破急風光帖

 

★  日日行行(439)

2021.04.12 Permalink

* 昨夜は、国立大劇場へ藤間流日本舞踊「礼雅の会」へ行きました。主宰の藤間貴雅さんが、青学総文の院生でしたので招いてくださいました。「棒しばり」から、「都風流」をはさんで「草摺引」へ。「道化方」という軸がきいていておもしろく、ひさしぶりの日本の伝統的な身体の美を堪能しました。「異形のものたち」の表現・・・「型」の美・・・「踏み」「叩く」リズム・・・あまりにも鮮やかなのだけど、ほんとうは「深い闇」のような・・・ああ、舞台はいいなあ・・・!

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★  日日行行(438)

2021.04.10 Permalink

* 4月に入ってすでに10日。いつも気になってはいたのだけど、当ブログに戻って来なかったですね。「仕事」という文脈では、退職してもうそのリズムからは解放されたはずですなのですが、やはり「年度」の切り替わり。さて、この1年、どのように「仕事」をオーガナイズするかは、やはり考えます。「外」からの規制がなくフリーであるだけに、いっそう難しい。去年は、これまでに書いたものなどをまとめて3冊の本を刊行することができました。一応、過去をまとめたのだから、今年は、どうしても新しいスタートをしなければならない。どちらの方向に舵をきるべきか、迷い・逡巡、そういう混乱の季節ですね。

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★  日日行行(437)

2021.03.31 Permalink

* 昨夜のTDC(東京デザインセンター)の「桜の宴」、久しぶりに、かつてわたしの「舞台」であったマリオ・ベリーニのきわめてイタリア的な建築空間、とりわけその中心である広場状の大階段で10分ばかりのパフォーマンス・トークをしました。
 「ああ、普段われわれが自分は人生の主役だと思っているが、いやなに、実は、自分にはけっして全貌のわからない舞台の一場面を無言のまま横切っていくだけなのだと納得し、しかしそこからそのはかない舞台でどう演技するのか、という生のただなかでの演劇の意識に目覚めさせられる。」という四半世紀前の拙著『建築のポエティクス』の一節を読み上げたりして。わたしもその階段を横切るようにのぼっていくひとりの通行人となりました。最後に、かぶっていた帽子を満開の櫻に向かって投げ上げたりして。おもしろかったですね。

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★  日日行行(436)

2021.03.30 Permalink

* 昨夜のベートーヴェン「運命」、すばらしい演奏でした。相馬子どもオーケストラが主体ですから、高校生以下の子どもたちがメインのオケなのですが、木許裕介さんの指揮のもと、とてもすてきな響きを奏でてくれました。いや、やはりこの交響曲はクラシック音楽を聴くことの原点のひとつだったなあ、と(6歳の少年といっしょに聴いているせいもあるけれど)、運命=人生というもののダイナミズムの波に身をひたしているような感覚がありましたね。

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★  日日行行(435)

2021.03.29 Permalink

* 櫻も満開ですっかり春。定年になって1年、やはり4月という年度の切り替わりに同調するリズムは残っていて、元旦、旧暦新年(かつ誕生日)と来て、3月に確定申告の税務処理をやって前年が完全に終った気分になって、いよいよ2021年が動き出すという感じかな。この間、自分の「仕事」をこれからどう組織するか、いろいろな可能性を験していました。

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★  日日行行(434)

2021.03.19 Permalink

* 今日は大阪に行きました。明日20日から、国立国際美術館でわが友人のミケル・バルセロの大規模な展覧会が開かれます。今日は記者会見の日ということで、館長山梨さんにお誘いを受けて観に行きました。なにしろ、ミケルが描いたわたしの(ブリーチの)ポートレートが出品!されているのですから。驚きの展開でしょう?観に行かないわけには行きません。

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★  日日行行(433)

2021.03.15 Permalink

* なにもできません。でも、TVでニュースを見るたびに心が痛みます。そして思い出します。あの子たちは、いま、どうしてるだろう?と。そのことをここにマークしておくだけです。

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★  日日行行(432)

2021.03.12 Permalink

* 昨日はじつはもうひとつ出来事(?)がありました。
  自宅に包みが届きました。昨年8月末に東京大学EAA(東アジア藝文書院)で行われた中島隆博さんとわたしとの対話の記録の冊子です。

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★  日日行行(431)

2021.03.11 Permalink

* 3・11のイメージ4枚、津波が街をのみ込むところ、火災が街に迫る夜の光景、津波に破壊された残骸瓦礫の山、その瓦礫の土地に残された大きな船を撮った写真。流れる音楽はフォーレの「夢のあと」(Après un rêve)。それにあわせてひとり手足を動かし、ダンスのような動きをそえて、最後に駅の近くの花屋で買った一輪の薔薇を投げて、3・11への追悼のダンスとしました。

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★  日日行行(430)

2021.03.11 Permalink

* 10年目の3・11です。空は晴れて春の気配に満ちています。向かいのおうちの庭の辛夷も白い花をいっぱいつけて。遠く霞の奥にかろうじて富士山の輪郭が見てとれます。9・11に3・11、どうもわたしの世代は「11」の響きが災厄の記憶とリンクしているようです。ぼんやりとあの日のことを思い出しますね。

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