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時の彩り(つれづれ、草) 115

2010.10.06 小林康夫

金木犀

今日から冬学期のはじまり。わたしも今日から授業開始。

午前中の後期課程の授業、実は、とても少人数のセミナー風を想定していたのに、まあ、シラバスにたいしたことが書いてなかったせいもあるけど、多くの学生が来てくれて、しばし茫然としました。80年代の(日本の)小説を読みつつ、表象文化論の「原則」を実演するということになりそう。大学院のほうは前期の続きで『絵画の哲学』をいよいよモデルニテの時代から展開することになります。

9月のはじめに一度ブログを書いて、夏休み明けを宣言したのにもかかわらず、ブログは更新せず、先日は、どうしたのか?と問い合わせもあって、少数にしろ、読んでくださっている方がいらっしゃることに感謝なのですが、どうもこういう個人的な発信を持続することがあまり得意ではない。他人からそう思われているほどは、自己発信が強い人間ではないんですね(信じてもらえそうもありませんが)。

この9月は、なんとなく人生のエアーポケットといったらいいか、いろいろ来し方行く末を思って自分を問い詰めるような時間がありました。いまは、11月はじめのイスラエルでの発表に思い迷っているところです。なにについて論じるか、いまだ心定まらず。受け入れ側はかなり熱心に準備をしてくれている模様なので、それに応えるべくがんばらなければ。

これからは、――そう、読んでくださっているあなたのために!――もう少し継続的にブログをアップいたしましょう、と約束します。

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