橋本毅彦『描かれた技術 科学のかたち』
事業推進担当者の橋本毅彦さんが新著『描かれた技術 科学のかたち―サイエンス・イコノロジーの世界』(東京大学出版会)を刊行されました。
内容紹介
ダ・ヴィンチやエジソンのスケッチ,匂いや音のかたち,植物や機械の精密画…….科学者や技術者が描いたさまざまな図像やかたちは,どのような意味をもつのか.そして科学の発展にどのような役割を果たしたのか.美しく貴重な写真とともにその謎を解き明かす.
主要目次
はじめに
I 技術の風景
職人の風景/鉱山の仕組み/工芸の描写/岩礁の灯台/刀匠の秘伝
II 機械のかたち
ダヴィンチのスケッチ/機械の劇場/船大工の製図室/機械のモデル/エジソンのインスピレーション
III 機械仕掛けの自然
時計仕掛けの宇宙/宇宙のネジ/レーウェンフックの小動物/精気の噴水/匂いのかたち
IV 自然の形態学
ヒマラヤのシャクナゲ/ダーウィンのフィンチ/青の細菌/鉄の結晶/冬の華/雲の分類学/音の模様/渦の生成/大地の地図
V 科学の場所
天の城/黄金の木/実験の情景/ビーナスの影/クリスマスの講演
おわりに――科学技術の活動における図像の機能
文献紹介/出典一覧