【UTCP Juventus】千葉雅也
修士課程以来、私は一貫してジル・ドゥルーズの哲学を再検討してきました。私のドゥルーズ読解には、二つの柱があります。 続きを読む |
※UTCP新中期教育プログラム「イメージ研究の再構築」では2009年7月、ダリオ・ガンボーニ・ジュネーヴ大学教授をお招きして2度のセミナーを開催。このうち第2回目に関しては、参加予定者(大学院生)を主体に、きわめて入念な準備が行われました。まとめ役を担当した研究員がその模様を報告します。 続きを読む |
映画・近現代美術の分析と知覚論の研究をしています。今年6月に博士論文「ジャン=リュック・ゴダール論――編集/ミキシングによる思考」の審査に通過し、現在出版の準備をすすめています。過去の仕事は、昨年のUTCP Juventusで書きました。ここでは現在の関心を。 続きを読む |
6月11日(木)に中谷一氏(マギル大学、美術史・コミュニケーションスタディーズ学科)によりUTCPワークショップ「文の秩序——漢字的秩序空間に関する一試論」が行われた。また、コメンテータとして土屋昌明氏(専修大学)をお招きした。中谷氏による1時間の発表、土屋氏による20分のコメントの後、活発な議論が行われた。 |
☆ 夏のNota Bene (4) まず訂正。前回、ベンヤミンの「親和力」論をめぐった記述の最後に「あらゆるカタルシスの彼方の!」と書いた。これはもちろん7月末の森田團さんのワークショップがこのテクストを「カタルシス」の観点から読もうとしたことへの応答だったわけだが、それを書いて2日くらいした夜、自宅の緑のソファに座ってぼんやりしているときに、突然、いや、わたしが書いた、「出来事としての《希望》が、宵の明星のように、ただ震える問いのように、微光を発する」ということこそが、まさに「カタルシス」ではないか!という思考が湧き上がった。 続きを読む |
UTCP短期教育プログラム 「ファンタジーの再検討」(主催:千葉雅也、中尾麻伊香、宇野瑞木)が発足しました。趣旨説明文を掲載しておきます。 |
鈴村和成『村上春樹・戦記―『1Q84』のジェネシス』 (彩流社)が刊行されました。 2009年4月10日に実施されたUTCPワークサロン「アフターダークの5つのスポット──村上春樹を読む」の内容が、 「村上春樹と時代の無意識(小林康夫・中島隆博との討議)」として収録されています。 |
☆ 夏のNota Bene (3) (「希望は、天から降る星のように、かれらの頭上を通りすぎていった」) 夏休みとはいえ、新機構の設立問題で本郷へ本部の理事に会いに行ったり、「思考のパルティータ」連載の原稿を書いたり、なかなか完全な休止にはいたらない。この後者は、フィンスクさんの講演に触発されてブランショの『終りなき対話』の冒頭に収められた疲労についてのテクストの読解が前半だけで中断していたので、それを書きついで終わらせるという仕事。 |
今期の「時代と無意識」セミナーでは、前年度に引き続き、小林康夫拠点リーダーとPD研究員の森田團さんによるヴァルター・ベンヤミン講読のジョイント・セミナーを中心にしながら、随時、近代美術・文学を専攻する学生の発表をはさんでいる。 続きを読む |
2009年7月23日(木)、昨年度より継続の短期教育プログラム「歴史哲学の起源」の今年度第1回公開共同研究として、森田團氏(UTCP特任研究員、以下敬称略)の発表「カタルシスと崇高――ベンヤミンにおける詩学と歴史哲学」が行われた。 続きを読む |
The following is an update on my research and other academic activities. 続きを読む |
2009年7月31日、『現代思想』誌2009年7月号(特集=人間/動物の分割線)を基本文献として、UTCPワークショップ「人間と動物の共生」が開催された(司会:西山雄二)。夏休み前のUTCP最後のイベントである。 続きを読む |
第3回の脳カフェは道徳的感情などの研究をしている高橋英彦さん (放射線医学総合研究所)をゲストに迎えて行われた。高橋さんは、研究のきっかけから始め、さらに具体的な研究内容についてデータと面白いエピソードを織り交ぜて話をされた。 続きを読む |
本年もまた、夏休み期間中に、UTCPの若手研究者たちが研究プロフィールをブログで連続掲載することになりました。ひとりひとりが各自の研究テーマ、いままでの仕事、今後の展開などを自由に綴っていきます。初回は特任講師の西山雄二(フランス思想専攻)が担当します。 続きを読む |
脳科学の知見を社会に開放し、自由に議論できる場を設けようと、本年4月から「脳カフェ」が開始され、すでに3回を数えている。発起人であるUTCP研究員の中尾麻伊香さんに「脳カフェ」の成果と可能性をうかがった。 続きを読む |
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