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【刊行】朝鮮の近代と尹致昊 東アジアの知識人エトスの変容と啓蒙のエクリチュール

2018.11.08 柳忠熙, 出版物

福岡大学人文学部 東アジア地域言語学科講師の柳忠熙氏が、東京大学出版会より『朝鮮の近代と尹致昊 東アジアの知識人エトスの変容と啓蒙のエクリチュール』を刊行しました。

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    東京大学出版会HPより


内容紹介

19世紀から20世紀へといたる転換期を生きた知識人・尹致昊(ユン・チホ)の人生,思想を通して,東アジアの近代を再考する試み.東アジアの知識人として,近代ヨーロッパといかに向き合い,新たな近代をめざしたのか,歴史的・文化的・思想的な諸文脈から総合的に理解し,変容する時代のダイナミズムを描く.


主要目次

〈主要目次〉
序 章 近代東アジア/朝鮮の知識人 

第一部 朝鮮知識人と西洋体験 
第一章 尹致昊の海外経験と英語学習――東アジアの辞書学と朝鮮知識人の英語リテラシー
第二章 漢詩文で〈再現〉された西洋――『海天秋帆』『海天春帆小集』『環璆唫艸』と理想郷の修辞
第三章 英文で〈再現〉された西洋――「日記」に記されたヨーロッパと朝鮮使節の文化的ダイナミズム 

第二部 朝鮮の近代と啓蒙のエクリチュール 
第四章 朝鮮開化期の民会活動と「議会通用規則」――「議会通用規則」の流通と翻訳の様相を中心に
第五章 イソップ寓話の翻訳と『ウスンソリ(笑話)』
第六章 漢字漢文教育の変容と『幼学字聚』

第三部 尹致昊の政治思想の変容と自由思想 
第七章 尹致昊の改革と啓蒙の論理――主権をめぐる政治思想の変容
第八章 尹致昊の啓蒙思想とキリスト教的自由――福沢諭吉の自由観と宗教観の比較を通じて
第九章 植民地朝鮮と自助論の政治的想像力――1910年代における尹致昊と崔南善の自助論

終 章 東アジア/朝鮮の近代と尹致昊 

【付録】尹致昊(1865-1945)年譜

Korean Modernity and Yun Ch'i-Ho: Ethos of Asian Intellectuals and the Ecriture of Enlightenment
Chung-Hee RYU

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