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【報告】シンガポール哲学ワークショップ

2016.03.29 信原幸弘, 林禅之, 西堤優 Permalink

シンガポールの南洋理工大学(NTU)の三宅輝准教授をオーガナイザーとして、同大学で2016年3月16日にNTU-Tokyo Workshop on the Philosophy of Science, Mind, and Moralityが開催された。このワークショップでは、UTCPから4名(信原、西堤、林、千葉)、NTUから4名、オーストラリアのモナシュ大学から1名、日本の埼玉医科大学から1名、合計10名が研究発表を行った。発表者以外の聴衆は約10名であった。発表のテーマは多岐にわたり、自己知、病的妄想の哲学、道徳に関する暴露論法、道徳的実在論、功利主義、博愛、自己制御、現象的意識、意識の流れ、地震学のモデルと表象について、じつに興味深い発表がなされ、また各発表について活発で有益な議論が交わされた。以下、UTCPから参加した4名の発表の様子を発表者自身により簡単にお伝えする。

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【刊行】信原幸弘・太田紘史編『シリーズ 新・心の哲学』全三巻

2014.05.14 信原幸弘, 飯島和樹, 西堤優, 太田紘史 Permalink

信原幸弘・太田紘史編『シリーズ 新・心の哲学』全三巻が刊行されました。

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【報告】L2プロジェクト UTCP/PhDC×浦河べてるの家討論会「当事者研究の現象学」(4)

2014.01.27 石原孝二, 西堤優, 高崎麻菜, 共生のための障害の哲学 Permalink

「当事者研究の現象学」が12月21日・22日の二日間にわたって開かれた。本人、支援者、家族、研究者がそれぞれの立場から当事者研究と関連付けて、講演・発表がされ、当事者研究に対する考えやその意義、当事者研究が今後どのようになっていくのかという展望について議論が行われた。

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【報告】L2プロジェクト 共生のための障害の哲学 第11回研究会 シンポジウム「性同一性障害」の行方

2014.01.22 石原孝二, 西堤優, 高崎麻菜, 共生のための障害の哲学 Permalink

アメリカ精神学会の心診断基準が改定され、2013年5月にDSM-5として出版された。DSM-5において、従来の「性同一性障害」(Gender Identity Disorder)が「性別違和」(Gender Dysphoria) に変更された。この変更の背景にはどのような影響があり、今後どのような影響を与えていくのかについて検討を行うことを趣旨として、2013年7月25日にシンポジウムが開かれた。シンポジウムでは、あべメンタルクリニック院長で精神科医の阿部輝夫先生、はりまメンタルクリニックの院長で同じく精神科医の針間克己先生、大阪府立大学大学院人間社会学部人間社会科学教授の東優子先生がご講演をしてくださった。

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【報告】L2プロジェクト 共生のための障害の哲学 第12回研究会 作業療法学と「障害受容」の問題―田島明子『日本における作業療法の現代史』をめぐって―

2013.11.19 石原孝二, 西堤優, 共生のための障害の哲学 Permalink

2013年10月20日、共生のための障害の哲学第12回研究会「作業療法学と「障害受容」の問題―田島明子『日本における作業療法の現代史』をめぐって―」が東京大学駒場キャンパスにて開催されました。この研究会では聖隷クリストファー大学の田島明子氏をお招きし、彼女の著書である『日本における作業療法学の現代史』を話題の中心に据えご講演頂きました。また、東京大学大学院総合文化研究科准教授石原孝二氏と日本学術振興会特別研究員PD(東京大学)の景山洋平氏にこれに関連した御発表を頂きました。

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【報告】「思考のレトリック」第3回:文景楠「自然を論じること:マクダウェル・アリストテレス・プラグマティズム」

2013.09.27 星野太, 西堤優, 文景楠 Permalink

2013年7月23日、東京大学駒場キャンパスで文景楠(UTCP)による講演会「自然を論じること:マクダウェル・アリストテレス・プラグマティズム」が行われた。この発表は、UTCPによる若手中心の研究会〈思考のレトリック〉シリーズの第3回として開催されたものである。同じくUTCPの星野太と西堤優をそれぞれ司会とコメンテーターに迎え、約20人の参加者とともに二時間に渡って議論した。

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【報告】L2プロジェクト 共生のための障害の哲学 第10回研究会「脳性麻痺という経験」

2013.07.19 石原孝二, 西堤優, 共生のための障害の哲学 Permalink

2013年6月5日、東京大学駒場キャンパスにて、共生のための障害の哲学第十回研究会「脳性麻痺という経験」が開催されました。登壇して頂いた方々は、大阪大学大学院人間科学研究科後期博士課程の河合翔氏、東京大学先端科学技術研究センター特任講師の熊谷晋一郎氏、およびNPO法人ノアール理事の熊篠慶彦氏の三氏で、コメンテーターは慶応義塾大学文学部教授の岡原正幸氏に務めて頂きました。

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【報告】リーノ・ペルティレ講演会「ダンテとユリシーズと知性」

2013.06.18 西堤優 Permalink

2013年5月21日、ハーヴァード大学教授/Villa I Tatti研究所長であるリーノ・ペルティレ教授をお招きして、駒場キャンパス21KOMCEEレクチャーホールにて「ダンテとユリシーズと知性」が開催されました。

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【報告】 2013年度キックオフシンポジウム 「Radical Encounter in Philosophy 共生の深みへ」

2013.04.30 梶谷真司, 中島隆博, 石原孝二, 石井剛, 川村覚文, 小林康夫, 清水将吾, 西堤優 Permalink

2013年4月13日、共生のための国際哲学研究センター 上廣共生哲学寄付研究部門 2013年度キックオフシンポジウム 「Radical Encounter in Philosophy 共生の深みへ」が駒場キャンパスにて開催されました。

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【報告】第5回BESETO哲学会議

2011.04.13 池田喬, 数森寛子, 朴嵩哲, 西堤優 Permalink

2011年1月8-9日に、第5回目のBESETO会議が北京大学で開催されました。

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【報告】The 24th Tokyo Colloquium of Cognitive Philosophy (TCCP)

2011.04.12 西堤優 Permalink

The 24th Tokyo Colloquium of Cognitive Philosophy held on December 21, 2010, at Komaba Campus, and I made a presentation about time discounting and will. Here is a brief report about the idea and impression when I did my presentation.

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[Report] Graduate Workshop of the Philosophy of Mind

2011.04.12 信原幸弘, 筒井晴香, └イベント報告, 朴嵩哲, 西堤優, 佐藤亮司, 科学技術と社会 Permalink

2011年3月25日、イギリスのバーミンガム大学のPhilosophy DepartmentでGRADUATE WORKSHOP ON THE PHILOSOPHY OF MINDが開催され、UTCPからは4人の研究員が参加しました。この場を借りて会全体の印象や各自の発表内容を手短に報告したいと思います。

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【報告】ボルトロッティ連続講演会(+ボルトロッティさんからの手紙)

2010.11.21 信原幸弘, 筒井晴香, └イベント報告, 中澤栄輔, 西堤優, 科学技術と社会 Permalink

2010年10月23日から29日まで,バーミンガム大学(イギリス)のリサ・ボルトロッティさん(Dr. Lisa Bortolotti)の連続講演会(計5回)をおこないました.

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【報告】第8回こまば脳カフェ

2010.07.27 └こまば脳カフェ報告, 西堤優, 科学技術と社会 Permalink

2010年5月19日、東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻生命環境科学系の博士課程に在籍する竹村浩昌さんをお招きして、第8回こまば脳カフェ「錯覚を科学する―錯覚と脳の不思議な関係」を開催しました。

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【報告】 19th TCCP Colloquium: How can we conceptualize ‘responsibility’ in the framework of the somatic marker hypothesis?

2010.04.19 筒井晴香, 西堤優, 脳科学と倫理 Permalink

TCCP, or Tokyo colloquium of cognitive philosophy, is an English-only seminar which is held as a place for active discussion among UTCP fellows who are interested in neurophilosophy, neuroethics and various related topics.

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【刊行】ブラックモア著,信原幸弘・筒井晴香・西堤優訳『意識』

2010.03.13 信原幸弘, 筒井晴香, 西堤優, 出版物 Permalink

UTCP副リーダーの信原幸弘さん,共同研究員の筒井晴香さん,西堤優さんがスーザン・ブラックモアの『意識』を岩波書店より翻訳出版しました.

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【学会参加報告】 Brain Matters: New Directions in Neuroethics

2009.10.13 石原孝二, 西堤優, 小口峰樹 Permalink

 2009年9月24日から26日まで"Brain Matters: New Directions in Neuroethics"と題した国際会議がカナダのハリファックスで開催され、UTCPから事業推進担当者の石原孝二および研究員の小口峰樹と西堤優が参加した。

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中期教育プログラム「脳科学と倫理」セミナー(5)第12回報告

2009.06.24 └セミナー5:ハウザーを読む, 中尾麻伊香, 西堤優, 脳科学と倫理 Permalink

中期教育プログラム「脳科学と倫理」の活動をご報告します。セミナー5 「ハウザーを読む」では、Marc D. Hauser の Moral Minds を講読しました。今回はその第12回報告、第6章の後半 (pp. 334-356) を検討します。

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【報告】 The 11th and 12th Tokyo Colloquium of Cognitive Philosophy (TCCP)

2009.01.12 筒井晴香, 西堤優, 脳科学と倫理 Permalink

The 11th and 12th Tokyo Colloquium of Cognitive Philosophy (TCCP) was held in the autumn of 2008.

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【学会参加報告】 ニューロエシックス・ソサイエティ第1回年次大会

2008.11.26 信原幸弘, 中澤栄輔, 西堤優, 植原亮, 脳科学と倫理 Permalink

2008年11月13日から14日にかけて,アメリカ,ワシントンDCにおいて脳神経倫理学会(Neuroethics Society)第1回年次大会が開催されました.

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中期教育プログラム「脳科学と倫理」セミナー(4)第10回(最終回)報告

2008.10.16 └セミナー4:ベシャラを読む, 西堤優, 脳科学と倫理 Permalink

中期教育プログラム「脳科学と倫理」セミナー4では "Decision Making and Free Will: A Neuroscience Perspective (Kelly Burns and Antoine Bechara [2007], Behavioral Sciences and the Law, 25: 263-280.)" を講読しました。今回はいよいよ最終回、セッション10の報告です。

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中期教育プログラム「脳科学と倫理」セミナー(3)第10回報告

2008.10.16 └セミナー3:プリンツを読む, 西堤優, 佐藤亮司, 脳科学と倫理 Permalink

中期教育プログラム「脳科学と倫理」についてご報告します.
今回の報告はセミナー (3)「Prinz "The Emotional Construction of Morals" を読む」の第10回.第7章 “The Limits of Evolutionary Ethics” を検討しました.

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中期教育プログラム「脳科学と倫理」セミナー(4)第9回報告

2008.10.15 └セミナー4:ベシャラを読む, 西堤優, 脳科学と倫理 Permalink

中期教育プログラム「脳科学と倫理」セミナー4では "Decision Making and Free Will: A Neuroscience Perspective (Kelly Burns and Antoine Bechara [2007], Behavioral Sciences and the Law, 25: 263-280.)" を講読しました。今回はいよいよ佳境のセッション9の報告です.

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中期教育プログラム「脳科学と倫理」セミナー(4)第8回報告

2008.10.05 └セミナー4:ベシャラを読む, 西堤優, 脳科学と倫理 Permalink

中期教育プログラム「脳科学と倫理」セミナー4では "Decision Making and Free Will: A Neuroscience Perspective (Kelly Burns and Antoine Bechara [2007], Behavioral Sciences and the Law, 25: 263-280.)" を講読しました。今回はセッション8の報告です.

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中期教育プログラム「脳科学と倫理」セミナー(4)第7回報告

2008.09.29 └セミナー4:ベシャラを読む, 西堤優, 脳科学と倫理 Permalink

中期教育プログラム「脳科学と倫理」セミナー4では "Decision Making and Free Will: A Neuroscience Perspective (Kelly Burns and Antoine Bechara [2007], Behavioral Sciences and the Law, 25: 263-280.)" を講読しました。今回はセッション7の報告です.

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中期教育プログラム「脳科学と倫理」セミナー(4)第6回報告

2008.09.22 └セミナー4:ベシャラを読む, 西堤優, 脳科学と倫理 Permalink

中期教育プログラム「脳科学と倫理」セミナー4では "Decision Making and Free Will: A Neuroscience Perspective (Kelly Burns and Antoine Bechara [2007], Behavioral Sciences and the Law, 25: 263-280.)" を講読しました。今回はセッション6の報告です.

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中期教育プログラム「脳科学と倫理」セミナー(4)第5回報告

2008.09.12 └セミナー4:ベシャラを読む, 西堤優, 脳科学と倫理 Permalink

中期教育プログラム「脳科学と倫理」セミナー4では "Decision Making and Free Will: A Neuroscience Perspective (Kelly Burns and Antoine Bechara [2007], Behavioral Sciences and the Law, 25: 263-280.)" を講読しました。今回はセッション5の報告です.

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中期教育プログラム「脳科学と倫理」セミナー(4)第4回報告

2008.09.08 └セミナー4:ベシャラを読む, 西堤優, 脳科学と倫理 Permalink

中期教育プログラム「脳科学と倫理」セミナー4では "Decision Making and Free Will: A Neuroscience Perspective (Kelly Burns and Antoine Bechara [2007], Behavioral Sciences and the Law, 25: 263-280.)" を講読しました。今回はセッション4の報告です.

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中期教育プログラム「脳科学と倫理」セミナー(4)第3回報告

2008.09.03 └セミナー4:ベシャラを読む, 西堤優, 脳科学と倫理 Permalink

中期教育プログラム「脳科学と倫理」セミナー4では "Decision Making and Free Will: A Neuroscience Perspective (Kelly Burns and Antoine Bechara [2007], Behavioral Sciences and the Law, 25: 263-280.)" を講読しました。今回はセッション3の報告です.

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中期教育プログラム「脳科学と倫理」セミナー(4)第2回報告

2008.07.03 └セミナー4:ベシャラを読む, 西堤優, 脳科学と倫理 Permalink

中期教育プログラム「脳科学と倫理」セミナー4では"Decision Making and Free Will: A Neuroscience Perspective (Kelly Burns and Antoine Bechara [2007], Behavioral Sciences and the Law, 25: 263-280.)" を講読しています。今回はセッション2の報告です.

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中期教育プログラム「脳科学と倫理」セミナー(4)第1回報告

2008.04.23 └セミナー4:ベシャラを読む, 西堤優, 脳科学と倫理 Permalink

Introduction
今学期は、Decision Making and Free Will: A Neuroscience Perspective(Kelly Burns and Antoine Bechara. (2007). Behavioral Sciences and the Law, 25: 263-280.)を講読する。

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