【報告】シンガポール哲学ワークショップ
シンガポールの南洋理工大学(NTU)の三宅輝准教授をオーガナイザーとして、同大学で2016年3月16日にNTU-Tokyo Workshop on the Philosophy of Science, Mind, and Moralityが開催された。このワークショップでは、UTCPから4名(信原、西堤、林、千葉)、NTUから4名、オーストラリアのモナシュ大学から1名、日本の埼玉医科大学から1名、合計10名が研究発表を行った。発表者以外の聴衆は約10名であった。発表のテーマは多岐にわたり、自己知、病的妄想の哲学、道徳に関する暴露論法、道徳的実在論、功利主義、博愛、自己制御、現象的意識、意識の流れ、地震学のモデルと表象について、じつに興味深い発表がなされ、また各発表について活発で有益な議論が交わされた。以下、UTCPから参加した4名の発表の様子を発表者自身により簡単にお伝えする。 続きを読む |