【報告】F. リゴッティ氏「哲学と日常生活」講演会
哲学が立ち上る場に回帰することは可能なのだろうか。その回帰の場から新たな思索と生を産み出すことはできるのだろうか。日常の反復の中に、バッハの音楽に幾度も戻り来るテーマのように、概念のヴァリエーションを私たちは認識することができるだろうか。 |
哲学が立ち上る場に回帰することは可能なのだろうか。その回帰の場から新たな思索と生を産み出すことはできるのだろうか。日常の反復の中に、バッハの音楽に幾度も戻り来るテーマのように、概念のヴァリエーションを私たちは認識することができるだろうか。 |
2011年1月14日、スイス・ルガーノ大学のフランンチェスカ・リゴッティ教授によるワークショップ『物のアニマ』が学際交流ホールにて行われた。哲学的演劇とも言える今回の試みはイタリアではパフォーマンスとして行われているものであり、実際イタリアの各都市では多くの市民を巻き込んで、大々的に開催されているらしい。日本ではほとんど初めてのように思われるこの試みの醍醐味を簡単に紹介したい。 続きを読む |
去る2010年12月6日、ファビオ・ドゥラン(Fabio Akcelrud Durão, University of Campinas/Brazil)氏をお迎えし、「英米(文学)理論のフレーム」と題する講演会が開催された。 続きを読む |
5月17日(木)、ホルヘ・ルイス・ボルヘス財団の理事を務めるマリア・コダマ氏の講演会が駒場キャンパスにて行われた。「ボルヘスにおける他者のテーマ」と題された今回の講演は、文学者ボルヘスの想像力の根底にある原理を、多彩なレフェランスを散りばめながら追いかけていく、きわめて魅力的なものだった。 続きを読む |
2009年11月、UTCPワークショップ「四つのディスクールをめぐって」が開かれた。今回は小林康夫拠点リーダーを発題者とし、原和之氏をコメンテーターに迎えた。 続きを読む |
今期の「時代と無意識」セミナーでは、前年度に引き続き、小林康夫拠点リーダーとPD研究員の森田團さんによるヴァルター・ベンヤミン講読のジョイント・セミナーを中心にしながら、随時、近代美術・文学を専攻する学生の発表をはさんでいる。 続きを読む |
2009年5月11および13日、アラン・ジュランヴィル氏による連続講演「現代哲学の根本的な矛盾とその体現者カール・シュミット」が開かれた(司会:原和之)。 |
「時代と無意識」+UTCP短期教育プログラム「歴史哲学の起源」の合同演習として、2008年12月10日、東北学院大学から石川文康教授をお迎えして、講演会「カントの歴史哲学――理念の歴史性をめぐって」を開催した。 |
「時代と無意識」+UTCP短期教育プログラム「歴史哲学の起源」の合同演習として、12月3日、大竹弘二の発表「政治神学的敵対の終焉をめぐって――カール・シュミットとハンス・ブルーメンベルク」が行われた。 |
去る1月14日、精神分析家/精神科医の十川幸司氏をお招きし、「来るべき精神分析のプログラム」と題する講演を行っていただいた。脳科学や医療技術が飛躍的に発達し、精神分析の治療的効果がますます問題視される現在において、精神分析はどうあるべきなのか、また、精神分析は今後どのような方向に進むべきなのか。 続きを読む |
2008年11月12日、「時代と無意識」セミナーでは、ジャン=フランソワ・リオタール『非人間的なもの』(1988)をテクストに、星野太さん(東京大学大学院博士課程)による発表「(非)人間化への抵抗:リオタールによる「発展の形而上学」批判」が行われた。 続きを読む |
10月29日(水)、UTCPワークショップ「レオ・シュトラウスのアクチュアリティ」が、明治大学の合田正人氏をコメンテーターに迎え、開催された。 続きを読む |
2008年10月15日、「時代と無意識」セミナーの夏休みを挟んで最初の回は、小林康夫拠点リーダーによるアルゼンチン渡航の報告で幕を明けた。今回はそこで行われた2つの発表に基づいている。哲学や人間概念が近年ますます直面している閉域の限界そのもの、そしてその突破可能性を、仏教および「非人間的なもの」の思考を通じて考察する試みである。 続きを読む |
2008年11月5日、中期教育プログラム「時代と無意識」と短期教育プログラム「歴史哲学の起源―コスモロジーとエスカトロジー」との共通イヴェントとして、森田團(UTCP)の発表「詩人の想像力と歴史哲学―ディルタイにおける力の概念」がおこなわれた。 続きを読む |
2008年6月4日、「時代と無意識」セミナーでは、UTCP研究員の大竹弘二さんによる発表「主権、陰謀、例外状態——カール・シュミットとヴァルター・ベンヤミン」が行われた。 続きを読む |
5月14日,作为中期教育计划“时代与无意识”的一环,西山雄二氏(UTCP)做了题为《“1968年代”的余辉——“68年5月”的历史化与抵抗》的讲演。 続きを読む |
5月14日、中期教育プログラム「時代と無意識」の一環として、西山雄二氏(UTCP)による講演 《「1968年代」の残光――〈68年5月〉の歴史化と抵抗》 が行われた。 続きを読む |
2008年4月30日、「時代と無意識」セミナーでは、UTCP研究員・森田團さんによる発表「滅びのリズムと根源——ヴァルター・ベンヤミンの歴史哲学の一側面」が行われた。 続きを読む |
4月23日、短期教育プログラム「歴史哲学の起源──エスカトロジーとコスモロジー」の第二回目が、小林康夫リーダー、森田團、大竹弘二両研究員の三人による合同演習というかたちで行なわれた。 続きを読む |
4月16日、「時代と無意識」2008年度の第1回は、小林康夫拠点リーダーによる、短いながらきわめて情熱的なイントロダクションによって開始された。 続きを読む |
The workshop started with Yasuo Kobayashi' opening remarks on the problematic of "the epoch". 続きを読む |
3月22日から31日にかけて、UTCPの小林康夫、中島隆博と若手研究者(デンニッツァ・ガブラコヴァ、井戸美里、王前、平倉圭、吉田敬)とUTCPの前メンバーであり、現在はハーヴァード大学大学院の橋本悟さんによって、ニューヨーク大学への研究交流遠征が行われた。 続きを読む |
去る22日、昨秋に出た待望の書、ジャック・デリダ『マルクスの亡霊たち』(増田一夫訳、藤原書店)をめぐって、訳者の増田一夫さんをUTCPにお招きし、二人の若手研究者(國分功一郎、宮崎裕助)による発表を出発として本書を再検討するという場が設けられた。 続きを読む |
2007年12月11日,这回邀请的是著有《快速阅读〈1〉尼采》一书的东京大学教授杉桥阳一,就“尼采与时代”发表讲演(不是“讲义”,正是讲演一词才合适)。 続きを読む |
2007 年12月11日、今回は、『快速リーディング〈1〉ニーチェ』(筑摩書房)の著作もある杉橋陽一・東京大学教授をお招きし、「ニーチェと時代」を巡る一つの講話(それは「講義」ではなく、まさにこの語が相応しいものであった)を聴かせていただくことになった。 |
《知识考古学》(1969)有一部应称为初稿的草稿。今天UTCP请来石田英敬教授(东京大学情报学环学际情报学府),就这部初稿的意义及其理论核心发表演讲。 続きを読む |
『知の考古学』(1969)には、プレオリジナル稿というべき草稿が存在する。今回のワークサロンでは石田英敬教授(東京大学大学院情報学環学際情報学府)をお招きして、このプレオリジナル稿の意義とその理論的核心を語ってもらった。 続きを読む |
德勒兹、海德格尔、布朗肖之后,该福柯出场了。每周二下午6点、在18号馆或者8号馆举行的小林康夫教授的研讨班《时代与无意识》,已经让人有了一种习惯的感觉。11月20日,研讨班又不负众望地举行了。 続きを読む |
ドゥルーズ、ハイデガー、ブランショの次はフーコーの出番だ。火曜18時、18号館か8号館で、もうお馴染みになった感のある小林リーダーの 「時代と無意識」 セミナーが、11日20日、期待を裏切ることなく盛大に開かれた。 続きを読む |
このプログラムは、わたしの大学院のゼミとUTCPのゼミないしワークサロンの相互乗り入れで運営されているが、基本的には火曜の6時から毎週、「時代」という概念を通奏低音として、発表と議論が行われている。 続きを読む |
11月13日,在据点负责人小林康夫的主题为“时代与无意识”的研讨班上,特任讲师西山雄二以其著作《作为抗议的文学——莫里斯·布朗肖的孤独、友爱、共同性》(御茶之水书房,2007年)为蓝本,做了题为《莫里斯·布朗肖与时代——从〈应来的书〉到〈书的缺席〉》的报告。 続きを読む |
11月13日、小林康夫拠点リーダーのセミナー「時代と無意識」の一環として、特任講師の西山雄二さんが、ご著書『異議申し立てとしての文学――モーリス・ブランショにおける孤独、友愛、共同性』(御茶の水書房、2007)を元にするかたちで、「モーリス・ブランショと時代――「来たるべき書物」から「書物の不在」へ」という表題で発表された。 続きを読む |
ドゥルーズの学生にして友でもある音楽家リシャール・ピナス氏、ドゥルーズの思考集成の編者D・ラプージャッド氏による講演が10月23、24日と開催された(写真はピナス氏)。 続きを読む |
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