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時の彩り(つれづれ、草) 145

2012.02.22 小林康夫

お久しぶり
 昨年暮には、少し続けてブログを書こうと思っていたのに、どうも気力がついてこなかったようです。

新年のご挨拶もしないまますでに2月。グローバルCOEとしてのUTCPも3月末で終了だから、残りは40日あまり。まあ、おおげさに言えば、10年間の人生を投入してきたこの活動も一区切りだなあ、という感慨があって、心の向きを調節するのに少し手間取ったということかもしれません。別に整理がついているわけでもないのだけれど、あらためてご報告とご挨拶をいたします。

後継組織
 この間の課題のひとつは後継組織でした。10年間の活動を経て、ある意味ではようやく世界の人文科学の研究者に広く認知され、ネットワークもできあがってきたときに、突然サドン・デスというわけにもいかない。というわけで2年前から全学的な組織をつくろうといろいろ働きかけもしていたのですが、なかなか実を結びません。「森は動かなかった」というのがわたしの最近の口癖ですね。そのかわりに総合文化研究科の長谷川研究科長ならびに教授会のみなさんにお願いして、駒場に「共生のための国際哲学研究センター」を今年の4月1日より設置していただくことになりました。UTCPという名前とオフィスはなんとか存続できるという態勢です。しかし予算がありません。というわけでこの間は、外部からの資金提供をお願いするべくさまざまな交渉を行ってもおりました。それについてはまた、後日あらためて報告することができると思っています。

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