UTCP Booklet 18『共生の現代哲学――門脇俊介記念論集』
UTCP Bookletシリーズの第18冊目、『共生の現代哲学――門脇俊介記念論集』が刊行されました。2010年2月にご逝去された門脇俊介先生を追悼する論集です。
目次
序文のかわりに
小林康夫
第一部 行為・知覚・自己――現代哲学の共生の構図
意図的行為は理由の空間に含まれるのか?――意図的行為における因果・表現・制御
原塑
知覚の概念主義の行方
古田徹也
門脇俊介とドレイファスはどこで分かれたか――ハイデガーと認知科学の対話を通して
吉田恵吾
和辻哲郎の倫理学における「信頼の行為論」について――ハイデガーとの対比から見る日常性における共生のあり方をめぐって
飯嶋裕治
徳と行為
文景楠
汝自身であるものになれ――『存在と時間』における〈自己〉の習得
西山達也
第二部 ケア・寛容・共生――共生の哲学の展開
看護行為の時間――西村ユミとハイデガー行為論の拡張
村上靖彦
それぞれに自分らしい寛容と共生――門脇俊介と多文化主義の哲学
三ツ野陽介
生死の存在論から他者依存性の政治哲学へ――共生の哲学のために
池田喬
著者紹介・奥付
ご希望の方には、UTCPの事務室に来ていただければ、1人につき1部お渡しすることができます。部数は限られていますので、ご了承ください。