「哲学としての現代中国」 中島隆博 中国出張
「哲学としての現代中国」プログラムの開始に当たって、中島隆博が9月末に中国に出張しました。その目的は4つです。 続きを読む |
UTCP発足前の6月ですが、小林康夫と中島隆博は、4名の若手研究者とともに華東師範大学で行われたベンヤミン・シンポジウムに参加しました。2007年9月26日(水)、その華東師範大学から副学長の張済順先生が来訪されました。今後の研究連携計画のことも含めて、小林と打ち合わせを行いました。高田康成さんも同席されました。また総合文化研究科副研究科長の長谷川寿一先生との会見も行いました。 続きを読む |
10月から本格始動するUTCPですが、新規採用された研究員が集い、説明会が開催されました。若手研究員のプロフィールなどは当HPの「UTCP Members」に掲載し、業績情報などを随時更新していきます。 |
☆ 冬学期(激しさを!) 「もう秋か!」――というランボーのフレーズが心に染みるように響きわたる季節(とき)、風も立って、「いざ生めやも」(ヴァレリー)と口をついて出る。こうなると、「季節よ、城よ」ときて「無疵な魂がどこにある」――これはまたランボーですね――までわたしの〈時間の抒情〉はポエジーの坂をころがるようにくだっていく。 続きを読む |
事業推進担当者の中島隆博の著作、『残響の中国哲学-言語と政治』(東京大学出版会、2007)が刊行されました。 |
☆ 思考(〈時代〉を問う) 前々回(001)で触れた『未来』のための原稿はなんとか脱稿。短いものだが、一応のこととしてこれから1年間くらい考えていくテーマが見えたという個人的な収穫はあった。当面、UTCPの基軸セミナーとしては、「〈時代〉を問う」という方向で組織するつもり。 続きを読む |
☆ 到着 (Alain Juranville, L'événement Histoire et savoir philosophique. Vol 1. Nouveau traité théologico-politique PUF, 2007) アラン・ジュランヴィルさんから新著『出来事――歴史と哲学的知 第1巻 政治神学新論』が届いた。リュクサンブール公園のすぐ横の素敵なお宅に、原和之さんらと招かれて食事をしたのは、もう2年前の秋だったか。駒場にも一度来ていただいてレクチャーをしていただいた。今度の本は、かれのライフ・ワークとも言うべき大計画の一部(第2の書「歴史と哲学的知」の第1巻というわけだが、それだけで766頁ある!!こういうスケールというのは、日本ではほとんどお目にかからない。かつて廣松渉先生がなさっていたくらいか。ヘーゲル的と言ってしまえばそれまでだが、ひょっとしたら、「哲学」というものは、本来、こういうもの(つまり「並はずれたもの」――もはや「論文」なんかではなくてね)であったのかもしれない、とちょっと茫然!)。 |
8月6日から9日までの4日間、瀬戸内海に浮かぶ直島を舞台に、高校1・2年生を対象とする「16歳のきみたちのための 東京大学直島哲学キャンプ―海と空の間で「人間の場所」について考える」が開催されました。これは東京大学教養学部が主催し、ベネッセコーポレーションの支援によって実現した企画です。 続きを読む |
UTCPの新サイトが立ち上がった。今度のUTCPは本格的にWebを、活動・運営の中心的な「場」として活用することを基本方針としてみなさんに協力をお願いした以上、まずはリーダーとしてみずからアクティヴに関わることは必然だろう、と判断して、これまで守ってきた「蜘蛛の巣」には手を出さないという掟を破棄して、これからしばらくは試行的に、週一度くらいのペースで、個人的な、ときにはあまりに個人的な「はがき」を投壜する。同時に自分がかかわるいくらかのイベントについて案内させていただく。 続きを読む |
中島隆博の論考「新儒家と仏教──梁漱溟,熊十力,牟宗三」が、『思想』(No.1001、2007年第9号)に掲載されました。今秋から始まるUTCPの中期教育プログラム「哲学としての現代中国」のマニフェスト的な論考になっています。受講される方は必読です。 続きを読む |
研究員の西山雄二の著作『異議申し立てとしての文学――モーリス・ブランショにおける孤独、友愛、共同性』(御茶の水書房、2007年)が刊行されました。装丁は同じくUTCP研究員の平倉圭が担当しました。 続きを読む |
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