破急風光帖

 

★  日日行行(633)

2023.09.22 Permalink

* 今週、新刊がふたつ届きました。なつかしいタイトルです。
  なにしろ『知の論理』、もう一冊が『知のモラル』。いまからほとんど30年前に刊行された本ですが、今回、新装版として出版されました。わたしともうひとりの編者の船曳さんがそれぞれ新しいテクストを書いています。昔を懐古する趣もあるのですが、それよりもいま、「知のモラル」。「知の論理」がどうなっているのか、それを「はかる」ために、20世紀末にわれわれが編集したこれらの本が役に立ってくれたらうれしいですね。(来年が、この三部作の原点となった『知の技法』の30周年なのです。しかし、この30年、大学の光景もずいぶんと変わってしまいました!)

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★  日日行行(632)

2023.09.10 Permalink

* で、今日の一筋は?・・・やはり読んでいる本に助けてもらうのが手っ取り早いかな。

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★  日日行行(631)

2023.09.09 Permalink

* 今日は9月9日。このブログ「日日行行」とタイトルしたはずなのに、「日日」ではなく「月月」になってしまいそうです。「99」なら「休休」か、あるいは「窮窮」か。もともとこのブログ、「序破急」というなら、わが人生もう「序」はないね、と思って「破急風光帖」とタイトルしたのですが、これでは「破急」どころか、「窮窮止止」になりそう。というわけで、ちょっと無理しなくては・・・と思った次第です。秋ですし・・・

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★  日日行行(630)

2023.09.01 Permalink

* 9月になりました。
  今日、発行の「週刊 読書人」の1面2面にわたしのインタビュー記事が載っています。拙著『存在とは何か』(PHP研究所)にこめたわたしの気持ちなどを語ったものです。そこでは本のなかには書かなかったメルロ=ポンティの哲学へと遠い挨拶のようなものも語ってしまいました。

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★  日日行行(629)

2023.08.30 Permalink

* ちょうど一月空いてしまいました。
  いや、体調が悪かったこともなく、特に精神的に落ち込んでいたわけでもなく、前回書いたように、なにか自分自身に確信がもてない感じでしたかね。いや、8月の最初の1週間は、ある雑誌から頼まれた原稿を(11月締め切りなのに!)一気に書いてしまったり、高齢の母親から元気のいい孫のBoysたちまで、いろいろ家族のお世話などもあったのですが、このブログに何を書いていいのか、わからなくなっていました。でも、発信ゼロの月となるのも惜しいので、今日の散歩のワン・シーンを挙げておきますね(一面の蕎麦の花、一面の雲・・・夏が終わっていく。「秋よ、来い!」という気持ちにはならなくて、来るべき「秋」におののくような・・・)

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★  日日行行(628)

2023.07.30 Permalink

* 昨日から「夏休み」という感覚になりました。7月は結構、いろいろな意味で激しい月でした。その前がフランスだったので、二ヶ月続けて突っ走ったという感覚だったのですが、一昨日の東大EMPの講義(といっても論文の合評会でしたが)を終えて、その間に急ぎの原稿の処理できたので、ひさしぶりに自分のことを考えられるという感じです。

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★  日日行行(627)

2023.07.18 Permalink

* いけませんね、またブログが空いてしまいました。
 七夕の隣町珈琲のイベントから、駒場の二日連続の表象文化論学会(渡邊守章先生追悼イベント)、さらには生産技術研究所での二回の研究会(文化×工学)と続いていたので、ついリズムが崩れました。

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★  日日行行(626)

2023.07.04 Permalink

* で、パリの話です。
 わたしがパリを飛び立ったのが27日の昼前。その日の夜にナンテールの事件が起って、フランス全土がカオスの状態へ。しかし、直接の関連があるわけではありませんが、今回、パリの雰囲気がどこかナーバスというか、苛立っているような感覚はありましたね。

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★  日日行行(625)

2023.07.03 Permalink

* 続いて、わたしが関係するイベントのご案内です。
 この週末に東大・駒場で表象文化論学会が開かれます。その土曜の夕方と日曜の午前のプログラムに、2021年4月11日に88歳でお亡くなりになった渡邊守章先生関連のパフォーマンスとシンポジムが開かれます。

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★  日日行行(624)

2023.07.01 Permalink

* 本ということになると、先月刊行された拙著『存在とは何か』(PHP研究所)を忘れているわけにはいきません。すでに本ブログでも紹介していますが、わたしの去年のいちばんの仕事であり、ある意味では、わたしの人生を貫く問いにようやく答えるというもっとも根本的な作業がはじまったわけでした。
 じつは、この本の最初のきっかけとなったのが、だいまりこさんによるYouTubeのトークでした。だいさんからの呼びかけに応えて「存在とは何か」について語った。そのバトンがPHPの編集者の堀井さんに渡って一冊の本になったのでした。
 来週、その原点に戻って、だいさんとこの本をめぐってトークをします。そのイベント情報をお伝えしますね。

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