時の彩り(つれづれ、草) 137
2011.07.13
小林康夫
☆来訪
昨日(12日)は、フランスの週刊誌Le Nouvel Observateur の記者U・Gauthierさんが来訪。
中国在住の特派員で今回、フクシマの状況を取材しつつ、日本の政治についての記事を書くためにという趣旨。構内のレストランで、中島さんにも同席していただいて、今回の震災が露にさせた日本の戦後の政治の基底について話しをしました。こういうことには、あまり積極的に発言しないわたしですが、問われれば話すべきことはある。日本における〈政治の欠如〉がその焦点でしたが。
来客はそれだけではなく、夕方には、ベルギーのルーヴァン大学からStéphane Symons教授が到着。以前、このブログで報告しましたが、本サイトにアップしてあるわたしの論集のPDFファイルを読んでコンタクトして来てくれたベンヤミンの専門家です。すでに今月の28日に講演をお願いしてあります。このルーヴァン大学からは最近、フランスの哲学を研究している別の院生からも、同様にPDFファイルを読んでと、わたしにコンタクトがありました。UTCPが世界への窓になっている実感がありますね。
☆吉増剛造さんとの一夜
8月6日(土)の夜に、東中野の「ポレポレ」で吉増剛造さんの映像作品のレイトショー「予告する光gozoCiné」があり、上映のあと吉増さんとトークをするべくお呼びがかかりました。別の日にもそれぞれ豪華ゲストが登場なので、そちらの方に行かれたほうがいいとは思いますが、ここにご案内させてください。