【刊行】V・ストイキツァ『絵画をいかに味わうか』(岡田温司監訳、大橋完太郎ほか共訳)
特任講師の大橋完太郎が共訳者をつとめたヴィクトル・ストイキツァ『絵画をいかに味わうか』が平凡社から刊行されました。
ヴィクトル・I・ストイキツァ『絵画をいかに味わうか』
岡田温司(監訳)、喜多村明里、大橋完太郎、松原知生(共訳)
平凡社、ISBN978-4-582-20637-1
〈目次〉
序にかえて
- 紆余曲折――知的自伝の試み
- 偶像とその破壊――旧東欧諸国における政治的図像と「像に対する懲罰(エクセクテイオ・イン・エフィギエ)」をめぐる考察
- 絵画をいかに味わうか
- 過剰なるものの表象――十六世紀絵画における炎上する都市をめぐって
- スイスの「白痴」――ドストエフスキーによるエクフラシス
- カラヴァッジョの天使たち――ヴィム・ヴェンダースに捧ぐ
- 美術館と廃墟/廃墟としての美術館
- 蒸発そして/あるいは集中――マネとドガの肖像(自画像)をめぐって
訳者あとがき
第6章の「カラヴァッジョの天使たち」は、2009年2月にUTCPで行われた講演会の完全版です。荒川徹さんによるそのときのレポートはこちらをご覧ください。