします。

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【報告】UTCPシンポジウム 〈哲学×デザイン〉プロジェクト20 「ビジネスの哲学化――なぜ、企業経営に哲学が必要とされるのか?」

2020.11.25 Permalink

*(当日の動画はこちらです。[ https://www.youtube.com/watch?v=VObgWsAcI_w ])*

 2020年10月18日、東京大学のUTCPにてオンライン・イベント「ビジネスの哲学化――なぜ、企業経営に哲学が必要とされるのか?」が開催されました。本企画の趣旨は、イベント名の副題にも表れているように、〈なぜ今日の企業経営においては哲学が必要とされているのか〉というテーマに関して、それぞれの分野の最前線でご活躍をされている三人の方々にご講演をしていただくというものでした。イベント当日は常に100人以上の方が参加し、数多くの方々からご質問をお寄せいただいたディスカッションの時間も含めて、大変な盛り上がりを見せました。それもすべて、登壇者の皆様(吉田幸司さん、小野塚惠美さん、成田真弥さん)のご講演が大変すばらしいものであったからだと思います。続く箇所において、ご講演内容の要約を記載いたします。

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【刊行】佐藤麻貴(分担執筆)『子どものための哲学教育ハンドブック 世界で広がる探究学習』

2020.11.09 佐藤麻貴, 出版物 Permalink

UTCP特任助教の佐藤麻貴先生が寄稿している『子どものための哲学教育ハンドブック 世界で広がる探究学習』が刊行されました。

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【刊行】佐藤麻貴(分担執筆)『社寺会堂から探る 江戸東京の精神文化』

2020.10.28 中島隆博, 佐藤麻貴, 出版物 Permalink

UTCP特任助教の佐藤麻貴先生が寄稿している『社寺会堂から探る 江戸東京の精神文化』が刊行されました。

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【報告】こまば哲学カフェ 二村ヒトシ【シリーズ セックスと性の〈なぜ?〉を考える】

2020.10.13 梶谷真司 Permalink

二村ヒトシと申します。哲学対話は昨年の夏に名古屋で安本志帆さんのお世話になって体験したのが最初です。その後、梶谷真司さんとも知り合い、今年の春以降(新型コロナの影響による自粛期間以降ということです)インターネットで人を集めてオンライン哲学対話を我流で始めたところ、すっかりハマり毎月20回以上、9月末までに通算130回以上のオンライン哲学対話に参加しました。そこで得られた感触を文章にまとめたものを、心理や教育の専門出版社・金子書房のブログ(note)に掲載していただきました。https://www.note.kanekoshobo.co.jp/n/n0cc095bc8965

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【刊行】佐藤麻貴(分担執筆)『Habits Pragmatist Approaches from Cognitive Science, Neuroscience, and Social Theory』

2020.10.01 佐藤麻貴, 出版物 Permalink

UTCP特任助教の佐藤麻貴先生が寄稿している『Habits Pragmatist Approaches from Cognitive Science, Neuroscience, and Social Theory』が刊行されました。

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