梶谷真司「邂逅の記録85:第24回国際哲学オリンピック in ベルギー(2)」
翌日13日(金)は2日目、高校生たちは午前中、いよいよエッセイ・ライティング。教員は別の建物で3つのレクチャーを聞いた。最初は宗教や政治のradicalisation(急進化)の問題と教育、二つ目がカントの永久平和論について、三つ目が武装の有無と攻撃の是非の関係に関する考察であった。とりわけ印象に残ったのが最初のレクチャーであった。 続きを読む |
翌日13日(金)は2日目、高校生たちは午前中、いよいよエッセイ・ライティング。教員は別の建物で3つのレクチャーを聞いた。最初は宗教や政治のradicalisation(急進化)の問題と教育、二つ目がカントの永久平和論について、三つ目が武装の有無と攻撃の是非の関係に関する考察であった。とりわけ印象に残ったのが最初のレクチャーであった。 続きを読む |
2016年5月12日(木)から15日(日)まで、第24回国際哲学オリンピックがベルギーのヘントで開催された。今回は、周知のとおり、3月にブリュッセルで同時テロが起き、いったん情勢が不透明になった。それ以前に昨年11月、パリで、数十人がテロの犠牲になったこともあり、そのときからベルギーはテロリストとの関連が指摘され、警戒レベルも上がっていた。 |
2016年4月30日、東京大学駒場キャンパスにおいて、2016年度UTCP上廣共生哲学寄附研究部門のキックオフシンポジウムが開催されました。今年のキックオフシンポジウムは、用意していた座席が足りなくなるほどの、例年に見ない大変な盛況ぶりで、UTCPの活動が広く浸透してきていることを実感するものでした。まずはじめにセンター長の梶谷真司氏からの挨拶があった後、各Lプロジェクト(L1東西哲学の対話的実践、L2共生のための障がいの哲学、L3 Philsoophy for Everyone)の発表がありました。発表の順番が変則的となったため、以下の各プロジェクトからの発表の概要についても、発表の順番に報告いたします。 続きを読む |
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