Blog / ブログ

 

【報告】富山氷見出張その4——氷見市内を歩いて

2023.11.21 梶谷真司, 堀越耀介, 宮田晃碩, 山田理絵, 桑山裕喜子, 秋場智子

富山氷見出張の最終日、富山県氷見市 IJU 応援センター・みらいエンジンのオフィスである、salon & office「まちのタマル場」の運営をしているスタッフの方からお話を伺った。

富山県氷見市の移住センターの特徴として、他の移住センターや移住相談所は役所内に配置されていることが多いが、氷見市は民間委託で担っていることが最大の特徴であり、移住センターのスタッフも移住された方で運営がされているため、移住者視点の生の声が聞ける場であった。すでに氷見市に移住した人たちのコミュニティにこれから移住しようと考えている人たちを紹介や繋げていくことで安心して移住できる・移住した時のイメージができるようにしていると言う。

4907382230613492053.b75581aa86ba6a397d3dcade9cecf18b.23072407.jpeg

結局、日本各地どこに行っても海の幸も山の幸も美味しい。その上で何故この地域にしたのかとなった時、仕事や給与面より「人」との繋がりやコミュニティが大事である。
定住していける環境づくりにも繋がるため、住まい探し、仕事探し、移住に関する相談は何でもしているのだ。ただ、まずはじめに大切なのは移住者の声や「人」との繋がりを大切にしていると。

ずっと東京生まれ東京育ちの私は、地方での暮らしというものに漠然と憧れがあり、いつか古民家を持ち改装して住みたい。そしてできれば家庭菜園したいなどとざっくりとした野望はあったが、その野望に特に現地の人達とのコミュニティや関係性などを含めて考えておらず、自分たちだけの世界観でできるものだと勝手に考えていた。

ただ漠然憧れがある中、移住のハードルを何故か高く感じており、その理由がわからないままだったが、今回の出張でやっとそのハードルが地域の人たちとのコミュニティや関係性の近さなのだと気付いた。都心で暮らしてきた私は、近所の方と顔を合わせば挨拶をするが、これといって地域で一丸となって何かしていこう、助け合おうということがなく、人と人との距離が近いようで遠い環境で生きてきたので、町内会などもあるが、直接的に関わったこともなく、そもそも必要のないものだと思っていた。その役割というものも恥ずかしながら全く知らずに過ごしてきたが、その重要性が今回の移住をテーマに移住者の方々から話を聞く中で気付かされた点であった。そして、地域のコミュニティや人との繋がりを感じにくい都心で生活してる自分は、ただ単に自然を追い求めてどこか地方に移住したいと思っていたが、どこかで人との距離の近さを恋しがっていたのではないかとも思った。

4907382230613492053.734482c2faadf1c42b3f2a42f3df1d30.23072408.jpeg

前日のオンラインイベントで野口さんが自分のしたい事などで興味があったり、話をしたいと思ったら、力になってくれそうな人とすぐ繋がりやすいというお話を聞いた上で移住についても、起業や自分のしたい事が明確に順を追ってできる環境なのだと思い、都心にいるよりも色々な可能性を感じとても意外だった。そして元々あった地域の特性に移住者が加わることで新たな価値創造ができて、面白い街になっていくのを目の当たりにできるのはワクワクするなーと個人的に移住イメージがはっきりしてきて楽しかった。

ただ自分でも移住者などと何度も単語を使用しているが、いざ移住者側になったら移住者といつまで呼ばれるんだろう、いつまで移住者としてカテゴライズされるんだろうと思い、、、移住者以外にもっといい言葉はないのかなとふと思いました。

報告:秋場智子

Recent Entries


  • HOME>
    • ブログ>
      • 【報告】富山氷見出張その4——氷見市内を歩いて
↑ページの先頭へ