【刊行】小林康夫『こころのアポリア――幸福と死のあいだで』
2013.04.09
小林康夫
小林康夫『こころのアポリア――幸福と死のあいだで』(羽鳥書店、2013年)が刊行されました。
(羽鳥書店のウェブサイトより)
イデアの人 小林康夫の思惟のタペストリー
32のエッセー・小論を、辞書的項目を掲げてまとめる
ここ十数年のあいだに、それぞれまったく異なる機会に書かれた32本。「幸福」と「死」の両極のあいだで、そのときどきの生と思考の痕跡を記す。
「〈屑〉という本質的に断片である〈非-作品〉を取り集めることによって『無の光』が差し込むべき場をつくるという発想を惹起した。そうしたら、そのような非-統一性の場として、(もちろん矛盾の表現だが)不完全な「辞書」の空間のうちに自分が書き散らした〈生の破片〉、〈屑〉としてのテクストすべて投げ込もうか、という乱暴な計画が勃発した」(「あとがき」より)
◆四六判 並製 432頁
◆定価 3,360円(本体3,200円+税)
◆ISBN 978-4-904702-39-0 C1010
◆2013年4月刊行