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【報告】第一回東洋医学研究会

2018.04.28 梶谷真司, 中島隆博, 李範根, 佐藤麻貴 Permalink

4月20日に第一回東洋医学研究会が開催された。本研究会では、今後三年にわたり、身体という人間にとって最も身近な自然に対する医学的アプローチの東西の差異に注目し、実際に東洋医学を体験することにより、実践を通した哲学的考察を深めていこうと考えている。第一回目の研究会では、この勉強会の共同発起人である鍼灸師の唐沢具江先生(ホテル椿山荘東京店庵 SHINKYU院長代行)に御登壇いただき、舌診と針の体験を中心に行った。

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【報告】2018年度キックオフシンポジウム「A Place for Alternativity 共生と存在のリアル」

2018.04.27 梶谷真司, 中島隆博, 石原孝二, 内藤久義, 國分功一郎, 佐藤麻貴 Permalink

2018年4月22日、東京大学駒場キャンパスにおいて、2018年度UTCPのキックオフシンポジウムが開催されました。はじめにセンター長の梶谷真司先生からの挨拶があった後、2つのセッションで発表、講演、ディスカッションが行われました。以下、各セッションの概要について報告いたします。

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【報告】「川端康成と水」

2018.04.20 中島隆博, 武田将明 Permalink

 2018年4月13日、「水と文学」のテーマのもと川端康成の小説を主な検討課題とする討論会が行われた。参加者は作家の平野啓一郎氏、田中慎弥氏、東京大学の中島隆博氏、武田将明氏、同大学院生の平井裕香、場所は川端康成が作家活動の初期において極めて長い時間を過ごした天城・湯ヶ島温泉の「湯本館」である。
 討論会に先立って、同館館主の案内のもと、川端が宿泊したという五畳の部屋を見学した。天井が高く、特徴的な造りで、火鉢は当時のままだという。同館において執筆された「伊豆の踊子」関連の貴重な資料だけでなく、「絵志野」(現在は「千羽鶴」を構成する一編)の原稿という意外な資料にも出会えた。積もりに積もった宿泊費(その全ては結局払われていないそう)の代わりか、川端自ら箱まで準備し、当時の館主に贈ったという。数ある旅館の中でなぜ川端が同館を選んだか問うと、学生の一人旅が珍しかった当時、他であまりいい扱いを受けなかったのだろうと館主は答えた。「私」自身の疎外感が背後に潜んでいると思うと、「伊豆の踊子」の読み方もまた変わってくるかもしれない。

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【刊行】戦後日本の中国研究と中国認識 東大駒場と内外の視点

2018.04.11 石井剛, 林少陽, 出版物 Permalink

株式会社風響社より『戦後日本の中国研究と中国認識 東大駒場と内外の視点』が刊行されました。
本書にはUTCPメンバーで東京大学総合文化研究科教授の石井剛が執筆しており、また、同教授の林少陽のインタビューも掲載されております。

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