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【報告】こまば当事者カレッジ2019年度夏期コース第3回「家族を支え、みんなで子どもを育てる」

2019.10.17 石原孝二, 石渡崇文, 田中慎太郎, 井之上祥子, 澤田宇多子, 馬場絢子, 山田理絵, 中里晉三, 遠藤希美, Permalink

今回は、発達に心配のある子ども達を支援している札幌の社会福祉法人「麦の子会」のみなさんを招いて講演を行い、その後は参加者同士でグループに分かれて、障害のある子どもや家族と暮らすことをテーマにディスカッションを行いました。講演ではまず総合施設長の北川聡子さんが麦の子会の成り立ちや活動内容を紹介し、その後に発達障害の診断を受けたお子さんの親たちが、麦の子会とかかわる事になった体験を語ってくれました。

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麦の子会は1982年、札幌市に設立された通園施設です。もともとはたった4人の大学生で立ち上げ、1996年までは無認可で障害のある子どもとその家族の支援を行っていました。2011年からは、親が子どもを養育することが難しくなった時に家庭養育を行う「里親ファミリーホーム」を運営しています。麦の子会は障害児や被虐待児の発達支援、家族支援、地域支援などを行っていますが、子ども個人だけではなく、子どもの家族や地域のコミュニティにも支援を広げている点が特徴的で、親と子どもがより良い関係を学ぶペアレントトレーニングも行っています。

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ディスカッションでは「なぜうちの地域にこういう施設がないのか」という声が多く挙がった他、麦の子会のように障害のある子どもが地域社会に自然に溶け込める場が存在することで、同じ地域に暮らす他の子どもたちにとっても小さい頃から障害のある子もない子も共に生活し尊重しあえることも利点ではないか、という意見も出ました。(報告:石渡)


【報告】こまば当事者カレッジ2019年度夏期コース第2回「DVや子ども虐待の事例をもとに、あらためて家族関係について考える」

2019.10.17 石原孝二, 石渡崇文, 田中慎太郎, 井之上祥子, 澤田宇多子, 馬場絢子, 山田理絵, 中里晉三, 遠藤希美, Permalink

講師には森田展彰さん(筑波大学)、佐々木真紀さん(WERC)、田村伴子さん(WERC、女性ネットSaya-Saya)をお招きし、DV問題をとらえる理論的枠組みから支援の実際までをお話いただきました。

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まず、森田先生は、DVや虐待について、現場のご経験やこれまでのご研究に基づいたお話をしてくださいました。そして佐々木さん、田村さんからも、WERC、女性ネットSaya-Sayaでのご活動についてのお話をいただきました。佐々木さん、田村さんは、DV問題では被害者が「気づき、情報を得る(Step 1)」、「安全・安心を得る(Step 2)」、「心身のケア自立する(Step 3)」ための支援に加え、「DV・虐待と気づかない(Step 0)」段階における支援の充実も大切だとおっしゃいました。

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その後、参加者のワークでは、DVや虐待に気づいた時、様々な立場の人々がどんなことができるだろうかを考えました。なかなか思いつかないという難しさがありつつ、講師の方々とは活発な意見交換が行われていました。(報告:中里)


【報告】Mario Wenning教授講演――現代におけるコスモポリタニズムの可能性

2019.07.30 梶谷真司 Permalink

7月19日、マカオ大学のMario Wenning教授を招き、講演会を行った。氏は2009年にもUTCPで “The Return of Rage” というタイトルでGuest Lectureを行っていて、今回は実に10年ぶりの登壇となった。

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梶谷真司 邂逅の記録101 「ために」から「ともに」へ――哲学対話とInclusive Design

2019.07.16 梶谷真司 Permalink

7月6日(日)、NPO法人Collableの山田小百合さんとのイベントを行った。インクルーシヴ・デザインを看板に掲げて活動をしている彼女とは、私が哲学対話を始めたころに知り合い、以来ずっといつかコラボしたいと思っていた。そのころから哲学対話とインクルーシヴ・デザインは、どこか深いところでつながっているというぼんやりとした直観があった。その思いは今や確信となり、私は哲学対話のことを英語でinclusive philosophyと呼び、これを「共創哲学」と訳すことにした。

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梶谷真司 邂逅の記録100 文を以て人を繋ぐ~「キセキの高校」を振り返る

2019.07.16 梶谷真司 Permalink

2019年5月13日~5月17日、日本経済新聞のWebページに、「キセキの高校」という記事が5日連続で発表された(翌日には紙面でも掲載)。日経のウェブページには、短い単発の記事では伝えられないものを「ストーリー」という連載記事にするコーナーがある。多くは社会問題や経済・政治を扱ったもので、国内外の著名人が登場する。
https://r.nikkei.com/stories

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【報告】こまば当事者カレッジ2019年度夏期コース第1回「家族会議」シンポジウム

2019.07.11 石原孝二, 石渡崇文, 田中慎太郎, 井之上祥子, 澤田宇多子, 馬場絢子, 山田理絵, 中里晉三, 遠藤希美, Permalink

2019年6月16日(日),2019年夏期コース「家族と子育てを考える」第1回「家族会議」シンポジウムが開催されました。

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【報告】<現代作家アーカイブ>文学インタビュー第16回:村田喜代子氏

2019.07.02 武田将明 Permalink

2018年7月11日に、小説家の村田喜代子さんへの公開インタビューが京都大学時計台記念館において開催された。

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【報告】<現代作家アーカイブ>文学インタビュー第15回:堀江敏幸氏

2019.07.02 武田将明 Permalink

 2018年6月4日、東京大学駒場キャンパス21KOMCEE East K214教室にて、小説家・早稲田大学教授の堀江敏幸氏への公開インタヴューを実施した。主催はUTCPのほか、飯田橋文学会、科学研究費基盤研究B「世界文学の時代におけるフィクションの役割に関する総合的研究」である。聞き手は都甲幸治氏(翻訳家・早稲田大学教授)。

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【報告】2019年国際哲学オリンピック(3) 体験記

2019.06.20 梶谷真司, 林 貴啓, 榊原健太郎 Permalink

熊谷勇輝

 この度IPOローマ大会に参加させたいただいた熊谷勇輝と申します。まず、上廣倫理財団の(旅費に限らない様々な点における)ご支援に、この場を借りて感謝を申し上げたく存じます。私にとって上廣倫理財団のサポートがなければIPOに参加することは叶わなかったでしょう。また、引率の榊原先生、林先生はもちろん、梶谷先生、北垣先生(五十音順)にはエッセイの添削で大変お世話になりました。あまり出来の良くないエッセイだったかと思いますが、本番では Honorable Mention (佳作) という結果に繋がったので、終わり良ければすべて良しです。

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【報告】2019年国際哲学オリンピック(2) A Reflection on My Journey with Philosophy

2019.06.20 梶谷真司, 林 貴啓, 榊原健太郎 Permalink

Rei Yatsuhashi

Last month, I had the pleasure of participating in the 27th International Philosophy Olympiad in Rome as a member of the Japanese delegation. Through this short essay, I would like to detail my experience at the International Philosophy Olympiad, as well as with the field of philosophy in general.

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