時の彩り(つれづれ、草) 041
2008.07.30
小林康夫
☆ 夏休み
まだ明日31日はポストン先生の最後のレクチャーが残ってはいるが、それが終われば、UTCPも夏休みということにしたい。
8月は23日にRAの中澤さんたちの短期教育プログラム「エンハンスメントの哲学と倫理」のシンポジウムが予定されているが、それ以外にはUTCP主催のイベントはない。昨年の10月1日より10ヶ月ほとんど全力疾走してきた感のあるわれわれも、一方では酷使した体を少し労わりつつ、同時に、知的努力を内向させて、この間に得たさまざまな刺激を深化させ自分の「哲学」を生み出さなければならない。
しかしUTCPのこのサイトは、毎日平均400件以上のアクセスがコンスタントにある状態が続いており、休止するのはもったいない。夏休みだからこそできること、というわけで若い研究員の方々にそれぞれ自分の現在の研究をブログで報告してもらうようにお願いしてある。わたし自身も、定期的に読んでくださっている何人かのありがたい読者のためにも、夏の随想をお送りする予定。
わたし個人としては、2月に招聘したナイシュッタットさんからの要請で、9月末に西山さん、中島さんとアルゼンチンの学会へ出かけることになっていて、それが秋のUTCP的活動の再開第1弾ということになる。アルゼンチンでは、英語と仏語の2本の発表を約束してしまっており、その原稿を書くことが夏のひとつの山場。果たしてどうなるか?
みなさまも、どうぞ元気でよい夏をお過ごしくださいますように。