時の彩り(ラスト・ラン) 176
2015.02.13
小林康夫
★おひさしぶりです。前回の「遺言」ブログ以来、1月の中旬は、IHSの企画で、はじめてインドを訪れることができました(長いあいだ、行ってみたかったので、東大のキャリアの最後にそれが実現したことで幸福でした)。さらにわたしとUTCPを通過していったみなさんとの対話のシンポジウム、橋本悟さんとの対話のセミナー、日仏会館での「絵画の哲学」のシンポジウム、それに加えて卒論修論の審査という年度末学期末の恒例の仕事で激しい日々をすごしていましたが、どうやらラスト・ランもテープは切ったようで、気分的には立春の晴れ上がり、2月6日の65歳の誕生日を元気で迎えることができました。この間のさまざまな思いはいつかブログに書くこともあるかもしれませんが、今回は、わたしのことではありません。
先日、パリからメールをいただいたら、そこに文章が添付されていました。UTCPのイベントにもよく顔を出してくださっていた松浦茂長さんからのパリの状況の報告でした。一般のメディアでは、なかなか見えてこない、あのテロ事件以降のパリの日常の状況についての繊細なタッチでのスケッチ。これは、わたしだけではなく、みなさんにも読んでもらいたいなあ、と松浦さんのおゆるしをえて、発表させていただきます。
少し長いので、次のブログをごらんください。