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時の彩り(ラスト・ラン) 167

2014.07.23 小林康夫

★夏が来ました。大学もまだ試験もその採点も、さらには博論審査も残っているけど、徐々に夏休みの気配が立ち籠めてきています。この学期、「ラスト・ラン」にふさわしく老体鞭打つ全力疾走、なんとか体力がもったことを素直に喜んでいます。が、この週末はさすがに疲れが出てぐったりでした。このブログもこれから10月のはじめまでは、すこし間遠に、不定期のアップということになると思います。


★先週末、ご案内のとおり、本郷の福武ラーニングシアターで、「知をひらく、知をつなぐ」(「知の技法」から20年)のシンポジウムが行われました。久しぶりに、パブリックな場面で、「知の技法」シリーズを振り返り、そこにこめたわたしなりの、「弱い思想」しかしあくまでも「自由のレッスン」としての「知の行為論」という「思想」について語ることができたのは、嬉しかったですね。もちろん、「大学」というわたしにとっての「現場」という制約の下だけれど、あれは確実に、ひとつの「思想」としての行為であった。そしてその延長に、「大学」という「普遍性」への探求の場を、世界のなかで「つないで」行くというUTCPの理念があったということを再確認できたように思います。けっして大きな声で「正義」を説くわけではない、弱い、ささやかな、しかし確かにひとつの「思想」をわたしは、わたしなりに全力で生きてきたのではないか、と思った次第。(自賛に聞えますかね?そういうつもりではなく、たんなる確認。終わりに向う人間の言葉だ、おゆるしあれ。)

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そのあとの討論で、若いみなさんと、未来に向けての大学の可能性について議論しました。20年という時間の経過のなかで変わったものもたくさんあるけれど、ますます厳しい歴史の現状、若い人たちのなかから「自由」への「希望」の道が見えてくることを祈っています。(掲載した写真は、猫田耳子さん撮影のものをお借りしました。Mimi-Cat、ありがとう!)

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