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【イメージ研究関連イベント】ワークショップ「20世紀フランス文学と写真」

2010.10.12 桑田光平, └イメージ研究関連イベント

来る11月初旬、東京大学文学部フランス文学研究室により20世紀フランス文学と写真をめぐるワークショップが開催され、元UTCP特任研究員の桑田光平さん(現共同研究員/東京外国語大学専任講師)が参加します。

ワークショップ
20世紀フランス文学と写真

2010年11月6日(土)13:30–19:00
東京大学本郷キャンパス法文2号館中二階・教員談話室

ボードレールは、写真は「諸科学、諸芸術の下婢(はしため)」という「本来の義務」に戻るべきだと言った。しかし20世紀に入り、写真は記憶の保管所にとどまるどころか、手に触れえぬもの、想像しえぬもの、さらには〈魂〉の領域にさえ迫っているように見える。写真はどのようにして、テクストの奥底に浸透する力を得てきたのか? 本ワークショップでは、写真をめぐる言説が提起する問題やその可能性を、さまざまな角度から探る。

プログラム

第1セッション:写真による文学の変容
13:30–15:10
司会:澤田直(立教大学)
コメンテーター:滝沢明子(学術振興会特別研究員)
  • 「シュルレアリスムの反=写真的条件——肖像写真の使用法について」 鈴木雅雄(早稲田大学)
  • 「プルーストと写真———印象、記憶、技術」 坂本浩也(立教大学)
  • 「〈逸話的自我〉——バルト『明るい部屋』再考」 塚本昌則(東京大学)

第2セッション:イメージ論の現在
15:20–17:00
司会:鈴木啓二(東京大学)
コメンテーター:桑田光平(東京外国語大学)
  • 「ベンヤミン〈アウラ〉論の現在」 久保哲司(一橋大学)
  • 「サルトルのイメージ論——不在の写真論をめぐって」 澤田直(立教大学)
  • 「クロソウスキー——シミュラークルまたはイメージの終焉」 兼子正勝(電気通信大学)

第3セッション:写真はどのような媒体なのか
17:15–19:00
司会:塚本昌則(東京大学)
コメンテーター:畠山直哉(写真家)
  • 「言葉にならない、あの感じ」 管啓次郎(明治大学)
  • 「写真を語るとは何か——報道写真研究と展覧の新動向」 今橋映子(東京大学)
  • 「写真への抵抗——現代小説と写真」 野崎歓(東京大学)


二宮学術基金によるワークショップ
主催:東京大学文学部フランス文学研究室
Tel : 03-5841-3842
E-mail : futsubun[at]l.u-tokyo.ac.jp

フライヤーをダウンロード⇒こちら

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