Blog / ブログ

 

時の彩り(つれづれ、草) 078

2009.09.03 小林康夫

 秋
まだ今朝も蝉の声は聞こえていたが、急速に夏は過ぎ行き、もう、秋!

UTCPも今日は先日公募したRA/PDの面接があり、事務的にも始動しました。さっそく12日にはレーベンシュテインさんの講演があります。月末には韓国・延世大学からのチームもやってきます。みなさま、どうぞよろしく。


 「臨床精神病理」
 日本精神病理・精神療法学会の学会誌『臨床精神病理』第30巻第2号が送られてきました。ここに第31回の大会の記録が載っているのですが、その学会の指定討論があの「ファントム空間理論」で名高い安永浩・先生だったのですが、そこで安永先生、第29号の「招待席」にわたしが書いた小さなエッセイ「介入の希望」を取り上げてくださいました。
 
 わたしが書いたものは、素人の立場から、精神臨床医の現場で起こることへの「希望」を、「聴くこと」、「読むこと」、「触れること」などを中心に書いたものですが、大御所ともいうべき安永先生がそれをわざわざ取り上げて、「応答」してくださった。このような方だからこそ、わたしの危うい言葉を「聴きとり」、「読み込み」、そして「触れる」言葉を返してくださった。ほんとうにありがたいこと。こういう出来事こそ、まさに知の醍醐味だと思います。

090903_Kobayashi_Blog.jpg

Recent Entries


↑ページの先頭へ