【刊行】デンニッツァ・ガブラコヴァ『雑草の夢』
旧UTCP研究員のデンニッツァ・ガブラコヴァ(香港城市大学)さんによる著書『雑草の夢──近代日本における「故郷」と「希望」』が世織書房より刊行されました。
書誌情報:
デンニッツァ・ガブラコヴァ『雑草の夢──近代日本における「故郷」と「希望」』(世織書房、2012年)
日本近代文学を貫く魯迅・与謝野晶子・大庭みな子の「雑草」。文明と自然の接触、混合、衝突…文学の社会的文脈を明かす。
目次
摘み取れない希望ー魯迅の『野草』/第1部 割り込む(温室の中の「雑草園」と「故郷」-北原白秋における内面的空間の構築/子供の「園」の「雑草園」)/第2部 生い茂る(「雑草の季節」-大自然の雑草園/雑草の生い茂る故郷的空間ー「武蔵野」の形成)/第3部 生き延びる(「不屈の草」)