破急風光帖

 

★  日日行行(184)

2018.10.20 Permalink

* 2009年1月27日という日付が入っています。これは、わたしがマルセル・デュシャンになった日です。福永一夫さんの写真集『ARTIST:1989-2018』が送られてきました。いっしょに1枚の写真も。この写真集、サブ・タイトルが「芸術家 森村泰昌の舞台裏」。90枚近くの森村さんの舞台裏の写真で構成されているのですが、5番目が、駒場のデュシャンの大ガラスの前で、デュシャンが裸体の女性とチェスをしている写真。そのデュシャンが、わたしです。

続きを読む

★  日日行行(183)

2018.10.14 Permalink

* 昨日は、誰にも内緒でひとり新国立劇場に「魔笛」を観に行きました。先日、ポリーニこそ、わが生涯に随伴してくれたピアニストと書きましたが、その意味では、「魔笛」は間違いなく、わたしの人生に随伴したオペラです。この歳になると、そういうことを思ってしまいますね。音楽というのはそういうところがある。伴奏というのではないが、付き添ってくれるというか。

続きを読む

★  日日行行(182)

2018.10.09 Permalink

* で、昨夜、青学の本田記念講堂で、坂本龍一さんと福岡伸一さんの対談でした。わたしは、開演前に控え室にお邪魔して、坂本さんと5分ばかりお話ししました。ひとつどうしても聞いておきたいことがあって、この機会にと。10年以上前に駒場に来ていただいて、銀杏の枯れ葉を敷き詰めた舞台で二人で対話をしました。それ以外にも、2、3度軌跡が交錯したことがありましたが、それ以来、ちゃんとお話しできたのは昨夜のこと。お話しできてよかったです。ちょっと胸がジーンとくる内容でした。

続きを読む

★  日日行行(181)

2018.10.08 Permalink

* ピアニストの手。じっと凝視めていました。鍵盤からほとんど離れずに、まるで音を滑らかにさわっているかのようなのに、激しい音の雲がたちのぼり、なにかがほとばしる。76歳のピアニストの体からシューマンが、ショパンが現れる。

続きを読む

★  日日行行(180)

2018.10.01 Permalink

* 颱風が接近するなか、昨日の午後、神保町の東方学会本部の会議室で、昨年末に亡くなった文化人類学者の渡辺公三さんをしのぶ会が開かれました。

続きを読む

★  日日行行(179)

2018.09.29 Permalink

* 9月も終り。金木犀の香りただよう美しい日があったと思ったら、日本列島はまたしても颱風。なんという苦難の列島であることか。Désastreという言葉が「星に見離されて」であることを思います。星に見離されて、しかしこの時間を生きる。

続きを読む

★  日日行行(178)

2018.09.24 Permalink

* 昨日は秋分。というより、Equinox。この言葉に魅かれます。Noxは夜ですから。均衡ー夜。で1日いろいろ考えていて、二つ前のこのブログに書いたように、なんとか次の秋分までに、Quartenionの仕事に決着をつけようと決意しました。自分を追い込むためにここにそう書いておこうっと。

続きを読む

★  日日行行(177)

2018.09.22 Permalink

*急速に秋。今週は、月曜に軽井沢の写真家の高木由利子さんのパパラギ・スタジオでの不思議なサモワール茶会に参加。Miho美術館の館長の熊倉功さんご夫妻とはじめてお会いしました。そして翌火曜は、これまた写真家の宮本隆司さんのお宅を訪れて、わたしの個人編集雑誌『午前4時のブルー』第2号に写真を載せていただくためのご相談と対話。そして安藤朋子さんの手料理をいただいたりしてしまいました。

続きを読む

★  日日行行(176)

2018.09.15 Permalink

* 昨日の朝、自宅で朝食、フランスから来たミラベルを食べているときに、プチ・ユーレカ!その前々日のパネルで少しだけここ数年間考えている、数学者のハミルトンの四元数Quatenionを軸にした想像的なものの再構成のマトリックスに触れたこともあって、停滞しているその理論化作業のことをぼんやり思っていたら、そうか、虚数実数の割当てについて、根本的な間違いを犯していたのかもしれない、と閃きました。

続きを読む

★  日日行行(175)

2018.09.13 Permalink

* 昨日は本郷で、東大のEMPプログラムの10周年のシンポジウム。最初のパネルに出席。そして今日は、本郷の弥生キャンパス、同じEMPのpreEMPプログラムで「みずほ銀行」の中堅幹部の人たち75名を前に哲学の講義。それがちょうど終った夕方です。でも、明日はまた京セラさんのBizArtの講義があると三日連続の講演/講義。この秋もなかなかはげしい。

続きを読む


↑ページの先頭へ