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【刊行】太田紘史編『モラル・サイコロジー 心と行動から探る倫理学』

2016.06.07 信原幸弘, 吉田敬, 飯島和樹, 太田紘史, 立花幸司

太田紘史編『モラル・サイコロジー 心と行動から探る倫理学』が刊行されました。

第一部は『生物学から探る倫理学』、第二部は『人間心理から探る倫理学』、第三部は『人間行動から探る倫理学』となっています。本書の編著者は、元UTCP共同研究員の太田紘史で、著者としてUTCPの信原幸弘以外にも、元UTCP特任講師の吉田敬、元UTCP共同研究員の立花幸司、UTCP研究協力者の飯島和樹などが寄稿しています。

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春秋社サイトより
倫理とは何か。われわれはなぜこのように行動すべきだ、と思うのか。トロッコ問題のような倫理パラドックスはなぜ生まれるのか。倫理をめぐる謎を、進化論、心理学、哲学の3つの分野から考察し、何がわれわれの善悪の判断を決定し影響を与えているのか実証的に探究、功利主義と直観主義や感情主義と状況主義といった不毛の対立の調停を図る。

目次

序論 モラル・サイコロジーの展開 太田紘史

I 生物学から探る倫理学
第1章 道徳的行動の進化的背景 小田亮
第2章 道徳心理の進化と倫理 田中泉吏
第3章 生まれいづるモラル 飯島和樹

II 人間心理から探る倫理学
第4章 感情主義と理性主義 永守伸年
第5章 道徳直観は信頼不可能なのか 太田紘史
第6章 道徳判断と動機 信原幸弘

III 人間行動から探る倫理学
第7章 利己主義と利他主義 片岡雅知
第8章 徳と状況 立花幸司
第9章 文化相対主義の克服に寄せて 吉田敬

編者あとがき
事項索引
人名索引

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