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【刊行】パトリシア・チャーチランド『脳がつくる倫理――科学と哲学から道徳の起源にせまる』(信原幸弘ほか訳) 

2013.09.09 信原幸弘, 植原亮, 出版物

UTCPの信原幸弘(広域科学専攻)らの訳による、パトリシア・チャーチランド『脳がつくる倫理――科学と哲学から道徳の起源にせまる』が刊行されました。

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化学同人サイトより

道徳は何に由来するのか.良心?宗教?あるいは脳内の化学物質か? 心の哲学のパイオニアである著者が,脳科学の最新の成果を踏まえ,道徳の生物的起源を明らかにする.人間はまず自らを気遣い,愛着によって子供を気遣い,連れ合い,近親者,他人へと気遣いを広げ,人間一般での信頼が形成される.この気遣い,愛着,信頼を生み,制御しているのが神経伝達物質のオキシトシンであり,著者はここに道徳の基盤を見る.今や哲学は限りなく科学に接近している.

目次

第1章 序論
第2章 脳に基盤をもつ価値
第3章 気遣いと世話
第4章 協力することと信頼すること
第5章 ネットワーキング——遺伝子,脳,行動
第6章 社会生活のためのスキル
第7章 規則としてではなく
第8章 宗教と道徳

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