【報告】C. シェパードソン氏講演会「美的感情と普遍性」
2010年7月27日、ニューヨーク州立大学教授チャールズ・シェパードソン氏の講演会が開催された。 続きを読む |
【UTCP Juventus】は、UTCP若手研究者の研究プロフィールを連載するシリーズです。ひとりひとりが各自の研究テーマ、いままでの仕事、今後の展開などを自由に綴っていきます。2010年度の第20回はRA研究員の柵瀨宏平(フランス思想)が担当します。 続きを読む |
2010年7月2日パリ第7大学教授パトリック・ギヨマール氏の講演会が行われた。ラカンから教育分析を受けた精神分析家であるギヨマール氏は、ラカンが1960年に行った『アンティゴネ』解釈を批判的に読解した『悲劇的なものの享楽』の著者として知られている。「アンティゴネの肯定:純粋欲望、差異の欲望、分析家の欲望」と題された今回の講演において、氏はこの著作を出発点としつつ、ラカンによるこの悲劇の読解を再度検討し、そこから精神分析家の欲望とは一体どのようなものであるかを明らかにしようとした。 |
今年度より新中期教育プログラム「精神分析と欲望のエステティクス」(事業担当推進者・原和之准教授)が発足するにあたり、同プログラムではそのキックオフイベントとして、ブラジル・サンパウロ大学のウラジミール・サファトル准教授に二回にわたって講演していただいた。今回はその第二回目、「非人間的なものの政治的力について」と題されたこの講演会においてサファトル氏は、ラカンが『アンティゴネ』読解を通じて展開した人間主義の精神分析的批判について詳細な分析を行った。 続きを読む |
↑ページの先頭へ |