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【ニュース】危機における新しい文化の創造 ― 震災ストレス・PTSDに打克つために―

2013.06.29 Humanities News

来たる6月29日(土)から30日にかけて、郡山市民文化センターにて特別講演会「危機における新しい文化の創造 ― 震災ストレス・PTSDに打克つために―」が開催されます。

危機における新しい文化の創造
― 震災ストレス・PTSDに打克つために―

2013年 6月29日(土)18時~21時
6月30日(日)10時~18時
会場 郡山市民文化センター
集会室(5階)
第1・第4会議室(4階)
〒963-8878
福島県郡山市堤下町1-2
JR 郡山駅から徒歩20分
参加費 無料


プログラム

6月29日 (土) 集会室(5階) 

18時~20時 講演
『子ども・身近な人を震災PTSDから護るために-今大人が知っておくべきこと』

講演者:橋本和典

大震災後のストレス、PTSD(心の傷つきがさまざまな症候を引き起こす)の影響は、決して特別のものではなく、誰の心にも「さすけねぇ」と済ますことが出来ない大きな問題を引き起こします。特に、福島では見通しのつかない原発の問題、放射能の問題を抱えています。ここまでの2年のそれぞれの苦労と、努力の中にある溜まり溜まったストレスは、放っておくべきものではありません。それが知らぬ間に心身の力を奪い、子どもや身近な人、同僚、部下との距離を遠くし身近な人との距離を遠くし、「精神的な孤立感」を強くします。大人にある自分のPTSDと向き合うことを回避しようとする危機は、子どもの負担をより大きいものとします。福島の、郡山の将来を担う子どもたちを護り、彼らがストレスに強い心を作ることに希望が持てるように、大人が今知るべき知識を共有し、震災ストレスに打克つ道筋を確認します。

先着:200名


20時~21時 『Q&A 次の一歩のために』

担当:橋本和典

講演を聞いたところでの質問、震災後のPTSD、ストレス、心の健康やその治療や日常的対処に関する質問、知合いのこと、ご家族のこと、日頃感じていらっしゃるどんな小さな疑問でも我々に投げかけてみませんか。前進のためのヒントが必ず見つかります。

※いずれも事前申し込み不要

※17歳以上の方で、震災後の心の健康、ストレス、PTSD、心の力を高めることによる心理療法に関心のある方ならどなたでもご参加いただけます。


6月30日(日) 第1・第4会議室(4階)

『アゴラ: 震災を越えるリーダーシップ、子育て、青年の力』

宮城県のEJセンターで、震災後にさまざまな方にご利用いただき成果を上げた、震災PTSDの予防、治療プログラムをお届けします。ぜひ、ご活用ください。

定員:30名(各分科会:10名内外)

9時30分 受付開始
10時~10時30分 心の底力の解放:自我機能鍛錬訓練(SET)体験
10時30分~12時 分科会セッション 午前の部 (次のページをご覧ください)
13時~15時30分 分科会セッション 午後の部
15時45分~16時30分 ふりかえり
(一日を振り返り、発見、つかんだこと、今後の展開を自由に話し合い、クロージングをします)
16時30分~17時30分 個別相談
(震災後の心の健康、PTSDにまつわるあらゆることをご相談ください)


①企業・組織リーダー向け:危機におけるリーダーシップ

担当:小谷英文・橋本和典

大震災PTSDとその後の過重なストレスは、普段の重責+数倍の重みをリーダーに与え続けています。これからも収束のつかない原発災禍を抱え、長い戦いが予想される危機の中で、組織のかじ取りをより大胆に、確かに進めていく力をアップするためのワークショップです。1)集団力学の知識の獲得、2)日頃のリーダーシップの点検、3)これまでのストレスの荷降ろし、を進めながら、組織活性化のための介入技法の基礎を学びます。

対象:組織の長(企業やあらゆる組織の要職、役職につかれている方)、専門家(医師、看護師、保健師、大学教員、臨床心理士、ソーシャルワーカー)


②親・先生・保育士向け:震災を越える子育て

担当:橋本麻耶・足立智昭

親や先生が「被災者」のままではいけない!元気のない子ども、笑顔がこわばる子ども、キレやすくなった子ども、地震・放射能を怖がり続ける子ども、癌を怖がる子ども。将来を担う子どもたちをPTSDから守るために、そして心を逞しくすることに子ども・青年たちが希望を持てるように、親、先生がストレスに強い大人―「復興人」になる必要があります。EJセンターの人気ワークショップの一つ「ストーリーメイキンググループ(SMG)」体験を通して、子どもに関わる大人としての広く豊かな心を取り戻します。

対象:親、保育士、幼稚園・小・中・高・専修/専門教員など


③高校生・専修/専門学校・大学生向け:震災を越える青年の力

担当:中村有希・荻本快

SET(セット:自我機能鍛錬訓練)を使って自分の底力に触れ、エネルギー感覚を自分のものにするためのプログラムです。心に風穴をあけることは怖いことではありません。心の専門家が作る安全な場で、自分の怒りや、愛情のエネルギーをたっぷり味わい表現し、震災後の福島を生き抜く心の力をアップしてみましょう。

分科会

※30日(日)のプログラムに参加ご希望の方は事前に下記、e-mail、電話・Fax、携帯までお気軽にお申込み下さい。Faxの場合は、お名前と連絡先をご記入ください。

※個別相談は、当日申込み可能です。また、お気軽にお問い合わせ、ご相談ください。

福島心の復興支援協議会

申込み・問い合わせ先
福島心の復興支援協議会 事務局 橋本和典
〒153-0041 東京都目黒区駒場2-8-9
(仮)事務局 PAS心理教育研究所非営利事業部
電話&Fax 03-6407-8201 E-mail: ejcenter [at] pas-ins.com
携帯:080-3606-0640
会場までのアクセス
http://bunka-manabi.or.jp/kc-center/top/access.html
駐車場がございませんので、公共機関またはタクシーでおでかけください。
JR郡山駅より徒歩20分 バス(福島交通)市民文化センター前下車 タクシー5分


主催 ライオンズクラブ心の復興プロジェクト(ライオンズクラブ国際協会332-C地区他)
震災復興心理教育・臨床センター(EJセンター)
〒981-8557 宮城県仙台市青葉区桜ヶ丘9-1-1 宮城学院女子大学 発達科学研究所内
共催 国際力動的心理療法研究会(IADP)
福島心の復興支援協議会
PAS(パス)心理教育研究所非営利事業部
〒153-0041 東京都目黒区駒場2-8-9
後援 (公財)郡山コンベンションビューロー

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