【イメージ研究関連イベント】講演会「フランス現代美術「物質」と「非物質」」@日仏会館
来る2月初旬にフランス現代美術に関する以下の講演会が日仏会館で行われます。UTCP事業推進担当者の三浦篤さんが司会を勤めます。
日仏会館|美術講演会
フランス現代美術
「物質」と「非物質」
講師:清水敏男(学習院女子大学教授|アートディレクター)
司会:三浦篤(東京大学教授)
日時:2012年2月9日(木)18:00–20:00(開場17:30)
会場:日仏会館ホール(渋谷区恵比寿3丁目・案内図)
参加費:日仏会館会員無料(非会員は1000円、学生500円)定員120名
要事前登録⇒こちらのページからアカウントを作成し、事前申し込みをお願いいたします。
1950年代彗星のように現れて消えたイヴ・クラインは、モノクローム絵画の創始者であり、抽象絵画のサロンに出品を拒否されることからアーティストとしてのキャリアをスタートした。イヴ・クラインは「非物質的絵画空間 Zone picturale immaterielle 」という概念をつくりだし、アートを「物質」から解放することを求め、アートの本質は「非物質」であると主張した。20世紀後半のフランス現代美術を「物質」と「非物質」という視点からイヴ・クラインを中心にダニエル・ビュレンヌ、ジャン=ピエール・レイノー等の作家による展覧会という形式で概観する。
清水敏男
1953年東京生まれ。東京都立大学フランス文学専攻卒業後ルーヴル美術館大学 (Ecole du Louvre) で美術史、博物館学を学ぶ。東京都庭園美術館キュレーター、水戸芸術館芸術監督を経て、1997年TOSHIO SHIMIZU ART OFFICEを設立し、国際的な展覧会に携わる一方、都市空間におけるアートの実現をめざす。代表的な仕事に2000年上海ビエンナーレ、東京ミッドタウンアートワーク、ミューザ川崎アートワークなどがある。