【報告】L2プロジェクト第8回研究会「フェミニスト現象学と障害」
2012年10月15日(月)、上廣共生哲学寄付研究部門L2「共生のための障害の哲学」プロジェクトの第8回研究会「フェミニスト現象学と障害」が開催された。齋藤瞳氏(日本大学 通信教育部 非常勤講師)、筒井晴香氏(立教大学/日本学術振興会 特別研究員 PD)、宮原優氏(いわき明星大学 非常勤講師)を講演者として迎えた。 続きを読む |
2012年10月15日(月)、上廣共生哲学寄付研究部門L2「共生のための障害の哲学」プロジェクトの第8回研究会「フェミニスト現象学と障害」が開催された。齋藤瞳氏(日本大学 通信教育部 非常勤講師)、筒井晴香氏(立教大学/日本学術振興会 特別研究員 PD)、宮原優氏(いわき明星大学 非常勤講師)を講演者として迎えた。 続きを読む |
2012年9月6日(木)、上廣共生哲学寄付研究部門L2「共生のための障害の哲学」プロジェクトの第4回研究会「グレーゾーンの子供/大人たち:発達障害とひきこもり」が開催された。講演者に大塚類氏(青山学院大学教育人間科学部准教授)と堀口佐知子氏(テンプル大学日本校准教授)を迎え、それぞれの講演者の発表の後、本プロジェクトのコーディネーターである石原孝二が「DSM-5ドラフトの自閉症スペクトラム概念について」と題したコメントを述べた。 続きを読む |
2012年月7月24日(火)、上廣共生哲学寄付研究部門L2「共生のための障害の哲学」プロジェクトの第3回研究会が開催された。発表者の飯島和樹氏は、言語の神経科学を専攻しており、前半では、脳における統語処理がいかに行われているのかについて概説した。飯島氏が注目するのは、ヒトは部品を組み合わせて言語をつくっていくという特徴であり、言語に特化してみた場合、ヒトの言語獲得においては、どのような言語であろうとも、生物学的な類似性を備えているという点である。その際、飯島氏は、言語の神経基盤の古典的なモデルの研究が障害研究とともに進んだことについて述べ、MRIやMEGを使って脳機能イメージングを行うことで言語がどのように生み出されるのかについて明らかにしようとする自身の研究について紹介した。 続きを読む |
2012年7月10日、上廣共生哲学寄付研究部門L2「共生のための障害の哲学」プロジェクトの第2回研究会が開催された。発表者の岩川ありさ氏は大江健三郎の小説『臈たしアナベルリイ総毛立ちつ身まかりつ』の中に描かれている主人公サクラのトラウマに関する考察から始めた。この小説では、サクラが幼い頃の性暴力によって受けた精神的外傷とどのように向き合っているのかが描かれている。岩川氏が注目したのは、擬声語や擬態語によって表現されたサクラの「叫び声」だった。そして、その「叫び声」はトラウマを表現する。岩川氏の専門は日本文学、トラウマ研究、クィア批評であるが、この発表はその三つの研究分野が融合し、障害とその当事者研究の分野への新たな方向性を見せた。 続きを読む |
2012年6月26日、上廣共生哲学寄付研究部門L2「共生のための障害の哲学」プロジェクトの第1回研究会が開催された。発表者の稲原美苗氏は、オーストラリアでの大学時代、担当教員から、「どうして障害について研究をしたくないのか」と問われる経験をしたという。障害について研究することに反発する自分自身の経験をもとにして、稲原氏は、「では、障害とは何か」と考えはじめる。そして、今回の発表タイトルでもあり、稲原氏の博士論文のテーマともなった「障害とアブジェクシオン」という独自の考察へとたどり着く。 続きを読む |
2012年6月16日、東京大学大学院総合文化研究科・教養学部附属共生のための国際哲学研究センター(UTCP)上廣共生哲学寄付研究部門のオープニング・シンポジウムが開催された。 続きを読む |
2012年3月9日に、コペンハーゲン大学主観性研究センターにおいて、主観性研究センターとUTCPの合同ワークショップ “Mind, Consciousness and Body”を開催した。 続きを読む |
中期教育プログラム「科学技術と社会」のメンバー、石原孝二さん(事業推進担当者)、宮原克典さん(共同研究員、日本学術振興会特別研究員)、池田喬さん(PD研究員)、朴嵩哲さん(共同研究員、日本学術振興会特別研究員)が翻訳したショーン・ギャラガー/ダン・ザハヴィ著『現象学的な心ー心の哲学と認知科学入門』が勁草書房より刊行されました。 続きを読む |
2011年9月3日、東京大学駒場キャンパス18号館ホールで、ワークショップ「精神疾患研究の科学論――生物学的アプローチの検討」が開催された。 |
2011年6月20日、東京学芸大学・国際教育センター教授の松井智子さんと日本学術振興会PD・茨城大学の菊池由葵子さんをゲストに招き、「ワークショップ『心の理論』—実証的研究と哲学的検討」を開催した。 続きを読む |
2011年2月前半に、UTCP「科学技術と社会」プログラムに関わるメンバーおよびその他の希望者が北海道を訪れ、各所で、講演、討論会、見学、ワークショップなどを集中的に行った。以下では、三つの催しについて報告する(2月6日と7日については池田が、2月9日については朴が報告する)。 続きを読む |
2010年10月9日、村上靖彦氏(大阪大学)の連続講演会「行為の生成・治癒の論理——現実触発への二つの応答」が東京大学駒場キャンパスにて開催されました。 続きを読む |
In the 16th TCCP Colloquium Kohji Ishihara discussed social implications of research in developmental disorders. 続きを読む |
2009年11月27日、東京大学大学院総合文化研究科生命環境科学系博士課程の青木隆太さんをゲストに、第5回こまば脳カフェ 「感情がこころを彩る―認知・感情・倫理の脳科学」を開催しました。 続きを読む |
2009年11月10日(火曜日)17時、駒場キャンパス18号館コラボレーションルーム3には予想以上に多くの若い参加者が集まり、「サステナビリティー」とその共通の「メトリックス」を考えるワークショップが始まった。 続きを読む |
2009年9月24日から26日まで"Brain Matters: New Directions in Neuroethics"と題した国際会議がカナダのハリファックスで開催され、UTCPから事業推進担当者の石原孝二および研究員の小口峰樹と西堤優が参加した。 続きを読む |
UTCP Bookletシリーズの第8冊目、『エンハンスメント・社会・人間性』が出版されました。 ご希望の方には、UTCPの事務室に来ていただければ、1人につき1部お渡しすることができます。部数は限られていますので、ご了承ください。 続きを読む |
12月2日、事業推進担当者の木村忠正氏による講演「集合知、あるいは、新自由主義の文化的論理~Wikipediaにみる社会知の変容とネットワーク社会としての日本社会~」が開催された。本講演会はUTCPの第一部門「技術・情報・脳」内での協働体制を整備し、今後の研究活動における相互の連携を促進するという趣旨のもとで開催されたものである。 続きを読む |
2008年9月27日、信原幸弘・原塑編『脳神経倫理学の展望』の合評会が開催された。脳科学がもたらす倫理的な諸問題や私たちの人間観への深刻な影響について、討論が繰り広げられた。 続きを読む |
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