【報告】ロサンゼルス哲学ワークショップ
ロサンゼルスのロヨラ・メリーマウント大学(LMU)のJason Baehr教授をオーガナイザーとして、同大学で2017年2月18日にWorkshop in the Philosophy of Mindが開催された。このワークショップでは、UTCPから信原幸弘、勝亦佑磨、千葉将希の3名が研究発表を行い、それぞれの発表について活発な議論が行われた。発表のテーマはクリティカル・シンキングにおける情動の役割、志向性の自然化、道徳的アリーフに関する進化論的暴露論法であり、広い意味で心の哲学に属する主題であった。このような広範なテーマであるにもかかわらず、Baehr教授からは、どの発表についても興味深いコメントと質問が寄せられ、また他の聴衆からも重要なコメントと質問がなされた。以下、それぞれの発表の様子を発表者自身により簡単にお伝えする。 続きを読む |