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【報告】エリーズ・ドムナク講演会「映画における懐疑主義の表現」

2012.03.16 佐藤朋子, 森元庸介, セミナー・講演会 Permalink

 2011年10月28日、リヨン高等師範学校准教授のエリーズ・ドムナク氏をお迎えして、「映画における懐疑主義の表現」について講演していただいた。

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【報告】アンヌ=マリー・クリスタン講演会「L’art au regard de l’écriture」

2012.02.26 小泉順也, セミナー・講演会 Permalink

2011年10月7日、コラボレーションルーム3でアンヌ=マリー・クリスタン氏による「L’art au regard de l’écriture」と題したフランス語の講演会が開催された。

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【報告】高橋睦郎講演会「三島由紀夫と私と詩」

2011.11.04 小林康夫, 小松原孝文, セミナー・講演会 Permalink

2011年10月25日(火)、本学駒場キャンパスにて、高橋睦郎講演会「三島由紀夫と私と詩」が開催された。会は、高橋さんとUTCPの拠点リーダーである小林康夫との対談で行われた。

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【報告】アンヌ・チャン連続講演会 "Virtue and Politics"

2011.10.20 中島隆博, 数森寛子, 岩崎正太, セミナー・講演会 Permalink

去る2011年9月2日-3日、コレージュ・ド・フランスよりアンヌ・チャン教授をお迎えし、「Virtue and Politics」と題する2日間にわたる講演会が行なわれた。

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【報告】UTCPレクチャー「Reception in Distraction: The Experience of Artistic Images beyond Abstraction and Empathy」

2011.08.04 小澤京子, セミナー・講演会 Permalink

2011年7月28日、駒場キャンパス101号館研修室にて、ステファン・シモンズ氏によるレクチャー「Reception in Distraction: The Experience of Artistic Images beyond Abstraction and Empathy」が開催された。

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【報告】丹生谷貴志: UTCPレクチャー「戦後日本における生と真理」

2011.07.30 前田晃一, セミナー・講演会 Permalink

丹生谷貴志氏(神戸市外国語大学)による講演会「戦後日本における生と真理」が2011年7月4日に駒場キャンパスで開催された。

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【報告】石田正人氏講演会「表象のざわめき――C・S・パース草稿群との対話」

2011.07.28 岩崎正太, セミナー・講演会 Permalink

去る7月20日、石田正人(ハワイ大学マノア校)氏をお迎えし、「表象のざわめき――C・S・パース草稿群との対話」と題する講演会が開催された。

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【報告】UTCPワークショップ「中国は現代哲学をどのように読んだか?―東西の出会いと対決」

2011.07.22 中澤栄輔, 王前, セミナー・講演会 Permalink

2011年4月にUTCPの共同研究員である王前さんが著書『中国が読んだ現代思想―サルトルからデリダ、シュミット、ロールズまで』(講談社、講談社選書メチエ)を刊行しました。それをうけて2011年7月14日に、本の合評会をおこないました。

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【報告】UTCPレクチャー「藝術は合法か? 近世決疑論に照らして考える」

2011.05.20 荒川徹, 森元庸介, セミナー・講演会 Permalink

2011年5月18日、森元庸介さん(UTCP共同研究員、東京大学大学院総合文化研究科)による講演「藝術は合法か? 近世決疑論に照らして考える」が行われた。森元さんはご自身の博士論文の一部をベースとし、近年は常識になっているような、芸術が合法的なものとして成立してきた歴史を、決疑論の伝統との関連で精密かつ具体的に検討した。

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【報告】パトリック・ヌーナンさん講演会 “Being By Others: Cinema and Subjectivity in Yoshida Kijū’s Film Theory”

2011.04.28 マーク・ロバーツ, 中澤栄輔, セミナー・講演会 Permalink

2011年4月26日,カリフォルニア大学バークレー校の若手でいま日本に滞在しているパトリック・ヌーナンさんの講演会をおこないました.テーマは吉田喜重とかれの映画理論.タイトルは “Being By Others: Cinema and Subjectivity in Yoshida Kiju’s Film Theory” です.

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【報告】ロベルト・エスポジト講演会「装置としてのペルソナ」

2011.03.29 村松真理子, 小林康夫, 大橋完太郎, セミナー・講演会 Permalink

2011年3月9日、東京大学駒場キャンパスにて、イタリア人文科学研究所所長ロベルト・エスポジト氏を招いての講演会が行われた。エスポジト氏のほかにも、司会者に京都大学教授の岡田温司氏、ディスカッサントにノースカロライナ大学のフェデリコ・ルイゼッティ氏を迎えた本講演会は、計3時間以上にもわたって議論が行われ、彼の思想のアクチュアリティを吟味する格好の機会となったと言えるだろう。

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【報告】Michael Raine, Film as a 'Synthetic Art'

2011.02.24 マーク・ロバーツ, セミナー・講演会 Permalink

On December 14th, Michael Raine (University of Chicago) gave a presentation entitled Film as a 'Synthetic Art': Imitation, Copyright Infringement, and Masquerade in the Toho Film Musical. As a point of departure, Raine invites us to consider the theme of "deprovincializing film studies", not merely in the sense of exploring non-Western theories of film, but by recalling alternatives to auteurist and political modernist approaches to the study of cinema. This inquiry was developed through an intellectual exchange with Miriam Hansen, in particular around the concept of "vernacular modernism".

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【報告】ビル・マーティン "Another Justice, Another Communism"

2010.12.20 セミナー・講演会 Permalink

2010年12月1日、駒場キャンパスのコラボレーション・ルーム1で、ビル・マルティン氏(デポール大学)を招聘し、マルクス主義、道徳、宗教に関する講演が開催された。

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【報告】松本健さん講演会「グローバル時代における大学間の国際関係について―アメリカへの留学の変化から出発して」

2010.08.30 岩崎正太, セミナー・講演会 Permalink

2010年7月22日、松本健(財団法人グルー・バンクロフト基金,常務理事)さんをお迎えし、「グローバル時代における大学間の国際関係について―アメリカへの留学の変化から出発して」と題する講演会が開催された。

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【報告】バタビヤルさん講演会 "Secularisation and the Political: The Indian Context"

2010.08.30 阿部尚史, セミナー・講演会 Permalink

2010年7月15日(木曜日)、東京大学駒場キャンパスで、インド・ジャワハルラル・ネルー大学のラカシュ・バタビヤルさん(インド近現代史)をお招きして、“Secularisation and the Political : The Indian Context”(世俗化と政治的であること: インドの文脈で)と題するご講演をいただいた。

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[Report] UTCP Lecture "Containing the 'masses': Critiquing Neoliberal Narratives of Equivalence in Japan"

2010.08.20 マーク・ロバーツ, セミナー・講演会 Permalink

How has neoliberal discourse legitimated itself in Japan? How should we locate it as an historical and cultural phenomenon? What strategies may be fruitful for critiquing it? These are some of the questions addressed by Prof. Richard Reitan in this lecture.

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【報告】UTCPレクチャー「ミニマリズムの記憶に――アン・トゥルーイットと20世紀中葉のアメリカ美術における記憶の問題」

2010.07.10 近藤学, イメージ研究の再構築, セミナー・講演会 Permalink

2010年6月23日、若手美術史家ミゲル・ディバーカさんによるレクチャーが行われた。

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【報告】UTCPレクチャー「哲学ディシプリンとしての美学の誕生」

2010.06.14 マーク・ロバーツ, 小林康夫, 近藤学, セミナー・講演会 Permalink

2010年6月4日、パリ第4=ソルボンヌ大学教授ジャクリーヌ・リシュテンシュテイン氏による講演が行われた。今回はソルボンヌと日本の諸高等教育機関との協力関係樹立という公務を帯びて来日された由で、多忙なスケジュールの合間を縫っての(しかし充実した)レクチャーとなった。

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【報告】UTCPセミナー「ナビ派の再発見――美術史と趣味の変遷」

2010.06.06 三浦篤, 小泉順也, イメージ研究の再構築, セミナー・講演会 Permalink

2010年5月26日、シルヴィ・パトリ氏(オルセー美術館学芸員)によるセミナーが開催された。

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【報告】“Historical Trauma, Tenko and Subjective Coherence: Yoshimoto Takaaki’s ‘1945 Complex’” リッキー・カーステン氏講演会

2010.05.10 阿部尚史, セミナー・講演会 Permalink

2010年4月28日(水曜日)、東京大学駒場キャンパスで、オーストラリア国立大学のリッキー・カーステン教授(日本政治思想史)をお招きして、 “Historical Trauma, Tenko (Apostasy) and Subjective Coherence: Yoshimoto Takaaki’s ‘1945 Complex’”(「歴史的トラウマ、転向と主体性: 吉本隆明の1945年問題」と題するご講演をいただいた。

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【報告】UTCP講演会「多声的表象の臨界—『アジアとヨーロッパの肖像』展の軌跡と展望—」

2010.03.12 中尾麻伊香, 安永麻里絵, イメージ研究の再構築, セミナー・講演会 Permalink

2010年2月24日、国立民族学博物館の吉田憲司氏をお招きして、講演会「多声表象の臨界—「アジアとヨーロッパの肖像」展の展望と軌跡—」が開催された。

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【報告】西谷修「理性の探求」

2010.03.10 小林康夫, 喬志航, セミナー・講演会 Permalink

2009年12月8日、西谷修氏(東京外国語大学教授)を迎えて、UTCPセミナー「理性の探求」が行われた。

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【報告】「『クォンタム・ファミリーズ』から『存在論的、郵便的』へ──東浩紀の11年間と哲学」

2010.03.09 千葉雅也, 星野太, 國分功一郎, セミナー・講演会 Permalink

2010年2月22日、東京大学駒場キャンパス18号館ホールに東浩紀氏(東京工業大学、批評家)を迎え、「『クォンタム・ファミリーズ』から『存在論的、郵便的』へ──東浩紀の11年間と哲学」が開催された。

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【報告】Bernhard Waldenfels 連続講演会

2010.02.23 森田團, セミナー・講演会 Permalink

2009年11月18日、および11月20日にベルンハルト・ヴァルデンフェルス氏(ボッフム大学元教授)の連続講演会が行われました。

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Report: Zed Adams on Color Relativism

2010.01.27 ナヴェ・フルマー, セミナー・講演会 Permalink

Summary of Zed Adams (The New School for Social Research) lecture: "How to Argue for Color Relativism" (Jan. 19, 2009)

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【報告】菅原正教授講演会「物質と生命との間のミッシング・リンクを埋める」

2010.01.27 小林康夫, 近藤学, セミナー・講演会 Permalink

2010年1月25日、菅原正教授(東京大学大学院広域科学専攻)による講演会「物質と生命との間のミッシング・リンクを埋める」が開催された。

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【報告】UTCPセミナー+ワークショップ——フランソワ・アルベラ教授(ローザンヌ大学)

2010.01.20 河村彩, セミナー・講演会 Permalink

2010年1月13日、スイスのローザンヌ大学文学部映画史映画美学科教授フランソワ・アルベラ氏による講演会が、翌14日にはワークショップが行われた。いずれも1920年代ソヴィエトにおけるアヴァンギャルド芸術を、映画を軸としながら領域横断的に検討する内容である。

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【報告】”How Humans Became Organisms: Some Reflections on the Transition from the Soul-Body-Problem to the Organism-Milieu-Interface”

2010.01.18 吉田敬, セミナー・講演会 Permalink

12月7日にトビアス・ションさん(マックス・プランク科学史研究所/フンボルト大学・文化と科学研究所)を迎えて、"How Humans Became Organisms: Some Reflections on the Transition from the Soul-Body-Problem to the Organism-Milieu-Interface"と題する講演が行われた。

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【報告】ジュディス・ハルバースタム教授講演会・ワークショップ "Global Female Musculinities"

2009.12.25 セミナー・講演会 Permalink

2009年11月26、27日の両日にわたり、南カリフォルニア大学教授のJudith Halberstam氏をお迎えして、UTCP主催としてはおそらく最初のものとなる、明示的にクィアをテーマとした講演会 ”Global Female Masculinities” および、関連テーマによるディスカッション・ワークショップが開催された。

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【報告】UTCPレクチャー "Limits of grammatical arbitrariness in Wittgenstein"

2009.12.02 中澤栄輔, 小口峰樹, セミナー・講演会 Permalink

 2009年10月14日、「ウィトゲンシュタインにおける文法の恣意性の諸限界(Limits of grammatical arbitrariness in Wittgenstein)」と題した講演会が開催された。

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【報告】UTCPレクチャー「ジャン・フーケ」+UTCPセミナー「ベンヤミン再読」

2009.11.25 三浦篤, 近藤学, 平倉圭, イメージ研究の再構築, セミナー・講演会 Permalink

2009年11月18日、アンリ・ゼルネール氏(ハーヴァード大学教授)によるレクチャーが、つづく20日にセミナーが開催された。

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【報告】UTCPセミナー「アントワーヌ・ブールデル」+UTCPレクチャー「19世紀における画家の石版画」

2009.11.24 三浦篤, 小泉順也, 小澤京子, イメージ研究の再構築, セミナー・講演会 Permalink

2009年11月9日、セゴレーヌ・ル・メン氏(西パリ大学ナンテール/ラ・デファンス校教授)によるセミナーが、つづく12日にレクチャーが開催された。

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【報告】UTCPレクチャー「時間に住む、または廃墟の詩学」

2009.10.07 近藤学, イメージ研究の再構築, セミナー・講演会 Permalink

2009年10月2日、UTCPレクチャー「時間に住む、または廃墟の詩学」が行われた。

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【報告】UTCPレクチャー「絵画の作法(デコールム)と〈最後の審判〉――ミケランジェロからコルネリウスまで」

2009.09.24 小澤京子, イメージ研究の再構築, セミナー・講演会 Permalink

2009年9月12日、駒場キャンパス18号館ホールにて、美術史家ジャン=クロード・レーベンシュテイン氏の講演「絵画の作法(デコールム)と〈最後の審判〉――ミケランジェロからコルネリウスまで」が開催された。

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[Report] “The Return of Rage”

2009.09.24 ナヴェ・フルマー, セミナー・講演会 Permalink

Guest lecture by Prof. Mario Wenning, Macao University (9/19/2009)

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【報告】ガンボーニ教授セミナーの舞台裏——準備勉強会ことの次第 (2)

2009.08.25 近藤学, イメージ研究の再構築, セミナー・講演会 Permalink

※UTCP新中期教育プログラム「イメージ研究の再構築」では2009年7月、ダリオ・ガンボーニ・ジュネーヴ大学教授をお招きして2度のセミナーを開催。このうち第2回目に関しては、参加予定者(大学院生)を主体に、きわめて入念な準備が行われました。まとめ役を担当した研究員がその模様を報告します。

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【報告】「文の秩序——漢字的秩序空間に関する一試論」

2009.08.20 井戸美里, セミナー・講演会 Permalink

6月11日(木)に中谷一氏(マギル大学、美術史・コミュニケーションスタディーズ学科)によりUTCPワークショップ「文の秩序——漢字的秩序空間に関する一試論」が行われた。また、コメンテータとして土屋昌明氏(専修大学)をお招きした。中谷氏による1時間の発表、土屋氏による20分のコメントの後、活発な議論が行われた。

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【報告】ガンボーニ教授セミナーの舞台裏——準備勉強会ことの次第 (1)

2009.07.25 近藤学, イメージ研究の再構築, セミナー・講演会 Permalink

※UTCP新中期教育プログラム「イメージ研究の再構築」では2009年7月、ダリオ・ガンボーニ・ジュネーヴ大学教授をお招きして2度のセミナーを開催。このうち第2回目に関しては、参加予定者(大学院生)を主体に、きわめて入念な準備が行われました。まとめ役を担当した研究員がその模様を報告します。

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【報告】UTCPレクチャー「疑念と寓意——ルドンとゴーギャンに関する新視点」

2009.07.23 桑田光平, 三浦篤, イメージ研究の再構築, セミナー・講演会 Permalink

2009年7月12日、東京大学駒場キャンパス18号館ホールで、今秋から始動するUTCP中期教育プログラム「イメージ研究の再構築」のプレイベントとして、ジュネーヴ大学教授で美術史家のダリオ・ガンボーニ氏による講演「疑念と寓意――ルドンとゴーギャンに関する新視点」が行われた。司会はUTCPの三浦篤教授。当初の見積もりを大きく上回る数――およそ150人――の聴衆が会場に詰めかけ、新プログラムの幕開けにふさわしい盛況となった。

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【報告】UTCPセミナー「作品は誰のものか——イメージ研究における解釈者のステータス」

2009.07.22 近藤学, 平倉圭, イメージ研究の再構築, セミナー・講演会 Permalink

UTCPでは本年秋、新中期教育プログラム「イメージ研究の再構築」(事業担当推進者・三浦篤教授)が発足する。同プログラムでは10月の正式スタートに先立ち、プレイベントとしてダリオ・ガンボーニ・ジュネーヴ大学教授をお迎えして講演会およびセミナーを開催していただいた。講演会に関しては別途報告があるので(⇒こちら)、以下では二度にわたって行われたセミナーについて述べる。

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【報告】Le toucher des philosophes

2009.07.08 小林康夫, 西山雄二, セミナー・講演会 Permalink

2009年7月3日、フランソワ・ヌーデルマン(François Noudelmann パリ第8大学)による講演「Le toucher des philosophes」がおこなわれた。ヌーデルマンはフランス・キュルチュール局で哲学のラジオ番組「哲学の金曜日Les Vendredis de la Philosophie」のパーソナリティーを毎週務めているが、いつもの歯切れのよい語り口で聴衆を飽きさせなかった。

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【報告】張旭東連続セミナー

2009.06.27 中島隆博, 哲学としての現代中国, セミナー・講演会 Permalink

中期教育プログラム「哲学としての現代中国」では、丸山真男についてのセミナーに引き続き、張旭東先生による2回の連続セミナーが実施されました。

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【報告】アンヌ・ジュランヴィル「ヴァージニア・ウルフにおける創造の幻視的過程と感覚の役割」

2009.06.19 原和之, 岩崎正太, セミナー・講演会 Permalink

去る2009年5月12日、アンヌ・ジュランヴィル氏を迎え、「ヴァージニア・ウルフにおける創造の幻視的過程と感覚の役割」と題された講演会(司会:原和之氏)が開催された。講演は、いわゆる創造〔創作〕のメカニズムに、作家ヴァージニア・ウルフの諸テクストに現れる「幻視(vision)」的契機から迫るものであった。

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【報告】declinationes philologiae

2009.06.19 高田康成, 西山達也, 森田團, 竹峰義和, セミナー・講演会 Permalink

declinationes philologiaeと題された表象文化論研究室主催(UTCP共催)の国際シンポジウムが、事業推進担当者でもある高田康成教授の司会のもと、去る3月17日に開催された。フランス語とドイツ語を主要言語として用いた会だったが、多くの聴衆を迎え、発表後の質疑応答と議論も極めて活発であった。

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【報告】アラン・ジュランヴィル「現代哲学の根本的な矛盾とその体現者カール・シュミット」

2009.06.18 原和之, 時代と無意識, セミナー・講演会 Permalink

2009年5月11および13日、アラン・ジュランヴィル氏による連続講演「現代哲学の根本的な矛盾とその体現者カール・シュミット」が開かれた(司会:原和之)。

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【報告】"Two Perspectives on the ‘Thing’ in Poetry: Where Fenollosa and Pound Diverge"

2009.06.07 高田康成, 金原典子, セミナー・講演会 Permalink

イェール大学比較文学教授・東アジア研究機構長Haun Saussy氏を迎え、5月25日 “Two Perspectives on the ‘Thing’ in Poetry: Where Fenollosa and Pound Diverge”と 題した講演会がUTCPと東大—イェールイニシアティブにより催された。

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【報告】Claudio Giunta "Reading Dante Today"

2009.06.02 村松真理子, セミナー・講演会 Permalink

トレント大学准教授クラウディオ・ジュンタ氏を迎え、5月26日、Reading Dante Todayと題した講演会が催された。

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【報告】メルロ=ポンティにおける自然と人間

2009.05.07 千葉雅也, セミナー・講演会 Permalink

4月23日(木)、リヨン第三大学のエティエンヌ・バンブネ氏を迎えてセミナーが行われた。そのテーマは、メルロ=ポンティにおける「人間学」である。

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【報告】「非-関係」への裂開―クリストファー・フィンスク「ある単純な変化―モーリス・ブランショについて」

2009.04.24 郷原佳以, セミナー・講演会 Permalink

去る4月17日(金)、アバディーン大学(スコットランド)のクリストファー・フィンスク氏を迎え、小林康夫氏の司会により、モーリス・ブランショをめぐるセミナーが行われた(講演はフランス語)。

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【報告】「アフターダークの5つのスポット──村上春樹を読む」

2009.04.13 小林康夫, セミナー・講演会 Permalink

今年度最初のUTCPのイベントは、4月10日の夕方から開かれたワークサロン「アフターダークの5つのスポット──村上春樹を読む」で幕を開けた。このワークサロンは、小林康夫氏(UTCP)が、村上春樹論を多数発表されているフランス文学者の鈴村和成氏(横浜市立大学教授)を迎え、現時点における村上春樹の最新作である『アフターダーク』(2006年)について「時代と無意識」という角度から対話を交わすという形で行われた。

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【報告】サラ・ロイさんと徐京植さんとの対話——ホロコースト/植民地主義〈以後〉の世界の倫理

2009.03.23 早尾貴紀, セミナー・講演会 Permalink

 3月2日と4日に、サラ・ロイさんの講演および対談の企画がUTCPでもたれた。

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【報告】ヴィクトル・I・ストイキツァ「カラヴァッジョの天使たち」

2009.03.19 荒川徹, セミナー・講演会 Permalink

2009年2月27日、美術史家ヴィクトル・I・ストイキツァ氏による講演「カラヴァッジョの天使たち」が行われた。コメンテーターにはストイキツァ氏と共同作業を続けている、アンナ・マリア・コデルク氏を迎えた。カラヴァッジョが1592-1602年に制作した作品群における天使の表象に注目し、そこにある現実性と聖なるものが結ぶ特殊な関係を問う試みである。

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[Report] "Learning from the Holocaust"

2009.03.17 ナヴェ・フルマー, セミナー・講演会 Permalink

Reflections on Sara Roy’s Talk "Learning from the Holocaust and the Palestinian-Israeli Conflict" (March 2, 2009)

“It is important to understand the very real differences in volume, scale, and horror between the Holocaust and the [Israeli] occupation and to be careful about comparing the two, but it is also important to recognize parallels where they do exist.”
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【報告】Aby Warburg's Afterlife

2009.02.06 平倉圭, セミナー・講演会 Permalink

1月9日と16日、ダヴィデ・スティミリ氏(コロラド大学)による連続レクチャー、「Aby Warburg's Afterlife」がおこなわれた。

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【報告】レヴィ=ストロースと鳥インフルエンザ

2009.01.08 藤田尚志, セミナー・講演会 Permalink

昨年12月5日、フレデリック・ケック氏(CNRS)によるセミナー、「レヴィ=ストロースと鳥インフルエンザ――潜在的カタストロフィの構造人類学の方法」が行われた。司会は藤田尚志さん(学術振興会特別研究員)。

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【報告】フランソワ・アルトーグ講演会「私たちとギリシア人」

2008.12.09 高田康成, セミナー・講演会 Permalink

2008年12月8日、フランスの古典学の泰斗フランソワ・アルトーグ氏(社会科学高等研究院教授)による講演「私たちとギリシア人」がおこなわれた(司会:高田康成)。

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[报告]皮埃尔•巴亚德系列讲座“极限的书写”

2008.10.29 小林康夫, セミナー・講演会 Permalink

2008年10月14、22、28日,由表象文化学科和UTCP共同主办、皮埃尔•巴亚德(巴黎第8大学)主讲的系列讲座“极限的书写”在驹场举行(会议主持人:小林康夫、帕特里克•德•沃斯)。

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【報告】ピエール・バイヤール講演会「探偵的批評入門」

2008.10.29 小林康夫, セミナー・講演会 Permalink

10月23日午後18時より、18号館コラボレーションルーム2においてピエール・バイヤール氏の講演会「探偵的批評入門」が行われた。作品における大量虐殺の表象可能性という非常に重い題材を扱った連続セミナー「極限のエクリチュール」とはうってかわり、主に探偵小説を対象にして新たな文学批評の方法を紹介する今回の講演は、相変わらず殺人が問題になっているとはいえ、ややリラックスした雰囲気の中で行われた。

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【報告】ピエール・バイヤール連続セミナー「極限のエクリチュール」

2008.10.29 小林康夫, 西山雄二, セミナー・講演会 Permalink

2008年10月14、22、28日、ピエール・バイヤール氏(パリ第8大学)による連続セミナー「極限のエクリチュール」が表象文化学科とUTCPの共催で開催された(司会:小林康夫、パトリク・ドゥ・ヴォス)。

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【报告】Moishe Postonet系列讲演会

2008.08.07 時代と無意識, セミナー・講演会 Permalink

7月26日到31日,UTCP邀请芝加哥大学的莫里斯•普斯顿教授主讲了三次关于马克思的研讨会。

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【報告】Moishe Postone連続講演会

2008.08.07 時代と無意識, セミナー・講演会 Permalink

 去る7月26日から31日にかけて、シカゴ大学からモイシュ・ポストーン教授を招き、マルクスについての三回のセミナーが行われた。

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【報告】Charles Shepherdson "Antigone: The Work of Literature and the History of Subjectivity"

2008.07.28 原和之, セミナー・講演会 Permalink

Professor Charles Shepherdson (State University of New York at Albany) has been in Taiwan during the last two years as a National Science Council Visiting Professor and has taught in National Tsinghua University and National Taiwan University. This time, at the end of his stay in Asia, he kindly accepted our invitation and came to give a lecture on Antigone of Sophocles, which was held on July 9th.

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【報告】 From Life to Mind to Life/Mind

2008.07.05 村田純一, 平倉圭, セミナー・講演会 Permalink

昨日、エゼキエル・ディ・パウロ氏 (University of Sussex) による講演会、「From Life to Mind to Life/Mind」が行われた。

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【報告】動きが生命をつくる

2008.06.20 村田純一, セミナー・講演会 Permalink

  5月30日(金)、複雑系科学者の池上高志氏(東京大学大学院総合文化研究科広域システム科学系准教授)をお迎えして、昨年刊行された氏の著作『動きが生命をつくる』をめぐる書評会が開催された。

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【報告】ドミニク・レステル「理性と生のあいだ」

2008.06.16 小林康夫, セミナー・講演会 Permalink

6月4日(水)、パリ高等師範学校からドミニク・レステル氏をお招きし、「理性と生のあいだ」という主題のもと、レクチャーと討論が行われた。

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【報告】話すとは何か?―身振り・イントネーション・意味

2008.05.26 小林康夫, セミナー・講演会 Permalink

5月21日(水)、言語学者のマリー=アニック・モレル氏(パリ第三大学)をお招きし、「話すとは何か?―身振り・イントネーション・意味」というテーマで講演会が開かれた。

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【報告】セミナー「フッサールにおける文化と間文化性」

2008.05.11 セミナー・講演会 Permalink

5月8日(木)、マッギル大学(McGill University, Canada)のフィリップ・バックレイ(Philip Buckley)教授を迎え、「フッサールにおける文化と間文化性」というテーマで講演会が開催された。

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【報告】 吉本光宏氏セミナー+レクチャー

2008.05.02 平倉圭, 李英載, セミナー・講演会 Permalink

去る4月22日(火)と25日(金)、NYU東アジア学科准教授吉本光宏氏をお招きしてセミナーとレクチャーが行われた。概要は以下のとおり。

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【報告】ムハンマド・サレー「詩の可能性と作用」

2008.04.12 中島隆博, セミナー・講演会 Permalink

4月11日、マレーシアの詩人ムハンマド・サレー氏のセミナー「詩の可能性と作用」が和やかな雰囲気のなかでおこなわれた(司会:中島隆博)。UTCP今年度最初の催事である。

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【報告】「本当のコジェーヴ」―マルコ・フィローニ「日曜日の哲学」

2008.03.20 高田康成, 西山雄二, セミナー・講演会 Permalink

アレクサンドル・コジェーヴといえば、1933年から39年までの6年間、パリの高等研究院において、後にフランス思想を代表することになる錚々たる面々――アロン、バタイユ、クロソウスキー、ラカン、メルロ=ポンティ、イポリット、ブルトン等々――が集っていた伝説的な『精神現象学』講義(出席者のひとりでコジェーヴの友人だった作家レイモン・クノーが『ヘーゲル読解講義』として編集刊行)を行ったことで知られるロシア人哲学者である。

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【報告】ポストヒューマンの時代における人文知にむけて――トム・コーエン「「気候変動」とアーカイヴ――地表性、再記入、記憶の体制」

2008.03.10 宮崎裕助, セミナー・講演会 Permalink

人間生活をとりまく気候や環境に着目することによって、人々の思考の条件を、地政的特殊性や文化的相対性において問い直そうとする試みは、歴史的にはそれほど珍しい企てというわけではない(たとえばカントの地理学から和辻の風土論にいたるまで)。先月末に来日を果たしたトム・コーエン(Tom Cohen, 1953-)が現在推し進めている研究プロジェクト「人文学における批判的気候変動」をユニークなものにしているのは、現代の世界情勢を否応なく左右しつつある「気候変動」の諸問題――典型的には温暖化等の異常気象や資源の枯渇として取り沙汰される地球環境の問題――を、人文学の(危機の)問いとして、しかも「人間以後の」パースペクティヴから捉え直そうとしているという点にある。つまり、ここでは、「気候変動」をめぐる問題提起が、人文学の新たな批判的思考、いうなればポストヒューマンな人文学(ポストヒューマニティーズ)への通路として見いだされることになるのである。

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【報告】フランシスコ・ナイシュタット「歴史認識理論における精神分析の痕跡」

2008.03.10 セミナー・講演会 Permalink

2008年2月27日、フランシスコ・ナイシュタット氏(ブエノスアイレス大学教授、国際哲学コレージュ・ディレクター)の講演「歴史認識の理論における精神分析の痕跡 ヴァルター・ベンヤミンの『パサージュ論』における運命と解放」がおこなわれた。初来日のナイシュタット氏だが、すでにUTCP主催のパリ・シンポ「哲学と教育」(於国際哲学コレージュ)には2年連続で参加していただいた。


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【報告】グローバリゼーションの時代における明け開き――フランシスコ・ナイシュタット・セミナー「世界と時間」

2008.03.03 セミナー・講演会 Permalink

2月末の数日の間に、UTCPの招聘で同時に来日していたフランシスコ・ナイシュタット氏(ブエノス・アイレス大学)とトム・コーエン氏(アルバニー大学)の講演をそれぞれ2回ずつ聴く機会を得て、まるで示し合わせたかのような両者の問題意識の近さ、そしてそれゆえにこそ際立ってくるアプローチの相違に驚かずにはいられなかった。大げさにいえば、人文学が21世紀の世界状況を前に迫られている自己反省の2つのあり方を見せられたような気さえしている。以下では28日(木)に行われたナイシュタット氏のセミナーについて報告するが、この点についてもいくらか示唆できればと思う。

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【報告】 映画の他なる物質性?

2008.02.29 平倉圭, セミナー・講演会 Permalink

本日夕方、トム・コーエン氏とリピット水田堯氏による合同セミナーが行われた。おとといのトム・コーエン氏によるエキサイティングなプレゼンテーションにつづくものだ。

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【報告】 一匹の猫と共に理性的であること―ドミニク・レステル講演「動物性と人間性」

2008.02.14 郷原佳以, セミナー・講演会 Permalink

2月14日(木)、11時より、UTCP研修室にて、パリの高等師範学校(ENS)教授で、「動物」をめぐって多数の著作のあるユニークな動物行動学者、ドミニク・レステル氏の講演が行われた。

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[报告]“双语城市海法的共生(不)可能性”

2008.02.02 早尾貴紀, セミナー・講演会 Permalink

Kais Firro(以色列海法大学中东史学科)先生于1月28日在UTCP讲演了“双语城市海法的共生(不)可能性”之后,至31日,连续四天的研究会结束,于2月1日回国。虽说是连续四天的研究会,但每天从上午开始进行个人的研究指导,每天的讲演、答疑之后,在联谊会上又继续展开热烈的讨论,回到宾馆时已经是晚上11点以后了。其间Firro先生显示出来的博学、对任何提问都直接面对的态度以及对研究的热情,让我获得了超出知识层面的刺激。

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【報告】二言語都市ハイファにおける共生の(不)可能性

2008.02.02 小林康夫, 早尾貴紀, セミナー・講演会 Permalink

 カイス・フィッロさん(イスラエル・ハイファ大学、中東史学部教授)は、1月28日にUTCPで講演をおこなった後、31日までの四日連続の研究会を終えて、2月1日に帰国しました。

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【報告】「共生と詩(1)―吉増剛造と《友愛の庭》」

2007.12.26 小林康夫, セミナー・講演会 Permalink

12月26日、UTCPワークサロン「共生と詩(1)―吉増剛造と《友愛の庭》」が開催された。吉増剛造氏の映像作品数編を上映し、その合間に小林康夫が対話を試みるこの催事は、UTCPの2007年最後の年送り(国内)イベントとなった。

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Jin Young Park氏《佛教与解构》

2007.12.19 セミナー・講演会 Permalink

12月17日,UTCP邀请American University的Jin Young Park教授做了题为《佛教与解构Buddhisms and Deconstruction》的讲演。

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【報告】 ジン・Y・パク氏 「仏教と脱構築」

2007.12.19 セミナー・講演会 Permalink

12月17日(月)、American UniversityのJin Young Park教授を迎え、『仏教と脱構築Buddhisms and Deconstruction』というテーマで講演会が開催された。

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【報告】 Jonathan Cohen氏講演会

2007.11.01 セミナー・講演会 Permalink

アメリカ、カリフォルニア大学(サンディエゴ校)のJonathan Cohen准教授による連続講演会(全4回)「The Red and The Real: Lectures on Color Ontology」が開催されました.

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