Humanities News (2010/01/13)
UTCPに届いた関連各機関のイベント情報をお届けいたします。
●●[アートパフォーマンス]●●
Dropping - by 触れられる以前に消える自由を持っている。
【日時】2010年1月22日(金)23日(土)開場18:00 開演18:30
【場所】駒場小空間(東京大学多目的ホール) ⇒アクセスマップ
【参加】料金 任意の金額(終演後)
要予約 予約アドレス ticket@utsukushiyuki.com
【主催】池上研究室(東京大学)
【主催者より】
語られ得ない相互作用実験 パフォーマンス
未知への憧れ?返答への予知?それとも誤った期待?
彼女が行為する姿が外部に形として伝わり、そこからこぼれ落ちたかけらをキャッチした彼の中に新たな感触が呼び覚まされる。
そして、彼の新しい行為=形となって外に出て行く。
この語られるもの=形と、語られえないもの=テクスチャーの相互作用は、世界が隠しているシステムの一つであり、ヒトの心のしくみである。
自分の行為から気づかぬうちにこぼれ落ちるDropping - by (落としもの力)が世界を動かす。そうして、私が決して記憶できない私全体を、Dropping - byは 密やかに記憶していくだろう。
インタビュー・ショウなど言葉を大きな要素として扱ってきたCo.うつくしい雪の2010年新作は、言葉以前の無意識からはじまる語りかけえをテーマにした実験パフォーマンス。
☆出演者☆
俳優、ダンサー、デザイナー、会社員、大学生。
ソロの世界へと没入しながらも、同時に不確かな相手との対話を紡いでゆく出演者には、チェルフィッチュや文(かきことば / 岸井大輔)で活躍する伊東沙保、のびやかな手足で世界を移動するJOU、前作に引き続きうつくしい雪に参加のエイキミア、そして、後期デザイン宣言したmattキャプテンの李明喜がフィクサーとして登場。
多彩な顔ぶれの二夜限定相互作用をお楽しみに。
☆映像・音響☆
複雑系科学者の池上高志(東京大学)による映像システムを使った時間の自己組織化、サウンドアーティスト evala (port, ATAK)による振動採取装置と特殊音響プログラム。
両氏の協力を得て、公演内における記憶のテクスチャーを立ち上げる。
【出演・スタッフ】
☆Actor☆
雨下恵子(会社員)
伊東沙保(俳優)、
エイキミア(俳優)
JOU(Dance)
トチアキタイヨウ(Dance)、
横山央(俳優)
渡辺タケシ、李明喜(Design)
☆Visual system☆
池上高志(東京大学 / 複雑系科学)提供
☆Programming assistant☆
石橋素 (Artist, programmer)
大海悠太(東京大学特任研究員)
☆Visual adviser☆
新津保建秀 (Photographer)
☆Sound design☆
evala (port, ATAK)
中島佳秀 (Studio LOUP)
☆Stage manager☆
北川大輔 (カムヰヤッセン)
☆Director☆
河村美雪 (Artist)
Produced by : Utsukushiyuki.co
Organized by : 東京大学大学院総合文化研究科広域科学 池上研究室
* Visual system は、2010年3月にYCAM 山口芸術センターにて正式発表される作品のテストバージョンの提供を受けています。
●●[シンポジウム]●●
つくば写真美術展再考
―美術品(アート)としての写真を問い直す―
【日時】2010年1月31日(日)
【場所】早稲田大学早稲田キャンパス8号館B107 ⇒アクセスマップ
【参加】無料・申し込み不要
【主催】早稲田大学メディア・シティズンシップ研究所
【企画協力】株式会社リヴォラ
【画像提供・協力】株式会社ツァイト・フォト
【プログラム】
13:00-13:15
開会の挨拶 伊藤 守(早稲田大学メディア・シティズンシップ研究所 所長)
13:15-15:15
第一部 「つくば写真美術館」とは?
清水有(せんだいメディアテーク 学芸員)
小林 杏(早稲田大学教育・総合学術院 助手)
13:00-15:00
第二部 パネリストとの対話
石原 悦郎(株式会社ツァイト・フォト 代表取締役社長)
飯沢 耕太郎(写真評論家/きのこ文学評論家)
金子 隆一(東京都写真美術館 専門調査員)
谷口 雅(東京綜合写真専門学校 校長)
横江 文憲(東京都現代美術館 学芸員)
清水 有(せんだいメディアテーク 学芸員)
司会:小林 杏(早稲田大学教育・総合学術院 助手)、粟生田 弓(株式会社 リヴォラ)
15:30 – 17:00
第三部 フロア・トーク・セッション
司会:小林 杏(早稲田大学教育・総合学術院 助手)、粟生田 弓(株式会社 リヴォラ)
【ホームページ】
詳しくはこちらからどうぞ
●●[国際会議]●●
How and why economists and philosophers do experiments: dialogue between experimentaleconomics and experimental philosophy
【日時】2010年3月27-28日
【場所】京都産業大学
【参加】要Reception費・要申し込み →こちらからどうぞ
【Invited Speakers】
Ido Erev (Israel Institute of Technology)
Urs Fischbacher (University of Konstanz) "On intentions and responsibility"
Shu-Heng Chen (National Chengchi University)
James R. Beebe (State University of New York)
Stephen Stich (Rutgers University)
Masashi Kasaki (University of Calgary)
【Organising Committee】
Chair Person Sobei H. Oda (Professor, Kyoto Sangyo University, Experimental Economics)
Yoshio Iida (Professor, Division of Economics, Graduate School of KSU)
【ホームページ】
2010年1月31日を締め切りに,発表者を募集しているようです.
詳しくはこちらからどうぞ
●●明治大学大学院文学研究科●●
文化継承学特別講義
「ポール・ド・マンの幾つかのキーワードをめぐって」
講師:土田知則氏(千葉大学大学院人文社会科学研究科教授)
日時:2010年1月29日(金)
18時20分から20時30分
場所:明治大学駿河台校舎リバティタワー19階
119HI教室: 参加自由
ポール・ド・マン(1919-83)、ベルギー生まれの文学理論家。イェール大学などで教鞭を執り、ディコンストラクションの理論を錬成した。デリダ、柄谷行人とも交流があった。著書に、Allegories of Reading, 1973, Blindness and Insight, 1983等多数。
講師紹介:著書に『プルースト 反転するトポス』『現代文学理論』『文学理論のプラクティス』(以上新曜社)、『狂気のディスクルス』『間テクスト性の戦略』(以上夏目書房)、訳書にマックィラン『ポール・ド・マンの思想』(新曜社)など多数。