【刊行】フランス語系学生論文集『Résonances』第9号
研究協力者の高山花子さん、栗脇永翔さんが編集委員を務めるフランス語系学生論文集『Résonances』第9号が刊行されました。
目次
井口 俊 1863年の「スキャンダル」
エドゥアール・マネ《草上の昼食》と落選者のサロン 9
堀切 克洋 純粋イメージから感覚の交歓へ
アントナン・アルトーの映画における視覚性と聴覚性 18
中村 彩 ボーヴォワールとアルジェリア戦争・老い・文学
『或る戦後』エピローグに関する覚書 28
白瀨 小百合 出口のない夢
『リトル・ジョゼフィーヌ』を読む 30
槙野 佳奈子 フランスにおける最初の写真技術の発明
アラゴーの演説とその影響に関する考察 32
佐藤 園子 南米あるいは夢の出発点
ジュール・シュペルヴィエル『船着き場』から『パンパの男』へ 42
石川 典子 1920年代のマルロー
不可知論思想の萌芽 50
桐谷 慧 イヴォンヌ・ピカールについて 52
上杉 未央 ポール・クローデルと第一次世界大戦
プロパガンダと『1914年聖誕祭の夜』における戦争と信仰 54
西村晶絵 「観念」という「病」
アンドレ・ジッドの『パリュード』を通して 63
鈴木 哲平 ランボーを訳すベケット 72
堀切 克洋 俳句の国際化をめぐるパラドックス
フランスにおける俳句受容史を例として 74
白瀨 小百合 産業と有用性
アンリ・サン=シモンに見られるJ.-B. セーの影響と思想的展開 76
平澤 暢之 歩くこととしるし
小説『美しい夏』試論 85
山下 雄大 法に抗する制度
ドゥルーズとサン=ジュスト 96
宮川 麻理子 舞踏の「ことば」の受容
フランスにおける大野一雄への批評記事調査 98
栗脇 永翔 可傷性・吐き気・肉体嫌悪
前期サルトルにおける身体の問題 100
石川 学 無とその力
ジャン=ポール・サルトル「新しい神秘家」(1943年)以後のジョルジュ・バタイユ 108
発行日 2015年12月1日
発行所 東京大学教養学部フランス語・イタリア語部会『Résonances』編集委員会
第9号教員代表 Patrick De Vos
なお、論文集は3月頃より駒場キャンパス書籍部にて1300円(税抜)で販売される予定です。
問い合せ先
resonances@french.c.u-tokyo.ac.jp