Publish and associate―UTCP催事の外来参加者
2008.01.23
来訪
UTCPの各種催事には毎回多くの外来参加者がいますが、1月22日に開催されたUTCPワークサロン 「ジャック・デリダ『マルクスの亡霊たち』を読む」にも、東京大学以外からたくさんの参加者に来ていただきました。
UTCPの催事は、研究員に対する教育的プログラム(英語セミナーなど)はメンバーのみの限定参加となっていますが、それ以外の催事に関しては原則的に一般公開されています。
主に、東京大学以外の都内の学部学生、大学院生、非常勤講師、教員の方々が、毎回、何人か聞きに来てくださいます。とりわけ早稲田大学、慶應義塾大学、一橋大学、中央大学などです。昨夜は一橋大学言語社会研究科の鵜飼哲先生(写真左)とゼミ生数名が足を運んでくれました。こちらとしては嬉しい突然の来訪で、「合同ゼミ」開催といったところでした。また、山口大学の学部学生の方も遠方より参加してくださいました。若い学生の行動力に敬服すると同時に、良いエネルギーをいただきました。
また、『マルクスの亡霊たち』の編集者・西泰志氏(藤原書店)にも来場していただき、議論の時間に有益な質問を頂きました。未來社・西谷能英氏はすでにおなじみの来訪者となっています。
研究者の世界の有名な警句に、「Publish or perish(論文を発表せよ、さもなくば滅びよ)」というものがあります。私たちとしては、外来者の方への歓待の原則を極力遵守しつつ、「Publish and associate(論文を発表せよ、かつ協同せよ)」という志で今後も活動していきたいと思います。個人団体を問わず、みなさまのご参加をお待ちしております。
(文責:西山雄二)