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時の彩り(つれづれ、草) 028

2008.04.04 小林康夫

☆ 新学年スタート(櫻も散って・・・)

みなさま、おひさしぶり。先月24日以来、UTCPブログも小休止。ブログもまたリズムの仕事で、リズムがいったん途切れると書くことが難しくなる。わたし自身もハワイ・ニューヨークと「巡業」していて、当初は現地から書いておくるつもりだったが、なかなかその気にならず、期待してくださっていた何人かの方には、ごめんなさい。旅の様子は近く、このブログでも少しは報告することがあると思う。

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UTCPは今日、教育プログラムRAの募集説明会、第1回のスタッフ・ミーティングと続いて、年度のスタート。昨年度の活動を受けて、さらに充実した発展を期したい。

しかし、それにしても3月は「激しさ」もいささか度が過ぎていた。2月後半からたくさんの海外からの研究者をお迎えして、その知的興奮もおさまらないうちに、準備不足のまま、ほとんど息も絶え絶えに海外へ。夜を割いてとぶ飛行機のなかでぐったりと横たわっていると、いったいわたしはなにをしようとしているのか、という根源的な疑問がうかばないわけでもないが、それでもたとえばホノルルに着いて、わざわざ出迎えてくださったグラハム・パークス先生の笑顔を見ると、はじめてお会いするのに、なんだか旧友のようになつかしく、嬉しくなる。あるいは、そこからさらにニューヨークにまで飛んで、今度は、かれ自身も前夜、北京からの帰りだという、これはUTCP全体の友人であるチャン・シュードン先生に「やあ、よく来てくれた」と言われると、さあ、今度は何が起こるかな、と疲れも吹き飛ぶ、そんな具合。いずれにせよ、パーソナルな研究者同士のほんとうに実質のあるネットワークだけが、人文科学の未来を切り開く――この確信だけが、UTCPの希望の根拠。本年度もそれをできる限り発展させ、追求したい。どうぞ変わりのないご支援を。

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