PD／RAの募集について
ごらんのように今日、本サイトに来年度のUTCPのPD・RAの公募をアップロードしました。これについて拠点リーダーとして一言申し上げておきます。
PD・RAの公募詳細は⇒ こちら
１）つねに申し上げていますが、UTCPは福利厚生機関ではなく、奨学金を出す機関ではありません。独自の目的をかかげて、その目的のために全体で５年間という期限つきで予算を獲得し活動している学術機関です。よって当然のことですが、われわれの学術活動に「貢献」できる人材を求めます。単にいわゆる「業績」の多少だけで採用をきめるわけではありません。外国語力、基本的な社会性、責任感などは重要なファクターです。とりわけみずから国際的な学術ネットワークを構築できるような人材を求めています。
２）実はそのような人材は潜在的にたくさんいると思われますが、われわれの予算はけっしてその全員を採用できるほど多くはありません。しかも今回は、最初にスタートしたいくつかの教育プログラムの継続期間中であり、あらたに採用できる人数は、残念ながら、きわめて少数です。2010年度よりは、最初にスタートしたプログラムに替わってあらたなプログラムがはじまりますので、必然的に人員の入れ替えが起こると予想されますが、今回はそうではありません。多くの方々の希望に応えられないことを思うと苦しいのですが、予算の制限がある以上、どうしようもありません。応募者にはそのことをご理解いただきたいと思います。
３）なお、UTCPでは、これまでにも、PD／RAではない方も、共同研究員として、われわれの活動に積極的にかかわっていただいています。この「開け」は今後も継続する予定です。
４）最後に、この募集もすべて来年度予算が今年度並に執行されるという前提の上でのことであることをご承知ください。
（拠点リーダー・小林康夫・記）