邂逅の記録118 「未来のコミュニティを作る~教育による地方創生の“たくらみ”」
私が五ヶ瀬中等教育学校に関わり始めたのは2014年である。スーパーグローバルハイスクール(SGH)という国際的に活躍できる人材育成を行う高校を文科省が指定して支援する制度に、応募の段階で哲学対話が組み込まれることになった。その“黒幕”が今回お呼びした一人、NPO法人グローカルアカデミーの田阪真之介さんだ。 |
私が五ヶ瀬中等教育学校に関わり始めたのは2014年である。スーパーグローバルハイスクール(SGH)という国際的に活躍できる人材育成を行う高校を文科省が指定して支援する制度に、応募の段階で哲学対話が組み込まれることになった。その“黒幕”が今回お呼びした一人、NPO法人グローカルアカデミーの田阪真之介さんだ。 |
5月30日にオンラインで実施した〈哲学×デザイン〉プロジェクト26「居場所がなかったり、あったり、」は、近年さまざまな文脈で語られる「居場所」をテーマに、しかし「居場所とは何か」と、ただその成立を問うのではなく、より広い視野で「われわれは『居場所』をいかに経験するか」を考えたいと、企画された。私たちにとって、居場所の喪失、漂流、邂逅、船出などはいずれもが重要な「居場所」経験だろう。しかし、それらが表立って語られることは少ないと感じる。 今回は、埼玉の自立援助ホーム「樹の下ホーム」に勤める志村亜希子さんと、大阪の依存症回復施設「リカバリーハウスいちご」に勤める渡邊洋次郎さんをお呼びし、ご自身の経験、あるいはこれまでに出会った子どもや大人について自由に話していただいた。 続きを読む |
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