【刊行】情動の哲学入門 価値・道徳・生きる意味
UTCPメンバーの信原幸弘が『情動の哲学入門 価値・道徳・生きる意味』を株式会社勁草書房より刊行しました。 続きを読む |
上廣倫理財団主催の講演会が8月30日に東京大学駒場キャンパスにて開催された。登壇されたのは、6月に博士号を取得されたばかりというOxford大学Carissa Veliz博士。講演タイトルは”The Duty to Protect One’s Privacy and the Ethics of Encryption”であった。当日はUTCP関係者を中心に、参加者の方が20数名、会場に集った。司会進行の石原先生のもと、講演会が開始され、Veliz博士により一時間の講演がなされた。 続きを読む |
ロサンゼルスのロヨラ・メリーマウント大学(LMU)のJason Baehr教授をオーガナイザーとして、同大学で2017年2月18日にWorkshop in the Philosophy of Mindが開催された。このワークショップでは、UTCPから信原幸弘、勝亦佑磨、千葉将希の3名が研究発表を行い、それぞれの発表について活発な議論が行われた。発表のテーマはクリティカル・シンキングにおける情動の役割、志向性の自然化、道徳的アリーフに関する進化論的暴露論法であり、広い意味で心の哲学に属する主題であった。このような広範なテーマであるにもかかわらず、Baehr教授からは、どの発表についても興味深いコメントと質問が寄せられ、また他の聴衆からも重要なコメントと質問がなされた。以下、それぞれの発表の様子を発表者自身により簡単にお伝えする。 続きを読む |
2017年1月4日から7日にかけて、セントルイス・ワシントン大学の哲学助教授であるエリザベス・シェクター氏を招いて、「分離脳と意識」というテーマで3回の連続講演会をUTCPの主催により開催した。 |
東京大学出版会より『精神医学の哲学 1 精神医学の科学と哲学』が刊行されました。本書はUTCPの石原孝二、信原幸弘が編著者となっています。 続きを読む |
2016年4月30日、東京大学駒場キャンパスにおいて、2016年度UTCP上廣共生哲学寄附研究部門のキックオフシンポジウムが開催されました。今年のキックオフシンポジウムは、用意していた座席が足りなくなるほどの、例年に見ない大変な盛況ぶりで、UTCPの活動が広く浸透してきていることを実感するものでした。まずはじめにセンター長の梶谷真司氏からの挨拶があった後、各Lプロジェクト(L1東西哲学の対話的実践、L2共生のための障がいの哲学、L3 Philsoophy for Everyone)の発表がありました。発表の順番が変則的となったため、以下の各プロジェクトからの発表の概要についても、発表の順番に報告いたします。 続きを読む |
2016年4月15日と16日の二日間にわたって、ニューヨーク市立大学のプリンツ教授による講演会が行われた。初日は、“Emotion: Embodied and Enactive”という演題で、情動の身体性について、二日目は、“Aesthetic Sentimentalism”という演題で、美に関する情動主義について、講演が行われた。以下は、3名の参加者による講演会の様子の報告である。 続きを読む |
シンガポールの南洋理工大学(NTU)の三宅輝准教授をオーガナイザーとして、同大学で2016年3月16日にNTU-Tokyo Workshop on the Philosophy of Science, Mind, and Moralityが開催された。このワークショップでは、UTCPから4名(信原、西堤、林、千葉)、NTUから4名、オーストラリアのモナシュ大学から1名、日本の埼玉医科大学から1名、合計10名が研究発表を行った。発表者以外の聴衆は約10名であった。発表のテーマは多岐にわたり、自己知、病的妄想の哲学、道徳に関する暴露論法、道徳的実在論、功利主義、博愛、自己制御、現象的意識、意識の流れ、地震学のモデルと表象について、じつに興味深い発表がなされ、また各発表について活発で有益な議論が交わされた。以下、UTCPから参加した4名の発表の様子を発表者自身により簡単にお伝えする。 続きを読む |
The speaker of the 55th TCCP was Yoshiyuki Hayashi (University of Tokyo). This is a summary of his presentation, which was titled “Hedonism and Reality.” |
2015年7月8日から12日にかけて、リヴァプール大学の哲学教授であるBarry Dainton氏を招いて、「意識と自己」というテーマで4回の連続講演会をUTCPの主催により開催した。 続きを読む |
The speaker of the 54th TCCP was Rasmus Thybo Jensen. This is a summary of his presentation, which was titled “The Lived Body and Immunity to Error through Misidentification.” |
ニューヨーク市立大学のローゼンソール教授は、「意識の高階思考説」で名高い心の哲学者だ。ある心の状態が意識的であるのは、たんにその心の状態をもつだけではなく、それについて考えてもいること、つまり高階思考を持っていることにほかならない、というわけである。このローゼンソール教授が長年、心の哲学者や科学者を招いて開催してきた研究会としてCognitive Science Speakers Seriesがある。今回、2015年3月13日に、私たち(信原、片岡、飯塚)は、この歴史ある研究会に招いていただいて、いずれも道徳心理に関わるテーマで発表を行った。聴衆はローゼンソール教授とその学生をはじめ、10名あまりであったが、熱心に発表に耳を傾け、多くの刺激的な質問を行ってくれた。以下、各自の発表の模様を発表者自身により簡単にお伝えする。 続きを読む |
The speaker of the 53rd TCCP was Kengo Miyazono. This is a summary of his presentation, which was titled “Does Functionalism Entail Extended Mind?” 続きを読む |
The speaker of the 52th TCCP was Teru Miyake (Nanyang Technological University). This is a summary of his presentation, which was titled “Scientific Change: A Complexity-Based Approach?.” 続きを読む |
2014年12月4日から11日にかけて、ロサンゼルスのLoyola Marymount Universityの哲学教授であるJason Baehr氏を招いて、 “Virtue Epistemology”をテーマにした5回の連続講演会をUTCPの主催により開催した。 続きを読む |
The speaker of the 49th TCCP was Shohei Takasaki (The University of Tokyo). This is a summary of his presentation, which was titled “A Reconciliation between Alternative Possibilities and Determinism.” 続きを読む |
The speaker of the 48th TCCP was Satoshi Kudo (The University of Tokyo). This is a summary of his presentation, which was titled “Pessimistic induction and retrospective judgment.” 続きを読む |
The speaker of the 47th TCCP was Shun Tsugita (The University of Tokyo). The title of his presentation was “On Ryle’s distinction between tendency and capacity”. 続きを読む |
The speaker of the 46th TCCP was Kanako Takae (The University of Tokyo). The title of her presentation was “A reconsideration of the concept of intrinsic value in environmental ethics via the moral considerability argument”. 続きを読む |
私たち信原幸弘、飯塚理恵、片岡雅知は、去る2014年の3月10日から15日まで、オーストラリアはメルボルンに滞在してモナシュ大学の哲学者や神経科学者の方々と研究交流を行った。 続きを読む |
2014年2月13日から20日にかけて、オックスフォード大学はOxford Uehiro Centre for Practical EthicsからGuy Kahane氏を招聘し、UTCP主催のもと「Moral Psychology and Ethical Theory」をテーマに、連続講演会を開催した。 続きを読む |
UTCPの信原幸弘(広域科学専攻)らの訳による、パトリシア・チャーチランド『脳がつくる倫理――科学と哲学から道徳の起源にせまる』が刊行されました。 続きを読む |
中山剛史・信原幸弘編著『『精神医学と哲学の出会い――脳と心の精神病理』』(玉川大学出版部、2013年)が刊行されました。 続きを読む |
予測する心。これが今回の連続講演会のテーマだった。脳はとにかくまず予測する。世界がどうなっているのかを。しかし、ただ予測するだけではなく、世界から与えられる感覚入力と予測とのずれ(誤差)を計算して、その誤差を最小化しようとする。そうやって世界の正しい表象に到達しようとするのだ。この「予測誤差最小化モデル」はじつに野心的である。それでもって心に関わるいっさいの現象を説明しようというのだ。 続きを読む |
予測する心。これが今回の連続講演会のテーマだった。脳はとにかくまず予測する。世界がどうなっているのかを。しかし、ただ予測するだけではなく、世界から与えられる感覚入力と予測とのずれ(誤差)を計算して、その誤差を最小化しようとする。そうやって世界の正しい表象に到達しようとするのだ。この「予測誤差最小化モデル」はじつに野心的である。それでもって心に関わるいっさいの現象を説明しようというのだ。 続きを読む |
2011年3月25日、イギリスのバーミンガム大学のPhilosophy DepartmentでGRADUATE WORKSHOP ON THE PHILOSOPHY OF MINDが開催され、UTCPからは4人の研究員が参加しました。この場を借りて会全体の印象や各自の発表内容を手短に報告したいと思います。 続きを読む |
2010年10月23日から29日まで,バーミンガム大学(イギリス)のリサ・ボルトロッティさん(Dr. Lisa Bortolotti)の連続講演会(計5回)をおこないました. 続きを読む |
UTCP事業推進担当者の信原幸弘さん,元UTCP特任研究員で現在は東北大学准教授の原塑さん,玉川大学の山本愛実さん編著の『脳神経科学リテラシー』が勁草書房より刊行されました. 続きを読む |
2010年3月23日に中期教育プログラム「脳科学と倫理」の最後の催しものとして,オーストラリアのメルボルンでワークショップ “Brain Science and Ethics” を行いました. 続きを読む |
UTCP副リーダーの信原幸弘さん,共同研究員の筒井晴香さん,西堤優さんがスーザン・ブラックモアの『意識』を岩波書店より翻訳出版しました. 続きを読む |
UTCP副リーダーの信原幸弘さんが編者となり,『脳科学は何を変えるか?―まだ見ぬ未来像の全貌』がエクスナレッジより刊行されました. |
UTCP Bookletシリーズの第8冊目、『エンハンスメント・社会・人間性』が出版されました。 ご希望の方には、UTCPの事務室に来ていただければ、1人につき1部お渡しすることができます。部数は限られていますので、ご了承ください。 続きを読む |
2008年11月13日から14日にかけて,アメリカ,ワシントンDCにおいて脳神経倫理学会(Neuroethics Society)第1回年次大会が開催されました. 続きを読む |
2008年9月27日、信原幸弘・原塑編『脳神経倫理学の展望』の合評会が開催された。脳科学がもたらす倫理的な諸問題や私たちの人間観への深刻な影響について、討論が繰り広げられた。 続きを読む |
事業推進担当者の信原幸弘さんと元UTCP研究員の原塑さん(現東京大学大学院総合文化研究科特任研究員)編著の『脳神経倫理学の展望』が勁草書房から刊行されました. 続きを読む |
7月30日から開かれた「第22回世界哲学会議」(The XXII World Congress of Philosophy)にUTCPから数名が参加しました。パネルは村田先生をコメンテーターに迎え、韓国のJung-Sun Han Heuer女史を含むUTCPの三人で、脳科学と意識における最新の研究動向について発表しました。 ジョン オデイ |
2007年の12月27日と28日の二日間にわたって北京大学のShaoyuan Hotelにて第二回BESETO哲学会議が開催されました。東京大学からは9名(内UTCPから5名、本郷の哲学研究室から4名【⇒本郷班レポートへ】)の研究者が出席しました。 続きを読む |
↑ページの先頭へ |