【報告】こまば当事者カレッジ2020年度冬期コース第1回「社会的マイノリティとメンタルヘルスー在日コリアンを例として」
2020年12月19日、Zoomミーティング上でこまば当事者カレッジ「社会的マイノリティとメンタルヘルス―在日コリアンを例として―」が開催されました。講師に東洋大学の井沢泰樹(金泰泳(きむ てよん))先生をお招きし、在日コリアンを例としたマイノリティ差別とメンタルヘルスの関係についての講義を行っていただきました。 続きを読む |
2020年12月19日、Zoomミーティング上でこまば当事者カレッジ「社会的マイノリティとメンタルヘルス―在日コリアンを例として―」が開催されました。講師に東洋大学の井沢泰樹(金泰泳(きむ てよん))先生をお招きし、在日コリアンを例としたマイノリティ差別とメンタルヘルスの関係についての講義を行っていただきました。 続きを読む |
2020年11月29日(日)にUTCPシンポジウム『Living with the World 世界との共生』が開催された。本シンポジウムは3部で構成され、13:00〜17:00の4時間にわたってオンラインで実施された。 |
2月11日、こまば当事者カレッジ冬期コース「ひきこもりと居場所」の第2回として、「シエンはつらいよ~支援を受けることの息苦しさ/治療の権力構造/人間性という発明~」というテーマでレクチャーおよびワークが開催されました。 続きを読む |
こまば当事者カレッジ2019年度冬期コース「ひきこもりと居場所」の初回として、12月28日に板東充彦さん(跡見学園女子大学心理学部)をお招きし、「ひきこもりからグループ/コミュニティを考える」というタイトルでレクチャーとワークを実施いただきました。 続きを読む |
2019年10月 6日(日),シンポジウム「マインドフルネスによる実践者の変容〜ヴァルネラビリティから生まれる対話」が開催されました。 続きを読む |
2019年9月25日(水)に、第4回「障害と共生」研究会が開催された。研究報告を行なったのは、遠藤希美(東京大学総合文化研究科博士課程)と原田玄機(白梅学園大学非常勤講師)である。 続きを読む |
7月27日、こまば当事者カレッジ2019年夏期コースの第3回「家族を支え、みんなで子どもを育てる」が開催されました。 続きを読む |
2019年7月6日(土)、2019年夏期コース「家族と子育てを考える」第2回「DVや子ども虐待の事例をもとに、あらためて家族関係について考える」が開催されました。 続きを読む |
2019年6月16日(日),2019年夏期コース「家族と子育てを考える」第1回「家族会議」シンポジウムが開催されました。 続きを読む |
3月3日(日)に駒場キャンパス12号館にて、こまば当事者カレッジ2018年度冬期コース「生きづらさを考える」の第2回として、社会学者の土井隆義先生(筑波大学)をお招きし、「つながり過剰の時代——その社会背景を考えてみよう」というテーマでのレクチャー・ワークを実施しました。 |
2018年4月21日(日)、2018年冬期コース「生きづらさを考える」の最後のイベントとして「クロージング・ワークショップ」が開催されました。 続きを読む |
2019年4月29日、東京大学駒場キャンパスにおいて、2019年度UTCPのキックオフシンポジウムが開催されました。シンポジウムでは2つのセッションで発表、講演、ディスカッションが行われました。以下では、各セッションの概要について報告いたします。 続きを読む |
東京大学東洋文化研究所教授の中島隆博と東京大学大学院総合文化研究科教授の石井剛 が、白水社より『ことばを紡ぐための哲学 東大駒場・現代思想講義』を刊行しました。 続きを読む |
2018年9月22日(土)に、「障がい∩社会的養護」というタイトルで、シンポジウムと写真展が開催された。本イベントの構想は、フォスター(江連麻紀・白井千晶・齋藤麻紀子)によって企画され、フォスターとUTCP上廣共生哲学寄付研究部門「障害と共生」プロジェクトとの共催によって開催される運びとなった。 |
2019年3月17日(日)、こまば当事者カレッジ2018年冬期コース「生きづらさを考える」の第3回が開催されました。今回は講師に日本大学の中村英代先生をお招きし「コントロールを手放す 変えられないものを変えようとし続ける私たち」と題し、社会学の観点から「生きづらさ」「依存」についてレクチャーしていただきました。 続きを読む |
2018年8月4日(土)、こまば当事者カレッジ2018年度夏期コース第5回「クロージング・ワークショップ:当事者、家族、支援者による認知症当事者研究」が開催されました。 |
2018年7月21日(土)に、こまば当事者カレッジ2018年度夏期コース「認知症を考える」の、第4回が開催されました。第4回は「介護現場からの問い」と題して、堀田聡子さん(慶應義塾大学)と金山峰之さん(ユアハウス弥生)を講師にお招きし、レクチャー&ワークが実施されました。 |
2018年7月14日、こまば当事者カレッジ2018年度夏期コース「認知症を考える」の第3回が開催されました。今回のテーマは「当事者運動の新たな展開」です。小林孝彰さん(認知症ケア町田ネット世話人)、北中淳子さん(慶應義塾大学)、守谷卓也さん(DAYS BLG!)の三人を講師として招き、まずはレクチャーを行いました。 |
2018年6月24日(日)に、こまば当事者カレッジ2018年度夏期コース「認知症を考える」の第2回が開催されました。第2回では「優しさを伝える技術・ユマニチュード」と題して、本田美和子さん(国立病院機構東京医療センター)とイヴ・ジネストさん(京都大学特任教授 ユマニチュード考案者)をお招きし、ユマニチュードの哲学や実践の仕方について、豊富なエピソードを交えてご講演いただきました。 続きを読む |
2018年5月12日(土)に、2018年度こまば当事者カレッジ夏期コース第一回が開催され、「認知症ってなんですか?」と題して,当事者・家族・支援者など様々な立場のみなさまにお集まりいただきました。本コースでは,毎回ゲストの「レクチャー」を受け参加者全員で「ワーク」に取り組む,「れくわく」を行います。 第一回はゲストとして樋口直美さん(レビー小体病当事者),山口泰弘さん(東京大学医学部附属病院老年病科)にお越しいただきました。 続きを読む |
2018年4月22日、東京大学駒場キャンパスにおいて、2018年度UTCPのキックオフシンポジウムが開催されました。はじめにセンター長の梶谷真司先生からの挨拶があった後、2つのセッションで発表、講演、ディスカッションが行われました。以下、各セッションの概要について報告いたします。 |
上廣倫理財団主催の講演会が8月30日に東京大学駒場キャンパスにて開催された。登壇されたのは、6月に博士号を取得されたばかりというOxford大学Carissa Veliz博士。講演タイトルは”The Duty to Protect One’s Privacy and the Ethics of Encryption”であった。当日はUTCP関係者を中心に、参加者の方が20数名、会場に集った。司会進行の石原先生のもと、講演会が開始され、Veliz博士により一時間の講演がなされた。 続きを読む |
11月28日、スウェーデン、セーデルトーン大学のFredrik Svenaeus教授が"The Phenomenology of suffering in medicine"という題名で講演発表を行った。 続きを読む |
3月26日に、2015年秋に創文社より刊行された景山洋平氏(東京大学)の『出来事と自己変容:ハイデガー哲学の構造と生成における自己性の問題』の出版記念行事として、景山氏を迎えて、「存在の問いと記憶と約束:『出来事と自己変容』について」と題した講演をおこなっていただいた。また、コメンテーターとして、轟孝夫氏(防衛大学校)と田村未希氏(東京大学)に登壇いただいた。以下は、景山氏自身による当日の報告である。 続きを読む |
東京大学出版会より『精神医学の哲学 1 精神医学の科学と哲学』が刊行されました。本書はUTCPの石原孝二、信原幸弘が編著者となっています。 続きを読む |
John O'Dea(東京大学)と宮園健吾(広島大学)の企画により、駒場キャンパスにて、国際ワークショップPhilosophy of Mind & Mental Illness Symposiumが7月30日、31日に開催されました。 続きを読む |
2016年4月17日(日)、「共生のための障害の哲学」第19回研究会・シンポジウム「合理的配慮の現在と今後」が開催された。以下はオーガナイザーを務められた石田柊氏(東京大学)による報告である。 続きを読む |
2016年4月30日、東京大学駒場キャンパスにおいて、2016年度UTCP上廣共生哲学寄附研究部門のキックオフシンポジウムが開催されました。今年のキックオフシンポジウムは、用意していた座席が足りなくなるほどの、例年に見ない大変な盛況ぶりで、UTCPの活動が広く浸透してきていることを実感するものでした。まずはじめにセンター長の梶谷真司氏からの挨拶があった後、各Lプロジェクト(L1東西哲学の対話的実践、L2共生のための障がいの哲学、L3 Philsoophy for Everyone)の発表がありました。発表の順番が変則的となったため、以下の各プロジェクトからの発表の概要についても、発表の順番に報告いたします。 続きを読む |
去る3月19日と20日の2日にかけて、第10回BESETO哲学会議がソウル大学にて開かれました。この会議は、北京大学(Beijing)、ソウル大学(Seoul)、東京大学(Tokyo)の三大学が持ち回りで、毎年開催されています。その目的は、若手哲学研究者を対象に、日頃の成果を発表する国際的な場を提供する、というものです。今回、UTCPよりは5名の参加者が発表しました。以下にその発表に関する報告をいたします。 続きを読む |
2016年2月27日(土)13時から17時まで、東京大学駒場Iキャンパスのコミュニケーション・プラザ北館3F身体運動実習室1にて、哲学ドラマワークショップ「言葉のカラダ、身体のコトバ」を開催した。 続きを読む |
2016年3月15日、イタリア・トリエステにてL2プロジェクト主催のワークショップ“Tojisha Kenkyu as a way to recovery: Bethel House and psychiatry in Japan”が開催されました。以下は同ワークショップを含む3日間の研修についての、山田理絵氏(東京大学大学院総合文化研究科)による報告です。 続きを読む |
2015年10月11日(日)、「共生のための障害の哲学」第17回研究会「新しい作業療法の提案-認知作業療法!」が開催された。講演者は大嶋伸雄氏(首都大学東京大学院)及び髙橋章郎氏(北原リハビリテーション病院)、コメンテーターは景山洋平氏(東京大学/日本学術振興会 (PD))であった。以下はオーガナイザーを務められた田島明子氏(聖隷クリストファー大学)による報告である。 |
2015年10月22日、大阪大学豊中キャンパスにて大阪大学臨床哲学研究室とUTCP上廣共生哲学寄付研究部門の合同ワークショップ「障害の哲学:理論とその応用」が開催された。 続きを読む |
2015年10月14日、東京大学駒場キャンパスにて「共生のための障害の哲学」第18回研究会として、新澤克憲氏の講演「幻聴妄想かるたとハーモニー」、およびワークショップ「作ってみようみんなのかるた。」が開催された。 続きを読む |
2015年7月12日(日)13:00から17:00まで、東京大学駒場Iキャンパス 21 KOMCEE 101にて、「こまば発さいはひ行 銀河鉄道の夜の旅――アナタのものがたりをつむぐ哲学ドラマワークショップ in UTCP」を行なった。本年3月25日・26日に北海道のべてるの家で開催した「べてる発さいはひ行 銀河鉄道の夜の旅――喪失と幸福をめぐる哲学ドラマワークショップ in べてるの家」の東京開催という位置づけであり、べてるでの経験を活かした内容を企画した。 続きを読む |
2015年7月4日(土)、「共生のための障害の哲学」第16回研究会「アトピー性皮膚炎:当事者研究と医療人類学」が開催された。講演者は宮原克典氏(日本学術振興会特別研究員、立教大学)、牛山美穂氏(早稲田大学高等研究所助教)の2名、司会・コメントは石原孝二氏(東京大学UTCP)であった。 続きを読む |
6月25日(木)、メンフィス大学のショーン・ギャラガー教授を招いて講演会を行った。現在、認知哲学の分野では、フッサール以来の現象学の考え方を参照しながら、認知科学・心の哲学・精神医学などの諸問題に取り組む「認知哲学への現象学的アプローチ」ないし「現象学的認知哲学」と呼ぶことのできる研究が活発に進められている。ギャラガー氏は、こうした研究動向を先導してきた、現代を代表する現象学的哲学者である。 続きを読む |
2日目――「記憶の肖像」から「哲学対話」へ ワークショップ2日目は、べてるの家の道外での講演スケジュールなどの関係もあり、初日より参加者が減って30名であった。部屋の広さおよびワークの内容にとってちょうどよい人数となり、余裕をもってワークに取り組むことが可能になった。 続きを読む |
2015年3月25日(水)および26日(木)のそれぞれ13:30から16:30まで、べてるの家の位置する北海道浦河町の総合文化会館アートホールにおいて、「共生のための障害の哲学」×「Philosophy for Everyone」合同企画「べてる発さいはひ行 銀河鉄道の夜の旅――喪失と幸福をめぐる哲学ドラマワークショップ in べてるの家」が開催された。スタッフとして、企画を担当した水谷みつる、松山侑生、大谷賢治郎の3名と、梶谷真司、庄崎真知子(劇団銅鑼)、古舘一也(company ma)の計6名が参加した。 続きを読む |
2015年5月9日、東京大学駒場キャンパスにおいて、2015年度UTCP上廣共生哲学寄附研究部門のキックオフシンポジウムが開催されました。今年度は、センター長が小林康夫氏から梶谷真司氏へと代わり、また新たに桑田光平、武田将明、馬場紀寿、村松真理子、林少陽の各氏が新しくメンバーとして加わり、新たな体制での出発となりました。まず最初に、新センター長の梶谷氏から挨拶があった後、各Lプロジェクト(L1東西哲学の対話的実践、L2共生のための障がいの哲学、L3 Philsoophy for Everyone)の発表がありました。以下、各プロジェクトからの発表の概要について、報告いたします。 |
2015年3月10日(火)、「共生のための障害の哲学」第15回研究会「共通感覚と「障害」―イブン・シーナー、カント、フッサール 」が開催された。講演者は 小村優太氏(東京大学IHS)、石原孝二氏(東京大学UTCP)、榊原哲也氏(東京大学人文社会系研究科)の3名であった。 |
2015年2月24日(火)、上廣共生哲学寄付研究部門L2「共生のための障害の哲学」プロジェクトと立命館大学生存学研究センターの合同シンポジウム「出生をめぐる知/技術の編成」が開催された。講演者は宮原優氏(文教大学・非常勤講師/立教大学・兼任講師)、渡部麻衣子氏(東京大学IHS・特任助教)、利光恵子氏(立命館大学生存学研究センター・客員研究員)の3名、全体コメンテイターは松原洋子教授(立命館大学大学院先端総合学術研究科・教授(生存学研究センター))であった。 続きを読む |
2015年1月24日(土)、上廣共生哲学寄付研究部門L2「共生のための障害の哲学」プロジェクト主催の研究会「アビリティ・スタディーズへの試み」が開催された。講演者は池田喬(明治大学)、稲原美苗(大阪大学)、染谷昌義(高千穂大学)、飯島和樹(玉川大学/日本学術振興会)の4名である。 続きを読む |
2014年11月16日(日)、東京大学駒場キャンパス900番講堂に於いて、ロベルト・メッツィーナ氏(トリエステ精神保健局長・WHOメンタルヘルス調査研修コラボセンター長・精神科医)による講演が行われた。 続きを読む |
10月13日(月・祝)、P4Eワークショップ「愛すること 愛されること――「恋愛」の当事者研究」が東京大学駒場キャンパス(21KOMCEE)にて開催された。ワークショップは第1部「哲学ドラマワークショップ」と第2部「フォーラムダイアローグ」から構成され、UTCPのL2プロジェクト「共生のための障害の哲学」とL3プロジェクト「Philosophy for Everyone」の合同企画として行われた。当日は台風19号の影響も憂慮されたが、いずれも盛況であった。 続きを読む |
2014年6月23日(月)、駒場キャンパス18号館コラボレーションルーム3において、「共生のための障害の哲学」第13回研究会「マイケル・イワマ講演会―ディスアビリティの文化的構築と作業療法学」が開催された。この研究会では、日本の作業療法士との共同作業に基づく新たな作業療法理論「川モデル」を提唱された作業療法学者のマイケル・イワマ教授(Georgia Regents University)にご講演頂き、続いて田島明子准教授(聖隷クリストファー大学)よりコメントを頂いた。 続きを読む |
2014年5月10日(土)、駒場キャンパス18号館コラボレーションルーム3において、UTCP上廣共生哲学寄付研究部門 2014年度キックオフシンポジウムが開催された。 続きを読む |
2014年1月4日に、「共生のための障害の哲学」プロジェクトの第三回国際会議となるPhenomenology of Painを開催した。本会議は、「痛み」に関して様々な視点から研究を行っている4人の研究者、Javier Moscoso氏(スペイン国家研究評議会)、Simon van Rysewyk氏(台北医科大学)、河野哲也氏(立教大学)、熊谷晋一郎氏(東京大学)を招へいし、学際的な討論を行うことを目的としたものだった。 続きを読む |
2014年3月7日(金)、東京大学駒場キャンパス101号館2階研修室にて、立命館大学生存学研究センター(以下「生存学研究センター」)とUTCPのL2プロジェクト「共生のための障害の哲学」との会合が行われた。出席者(50音順)は、安部彰氏(立命館大学)、石原孝二氏(UTCP)、清水将吾(UTCP)、千葉雅也氏(立命館大学)、筒井晴香氏(日本学術振興会)、西成彦氏(立命館大学)、渡辺克典氏(立命館大学)、渡部麻衣子氏(東京大学)であった。 続きを読む |
「当事者研究の現象学」が12月21日・22日の二日間にわたって開かれた。本人、支援者、家族、研究者がそれぞれの立場から当事者研究と関連付けて、講演・発表がされ、当事者研究に対する考えやその意義、当事者研究が今後どのようになっていくのかという展望について議論が行われた。 続きを読む |
アメリカ精神学会の心診断基準が改定され、2013年5月にDSM-5として出版された。DSM-5において、従来の「性同一性障害」(Gender Identity Disorder)が「性別違和」(Gender Dysphoria) に変更された。この変更の背景にはどのような影響があり、今後どのような影響を与えていくのかについて検討を行うことを趣旨として、2013年7月25日にシンポジウムが開かれた。シンポジウムでは、あべメンタルクリニック院長で精神科医の阿部輝夫先生、はりまメンタルクリニックの院長で同じく精神科医の針間克己先生、大阪府立大学大学院人間社会学部人間社会科学教授の東優子先生がご講演をしてくださった。 続きを読む |
2013年10月20日、共生のための障害の哲学第12回研究会「作業療法学と「障害受容」の問題―田島明子『日本における作業療法の現代史』をめぐって―」が東京大学駒場キャンパスにて開催されました。この研究会では聖隷クリストファー大学の田島明子氏をお招きし、彼女の著書である『日本における作業療法学の現代史』を話題の中心に据えご講演頂きました。また、東京大学大学院総合文化研究科准教授石原孝二氏と日本学術振興会特別研究員PD(東京大学)の景山洋平氏にこれに関連した御発表を頂きました。 続きを読む |
本ブックレットは東京大学大学院総合文化研究科・教養学部付属「共生のための国際哲学センター」(UTCP)上廣共生哲学寄付研究部門L2プロジェクト「共生のための障害の哲学」の活動の一環として編集・出版されたものです。UTCP-Uehiro Bookletの第2冊目です。 続きを読む |
2013年10月12日、北京大学にて第八回BESETO哲学会議が開催されました。同会議は、北京大学、ソウル大学、東京大学の三大学が共同で開催する、主に大学院生などの若手研究者の交流を目的としたカンファレンスであり、年に一回各大学持ち回りで開催されています。 続きを読む |
2013年6月5日、東京大学駒場キャンパスにて、共生のための障害の哲学第十回研究会「脳性麻痺という経験」が開催されました。登壇して頂いた方々は、大阪大学大学院人間科学研究科後期博士課程の河合翔氏、東京大学先端科学技術研究センター特任講師の熊谷晋一郎氏、およびNPO法人ノアール理事の熊篠慶彦氏の三氏で、コメンテーターは慶応義塾大学文学部教授の岡原正幸氏に務めて頂きました。 続きを読む |
2012年9月26日に開催された「共生のための障害の哲学」第6回研究会では、早稲田大学・人間総合研究センター招聘研究員の牛山美穂氏および日本学術振興会特別研究員PD(東京大学)の小村優太氏による研究発表と、日本貿易振興機構アジア経済研究所(JETRO-IDE)主任研究員で元日本手話学会会長の森壮也氏による特別講演が行われた。 続きを読む |
2012年9月13日、日本学術振興会特別研究員PD/大阪大学大学院文学研究科の東島仁氏と三重県立看護大学看護学部の浦野茂氏が、発達障害をテーマにそれぞれ異なるパースペクティブから講演を行った。 続きを読む |
2012年7月28日、上廣共生哲学寄付研究部門L2「共生のための障害の哲学」プロジェクトのキックオフイベント「共生のための障害の哲学シンポジウム――専門知と当事者研究をつないで」が開催された。 続きを読む |
2013年4月13日、共生のための国際哲学研究センター 上廣共生哲学寄付研究部門 2013年度キックオフシンポジウム 「Radical Encounter in Philosophy 共生の深みへ」が駒場キャンパスにて開催されました。 続きを読む |
中山剛史・信原幸弘編著『『精神医学と哲学の出会い――脳と心の精神病理』』(玉川大学出版部、2013年)が刊行されました。 続きを読む |
去る1月31日、国際ワークショップ"Ethical Issues in Psychiatry Workshop"が開催された。この分野の学際性を象徴して、6つの講演のうち、3つは哲学者あるいは倫理学者によるものであり、3つは精神科医によるものであった。 続きを読む |
2013年1月5・6日に、ソウル国立大学にて第7回BESETO哲学会議が開催された。同会議は、北京大学・ソウル国立大学・東京大学が共同で開催する国際カンファレンスであり、哲学を専攻する三大学の大学院生たちの研究交流を目的として年に一度開催されている。 続きを読む |
2012年11月29日・30日に、浦河べてるの家、Necco当事者研究会、三重当事者研究会、UTCP上廣共生哲学寄付研究部門「共生のための障害の哲学」プロジェクトが集まり、当事者研究ライブ・当事者研究討論会、そして当事者研究ラウンドテーブルを行い、当事者一人ひとりが直接的に体験する知覚的・感覚的現象、生き辛さについて研究し、それを観客と共に考察していった。この討論会では、多様な当事者研究会のスタイルを実際に見学できる貴重な機会になった。 続きを読む |
2012 年 12 月 20日,コペンハーゲン大学主観性研究センターの研究員 Dr Joel Krueger は,「感情と社会認知:メビウス症候群からの教訓」と題した講演を行った. 続きを読む |
2012年10月15日(月)、上廣共生哲学寄付研究部門L2「共生のための障害の哲学」プロジェクトの第8回研究会「フェミニスト現象学と障害」が開催された。齋藤瞳氏(日本大学 通信教育部 非常勤講師)、筒井晴香氏(立教大学/日本学術振興会 特別研究員 PD)、宮原優氏(いわき明星大学 非常勤講師)を講演者として迎えた。 続きを読む |
2012年9月6日(木)、上廣共生哲学寄付研究部門L2「共生のための障害の哲学」プロジェクトの第4回研究会「グレーゾーンの子供/大人たち:発達障害とひきこもり」が開催された。講演者に大塚類氏(青山学院大学教育人間科学部准教授)と堀口佐知子氏(テンプル大学日本校准教授)を迎え、それぞれの講演者の発表の後、本プロジェクトのコーディネーターである石原孝二が「DSM-5ドラフトの自閉症スペクトラム概念について」と題したコメントを述べた。 続きを読む |
2012年月7月24日(火)、上廣共生哲学寄付研究部門L2「共生のための障害の哲学」プロジェクトの第3回研究会が開催された。発表者の飯島和樹氏は、言語の神経科学を専攻しており、前半では、脳における統語処理がいかに行われているのかについて概説した。飯島氏が注目するのは、ヒトは部品を組み合わせて言語をつくっていくという特徴であり、言語に特化してみた場合、ヒトの言語獲得においては、どのような言語であろうとも、生物学的な類似性を備えているという点である。その際、飯島氏は、言語の神経基盤の古典的なモデルの研究が障害研究とともに進んだことについて述べ、MRIやMEGを使って脳機能イメージングを行うことで言語がどのように生み出されるのかについて明らかにしようとする自身の研究について紹介した。 続きを読む |
2012年7月10日、上廣共生哲学寄付研究部門L2「共生のための障害の哲学」プロジェクトの第2回研究会が開催された。発表者の岩川ありさ氏は大江健三郎の小説『臈たしアナベルリイ総毛立ちつ身まかりつ』の中に描かれている主人公サクラのトラウマに関する考察から始めた。この小説では、サクラが幼い頃の性暴力によって受けた精神的外傷とどのように向き合っているのかが描かれている。岩川氏が注目したのは、擬声語や擬態語によって表現されたサクラの「叫び声」だった。そして、その「叫び声」はトラウマを表現する。岩川氏の専門は日本文学、トラウマ研究、クィア批評であるが、この発表はその三つの研究分野が融合し、障害とその当事者研究の分野への新たな方向性を見せた。 続きを読む |
2012年6月26日、上廣共生哲学寄付研究部門L2「共生のための障害の哲学」プロジェクトの第1回研究会が開催された。発表者の稲原美苗氏は、オーストラリアでの大学時代、担当教員から、「どうして障害について研究をしたくないのか」と問われる経験をしたという。障害について研究することに反発する自分自身の経験をもとにして、稲原氏は、「では、障害とは何か」と考えはじめる。そして、今回の発表タイトルでもあり、稲原氏の博士論文のテーマともなった「障害とアブジェクシオン」という独自の考察へとたどり着く。 続きを読む |
2012年6月16日、東京大学大学院総合文化研究科・教養学部附属共生のための国際哲学研究センター(UTCP)上廣共生哲学寄付研究部門のオープニング・シンポジウムが開催された。 続きを読む |
2012年3月9日に、コペンハーゲン大学主観性研究センターにおいて、主観性研究センターとUTCPの合同ワークショップ “Mind, Consciousness and Body”を開催した。 続きを読む |
中期教育プログラム「科学技術と社会」のメンバー、石原孝二さん(事業推進担当者)、宮原克典さん(共同研究員、日本学術振興会特別研究員)、池田喬さん(PD研究員)、朴嵩哲さん(共同研究員、日本学術振興会特別研究員)が翻訳したショーン・ギャラガー/ダン・ザハヴィ著『現象学的な心ー心の哲学と認知科学入門』が勁草書房より刊行されました。 続きを読む |
2011年9月3日、東京大学駒場キャンパス18号館ホールで、ワークショップ「精神疾患研究の科学論――生物学的アプローチの検討」が開催された。 |
2011年6月20日、東京学芸大学・国際教育センター教授の松井智子さんと日本学術振興会PD・茨城大学の菊池由葵子さんをゲストに招き、「ワークショップ『心の理論』—実証的研究と哲学的検討」を開催した。 続きを読む |
2011年2月前半に、UTCP「科学技術と社会」プログラムに関わるメンバーおよびその他の希望者が北海道を訪れ、各所で、講演、討論会、見学、ワークショップなどを集中的に行った。以下では、三つの催しについて報告する(2月6日と7日については池田が、2月9日については朴が報告する)。 続きを読む |
2010年10月9日、村上靖彦氏(大阪大学)の連続講演会「行為の生成・治癒の論理——現実触発への二つの応答」が東京大学駒場キャンパスにて開催されました。 続きを読む |
In the 16th TCCP Colloquium Kohji Ishihara discussed social implications of research in developmental disorders. 続きを読む |
2009年11月27日、東京大学大学院総合文化研究科生命環境科学系博士課程の青木隆太さんをゲストに、第5回こまば脳カフェ 「感情がこころを彩る―認知・感情・倫理の脳科学」を開催しました。 続きを読む |
2009年11月10日(火曜日)17時、駒場キャンパス18号館コラボレーションルーム3には予想以上に多くの若い参加者が集まり、「サステナビリティー」とその共通の「メトリックス」を考えるワークショップが始まった。 続きを読む |
2009年9月24日から26日まで"Brain Matters: New Directions in Neuroethics"と題した国際会議がカナダのハリファックスで開催され、UTCPから事業推進担当者の石原孝二および研究員の小口峰樹と西堤優が参加した。 続きを読む |
UTCP Bookletシリーズの第8冊目、『エンハンスメント・社会・人間性』が出版されました。 ご希望の方には、UTCPの事務室に来ていただければ、1人につき1部お渡しすることができます。部数は限られていますので、ご了承ください。 続きを読む |
12月2日、事業推進担当者の木村忠正氏による講演「集合知、あるいは、新自由主義の文化的論理~Wikipediaにみる社会知の変容とネットワーク社会としての日本社会~」が開催された。本講演会はUTCPの第一部門「技術・情報・脳」内での協働体制を整備し、今後の研究活動における相互の連携を促進するという趣旨のもとで開催されたものである。 続きを読む |
2008年9月27日、信原幸弘・原塑編『脳神経倫理学の展望』の合評会が開催された。脳科学がもたらす倫理的な諸問題や私たちの人間観への深刻な影響について、討論が繰り広げられた。 続きを読む |
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