[刊行]石原孝二 編『当事者研究の研究』
UTCPの石原孝二(広域科学専攻)の編による『当事者研究の研究』が医学書院より刊行されました。
医学書院サイトより
「で、当事者研究って、いったい何?」
当事者本人を超えて、専門職・研究者の間でも一般名称として使われるようになってきた「当事者研究」。その圧倒的な感染力はどこからくるのか? それは客観性を装った「科学研究」とも違うし、切々たる「自分語り」とも違うし、勇ましい「運動」とも違う。本書は、哲学や教育学、あるいは科学論と交差させながら、“自分の問題を他人事のように扱う”当事者研究の魅力と潜在力を探る。
目次
はじめに
第1章 当事者研究とは何か-その理念と展開 (石原孝二)
第2章 当事者研究の優位性-発達と教育のための知のあり方 (河野哲也)
第3章 研究とは何か、当事者とは誰か-当事者研究と現象学 (池田 喬)
Interview 当事者研究ができるまで (向谷地生良)
第4章 当事者研究と自己感 (綾屋紗月)
第5章 痛みから始める当事者研究 (熊谷晋一郎)
第6章 発達障害者による当事者研究会 (Necco当事者研究会)
Discussion 当事者研究をやってみた (Necco当事者研究会)
エピローグ 当事者研究が語り始める
おわりに