【刊行】東大エグゼクティブ・マネジメント 世界の語り方 1 心と存在
東京大学出版会より『東大エグゼクティブ・マネジメント 世界の語り方 1 心と存在』が刊行されました。
内容紹介
いま,そしてこれからを生きるわれわれが持つべき「新しいリテラシー」とは何か.4つのテーマの「語り方」を刷新することによって,われわれはどう世界に関与していくのか.知のあり方に光を当て直し,社会やそして人間そのものを再定義し,より深い思考へと向かう.
主要目次
第I部 心の語り方
心の語り方(中島隆博)
【座談会】合原一幸,尾藤晴彦,小林康夫,横山禎徳,中島隆博
はじめに
数学化された世界観
非線形システムと創発
意識をいかにとらえるか
共有できる心の定義はあるのか
「時間」と「量」の問題をどう考えるか
敏感なデカルト
共有される経験値と言語
脳の議論から「わたし」を考える
一定の近似でうまくいく
柔らかなカオス
心の語り方と無限
挑発される哲学的思考
ループ的構造
多体問題と意識・心
言葉と想像力,モラル
クリエーションとラディカルに人間であること
おわりに
より深い思考へ
「人間とは何か?」という問い(小林康夫)
脳と人工知能(合原一幸)
新しい「常識」(横山禎徳)
第II部 存在の語り方
存在の語り方(中島隆博)
【座談会】市川 裕,浅井祥仁,永井良三,小野塚知二,中島隆博
はじめに
ユダヤ思想とタルムード
タルムードという営み
人間の理性をどう扱うのか
「情報」――目で見えるものと見えないもの
でき過ぎている宇宙
確率と偶然性
情報と位相
「鬼神」を語ってしまうような世界
フレームワークをつくり替える
日本における近代医学の成立から見えてくるもの
2つの重要な医学の側面――機械論医学と統計
森鷗外の格闘
医療の実践と個
おわりに
より深い思考へ
タルムードと日本文化(市川 裕)
科学から問う「存在」(浅井祥仁)
おわりに(中島隆博)
The Art of Telling the World Volume 1: Mind and Existence
The University of Tokyo Executive Management Program and Takahiro Nakajima, Editors