【報告】公開哲学シンポジウム「哲学と精神分析――デリダ、リクール、ラカン、そしてフロイト」
2020.09.07
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2020年8月29日、東京大学のUTCPにてオンライン・イベント「哲学と精神分析――デリダ、リクール、ラカン、そしてフロイト」が開催された。この企画は、とりわけ難解であると言われる「精神分析」および「現代フランス哲学」を、〈一般の人々に分かりやすい言葉〉で伝えるという趣旨のもと構想された。それだけでなく、本企画は第1弾(「現代フランス哲学から見る〈共生と責任〉の問題」)と同様、哲学に興味を持っている一般の人々と、哲学の研究者を繋げるための〈場〉を構築したいという意図も込められていた。そのため、本シンポジウムにおいては、「講演」の部と同じくらいの時間をかけた「質問」の部を設けることに決め、とりわけ一般の参加者の方々との双方向的なやり取りを行うことを重視した。 続きを読む |