ミーダーン編『〈鏡〉としてのパレスチナ――ナクバから同時代を問う』(現代企画室)刊行
研究員の早尾貴紀も参加している市民グループ、ミーダーン〈パレスチナ・対話のための広場〉が一年間続けてきた連続セミナーが、単行本にまとめられました。
ミーダーン〈パレスチナ・対話のための広場〉編
『〈鏡〉としてのパレスチナ——ナクバから同時代を問う』
現代企画室、2010年5月刊行、2400円(+税)
【目次】
はじめに・・・田浪亜央江
第一章 パレスチナの民族浄化と国際法
臼杵陽
阿部浩己
第二章 占領のノーマライゼーションと中東の分断
早尾貴紀
酒井啓子
第三章 アラファート時代の自治政府
奈良本英佑
太田昌国
第四章 アパルトヘイトの経験とイスラエル/パレスチナ
峯陽一
鵜飼哲
第五章 パレスチナ難民の法的地位と選択権
錦田愛子
板垣雄三
なお、ミーダーンでは、以前UTCPで招聘したイラン・パペ氏の講演を共催したのち、UTCP講演なども含めた来日講演を、『イラン・パペ、パレスチナを語る』(つげ書房新社)として編訳刊行しています。問題意識としては、今回の『〈鏡〉としてのパレスチナ』も、深く問題意識が重なるものですので、合わせてお読みいただけましたら幸いです。