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【刊行】思想としての言語

2017.09.26 中島隆博, 出版物

東京大学東洋文化研究所教授・UTCP特任教授の中島隆博が、岩波書店より『思想としての言語』を刊行しました。

Cover_170926_Nakajima.jpg

岩波書店HPより

『思想としての言語』


人類は個人の深奥に潜む意識や観念をいかに表現することで,言語の地方性や特殊性を打破して,思想としての普遍性を獲得してきたか.「言語論的転回」以後の問題状況を承けつつ,西洋近代の文化圏にとどまらず,老荘・空海・宣長・漱石をはじめとする古今東西の哲学者・思想家・作家たちが格闘してきた言語経験を省察する.


目次

はじめに

第一部 日本における思想としての言語
 第一章 空海の言語思想
 第二章 『古今和歌集』と師の言語
 第三章 本居宣長と夏目漱石の差異

第二部 近代における思想としての言語(一)
 第四章 時代に切線を引くには
 第五章 日本的キリスト教と普遍

第三部 近代における思想としての言語(二)
 第六章 ローカルな精神性と近代
 第七章 神秘をめぐって

結論にかえて

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