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【報告】2021年度キックオフシンポジウム「For the Reality of Life~共生のリアリティ」

2021.06.22 梶谷真司, 星野太, 國分功一郎, 神戸和佳子 Permalink

5月29日(土)に2021年度のキックオフシンポジウム「For the Reality of Life~共生のリアリティ」を開催した。昨年はコロナの影響で半年以上遅れて11月に行ったが、今年は例年通りのタイミングで行うことができた。今回のテーマは、「共生」というUTCPが長年取り組んできたテーマについて、よりリアルに考えるために、実践的な場に関わっているお二人に来ていただいた。第1セッションでは、コミュニティデザインの第一人者である山崎亮さんをお迎えして、UTCPからは長年彼と親交のある國分功一郎さんと、元UTCP助教で今年着任した星野太さんと3人でお話しいただいた。第2セッションでは、年明けからNHKで放送されたドラマ「ここは今から倫理です」の脚本家高羽彩さんと、元UTCPのRAで今年北陸大学に着任した神戸和佳子さんと梶谷が対談した。それぞれのセッションについて、PDの岩下弘史君と中里晋三君に報告していただこう。

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【報告】東京大学共生のための国際哲学研究センター(UTCP)シンポジウム「〈経験〉を見つめ直すための哲学――メルロ゠ポンティと考える身体・他者・言語」

2021.06.17 Permalink

2021年4月24日、東京大学UTCP
にてオンライン・シンポジウム「〈経験〉を見つめ直すための哲学――メルロ゠ポンティと考える身体・他者・言語」が開催されました。

本企画は、20世紀を代表するフランスの思想家モーリス・メルロ=
ポンティ(とりわけ彼の身体論・他者論・言語論)の視座から、「〈経験〉を見つめ直す」について検討するという趣旨のもと構想されました。

続く箇所において、本シンポジウムの内容を大まかにお伝えいたします。

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【報告】東京大学共生のための国際哲学研究センター(UTCP )シンポジウム「反出生主義の含意と射程――「生まれてこなかった方がよかったのか」をなぜ問うのか」

2021.06.17 Permalink

2021年5月29日、東京大学UTCP
にてオンライン・シンポジウム「反出生主義の含意と射程――「生まれてこなかった方がよかったのか」をなぜ問うのか」が開催されました。インターネット上においても盛んに議論されている「反出生主義」の思想ですが、センシティブな内容を含む思想内容であるために、数多くの誤解を受けやすい議論であることも事実です。そこで本シンポジウムにおいては、当該分野の第一線で活躍されている若手研究者の方をお招きして、「反出生主義」の思想内容と、その周辺に潜む根本問題を整理・分析するという試みを行いました。

続く箇所におきまして、本シンポジウムの内容を大まかにお伝えいたします。

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梶谷真司 邂逅の記録117 「2回目のオンライン国際哲学オリンピック~日本人初の銀メダル!」

2021.06.14 梶谷真司, 榊原健太郎 Permalink

5月27日から30日まで、2021年の国際哲学オリンピックが開催された。昨年はコロナ禍のためポルトガルのリスボン大会が延長されて、オンラインでのeIPOとなったが、今年もやはり実現せず、オンラインでの開催となった。しかし今回は、すでに一度議論を尽くしているので、ふたたびスロヴェニアのMiha Andricをリーダーとするチームが中心となって、全体としては非常にスムーズに行われた。

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