【刊行】UTCP-Uehiro Booklet 2:共生のための障害の哲学:身体・語り・共同性をめぐって
本ブックレットは東京大学大学院総合文化研究科・教養学部付属「共生のための国際哲学センター」(UTCP)上廣共生哲学寄付研究部門L2プロジェクト「共生のための障害の哲学」の活動の一環として編集・出版されたものです。UTCP-Uehiro Bookletの第2冊目です。
ご希望の方には、UTCPの事務室に来ていただければ、お1人につき1部お渡しすることができます。部数は限られていますので、ご了承ください。
*2013年11月22日追記:UT Repositoryで論文のPDFファイルの公開を開始しました。
はじめに
石原孝二
論文
1.障害とアブジェクシオン―「受容」と「拒絶」の狭間
稲原美苗
2.アシュリー事件に見る他者知覚と同一化
宮原 優
3.私の身体はどこまで私のものか―代理出産をめぐる問題から考える身体のあり方―
齋藤 瞳
4.トラウマと文学―女性たちが語りはじめる
岩川ありさ
5.イスラームにおける障害の表現
小村優太
6.共生のための障害の倫理学と実験倫理学―直観の地位を巡って―
飯島和樹
7.精神病理学から当事者研究へ
―現象学的実践としての当事者研究と<現象学的共同体>―
石原孝二
8.Between Two Worlds: A Phenomenological Critique of the Medical and Social
Models of Disability
Michael Gillan Peckitt, Minae Inahara, and Jonathan Cole
当事者研究
1.受け取る名づけから生み出す名づけへ――「額縁問題」の研究を例に
水谷みつる
国際会議「障害学と当事者研究」より
1.韓国における精神障害者による当事者研究の現状
金大煥 著、文景楠 訳
2.今はリフォーム中……
金洛佑 著、文景楠 訳
翻訳
1.エナクティヴな間主観性―参加的意味創造と相互編入
トーマス・フックス、ハンネ・デ・イェーガー 著、田中彰吾 訳