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時の彩り(つれづれ、草) 082

2009.10.17 小林康夫

 「時代と無意識」プログラム・ゼミ

今学期はわたしの自身のゼミは開講されていませんが、原和之さんのプログラムと連動しながら、一月1、2回のペースでワークショップを開く予定にしています。10月は整いませんでしたが、11月2日にその第1回を開催する予定です。「時代と無意識」プログラム関係者は可能な限り出席してください。

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●「時代と無意識」プログラム・ワークショップ

「四つのディスクールをめぐって」

発題者:小林康夫
コメンテーター:原和之

日時:2009年11月2日(月)午後4時30分~
場所:東京大学駒場キャンパス 101号館2階 研修室

【概要】
2009年5月のアラン・ジュランヴィルさんのUTCPでの講演「資本主義を讃えて」を受けて、そこで問題となっていたラカンの「四つのディスクール」の理論を社会と歴史に応用する可能性について議論します。

* * *

他人の講演を「消化」し、それに反応するには時間がかかります。それでもそのような反応を自分のなかに育てていかないと、ほんとうの意味での「対話」は生まれない。「聴きっぱなし」、「言いっぱなし」では真の意味での人文科学の発展はありえません。イベントにただ参加するだけでは足りない、そこから自分自身の思考をつむぎださなくてはいけない。もちろんすべての講演に反応している余裕はさすがにないのですが、できる限りのことはしたいと思っています。そういうことが責任=応答可能性ということなのですから。

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