【刊行】ハイデガーと生き物の問題
2017.10.27
出版物
UTCP元メンバーで研究協力者の串田純一氏が法政大学出版局より『ハイデガーと生き物の問題』を刊行しました。
『ハイデガーと生き物の問題』
内容紹介
「動物は世界が貧しい」――この奇妙なテーゼを掲げたとき、20世紀最大の哲学者は何を見ていたのか。人間と他の生き物の関係を問い、「生きている」とは何を意味するのかを問うたマルティン・ハイデガー。その巨大な思想を「生き物」というかつてない観点から全面的に再構成する本書は、生をめぐる問いの根源に迫り、誰も見たことのない地平を出現させる。注目の気鋭が放つ待望の書。國分功一郎氏推薦!
目次
はじめに
凡 例
序 論
第1章 能力の問題と超越論的な人間中心主義
第2章 形而上学の二重性と人間的な現存在の地位
第3章 超越論的な生き物の哲学
第4章 超越する生き物の哲学
第5章 超越する生き物の有限な言葉
結びにかえて
あとがき
索引(人名索引、作品名索引、事項索引)